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必ずコメントに参ります by iina

恐い漢字

2013年01月25日 | ことば遊び
『道』という漢字には「首」が含まれ、 『取(る)』には「耳」が含まれている。
その意外な理由は、次のような古代の恐い風習に関係があったという。
 

 
 ・古代中国では、領地を塀で取り囲み、そこから外へ抜ける道に敵の首を埋めて、攻め込まれないように「まじない」をしたとする説。
 ・敵から討ち取った生首を提灯のようにぶら下げ、「まじない」代わりにして外に通じる道を進んだとする説。
 いずれの説も討ち取った敵方の生首を、まじない代わりに使ったことが『道』の漢字の成り立ちに含まれている。

  
 ・古代中国では、討ち取った敵の左耳を切りその戦功を数えたことから、取の字ができた。

 
 民は、両目をつかれ見えなくなってしまった奴隷の様を表す。
 戦争に負け奴隷となって仕えた人々が、逃げられないように両目をつぶされていたことが起源といわれる。
 つまり、多くの民衆がこういう状態で王に仕えていたことから「民」という字ができた。

 現在「民主主義」といって上下の関係なく平和に暮らせるようになったが、古代の民衆はそうはいかなかったようだ。


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4 コメント

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銀座九丁目水の上 ♪ 神戸一郎 (あQ)
2013-01-25 02:57:44
i i n a 様の「 首 」の話を拝見して、日本人が「 首狩り族 」だったことを思い出しました。

昔の中国では、おっしゃる通り左耳を取って戦功としていたそうですね。
日本では戦国時代まで、敵の首を落として腰にぶら下げていたそうです。
柴田勝家は、大きな木の枝を切って腰に縛り付け、それに落とした首を沢山ぶら下げて戦場を引きずって歩いていたとか。

織田信長は、魔王と呼ばれるほどの鬼人だったようですが、いち早く戦に鉄砲を取り入れるほど進歩的な考えの人でした。
柴田勝家のこの姿を見て、著しく合理性に掛けていると判断して、戦闘に判定役を置き、首を取るのを禁止したそうです。
これにより戦の仕方が大きく変わることとなりました。

当の信長は裏切った、にっくき浅井長政親子の髑髏を金箔で飾り、戦勝の酒盛りの盃としたそうですので、なんともはやです。
武家社会が終わる江戸時代末期まで、日本人の敵の首を取る習慣自体は無くなりませんでした。
明治政府が仇討ちを禁じ、首を取ることを厳しく禁じてからは、むかし日本人が首狩り族であったことはスッカリ忘れ去られました。
漢字に、その名残が有るのも面白いことですね。


24日、i i n a 様ご推薦の、映画「 レ・ミゼラブル 」158分を観て参りました。
観たかった「 フランケンウィニー 」は残念ながら、めぼしい劇場では既に終わっておりました。

シネマコンプレクスは嫌いなので、今回も日劇11階でしたが、客の入りは4割程度で老人が大半。
観客のほとんどが、真ん中に固まり、私のように一番後ろの端っこに座る人は居らず快適でした。
でも、今回も老人の自由人が多く指定席ながら上映開始後に席の移動が頻繁で、一段落するまで落ち着いて鑑賞出来ませんでした。

上映終了後、久し振りに拍手が起こり、感激いたしました。
映画の感想は差し控えますが、監督や演出家の切り口により、物語のイメージがかなり変わって来ますね。
付け加えると、なにぶんにも長い作品なので、時計を見る回数の多い作品でした。(笑)

i i n a 様のおかげで、今月二回も映画に行くことが出来、有り難うございました。
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漢字 (らいちゃん)
2013-01-25 07:18:45
古代のむごい習慣・実態が漢字の成り立ちになっているとは・・・。
しかし、漢字を分解すれば、確かに一つ一つ意味のあるの文字が集まってできているのだから、その謂れがあるのも頷けますね。

写真を拝見すると、江ノ島辺りでは魚がたくさん釣れそうですね。
返信する
怖い感じです (「のべR山会」のK)
2013-01-25 19:00:22
昔読んだ本の中で
かって日本から外国に売られていく娘さんたちは、あらかじめ両目をつぶされたと言う
その理由は、相手する男性の選り好みが出来ない様に(人相風体によって)、
サービスの質が変わらない様にするため
人身売買や「カラユキ(唐行)さんが実際に有った事を思えば・・・・余りにもかわいそうな人生です。
今、こうして「民」の字の事を伺うと
両者のお話が現実味を帯び、貧しく生まれたがゆえに
どれほど多くの人が悲しい運命の元で苦しんだことでしょう。
「上を見ればきりがないけど、下を見ればまた・・・」~よく言われましたが、
其のとおりですね。
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コメントに いろいろと・・・ (iina)
2013-01-26 09:19:31
(あQ)さん へ
「首狩り族」であったとは、日本はそんなに野蛮人ではないと否定したいです。しかし、武士は首実検をする必要
からか首を持ち歩きますから、首狩族というのも当たってもいそうです。
アフリカのある国では「愛する」というのを「あなたを食べてしまいたい」と表現するらしいです。

iinaは、ことしは未だ旅していません。
コメントは前日の記事について翌日に返信してますから、深夜0時に速攻でコメントされる(あQ)さんにはワンテンポ
遅れて反応するようにうつるのかも知れません。ご理解ください。

日劇で「レ・ミゼラブル」を鑑賞でしたか。日劇からは随分遠ざかっています。 
しかし、何度も腕時計を観るなんて、あわただしい映画鑑賞ですね。映画は、落ち着いてごらんください。




(らいちゃん) へ
富士山頂に観測所があった時代は、冬場だけ天気予報に山頂の気温を表示してましたから、地元の天気と
更なる上空の環境を知って寒暖の見極めをしてました。服装の参考になったものです。
いまは、日本列島近隣の寒波と偏西風の流れまで予想するので、より便利な時代になりました。
・・・最近はよくはずれますが・・・

きょうは、
日本海側が荒れると天気予報されていますが、太平洋側は雲ひとつない快晴です。ただ風が冷たいです。

江の島から地取りの魚が出回ります。とくにシラスが有名で、生シラスが店頭に並ぶとお酒の肴につかい最適です。




(「のべR山会」のK)さん へ
今週のBS放送の「空から日本を見てみよう」は別府でした。もちろん隣り合わせの「血の池地獄」「竜巻地獄」
も紹介されました。
上空から見る地獄めぐりも知っている所だけに興味深かったです。ミョウバン温泉の高速道辺りで湯の花を
作っている小屋も紹介されましたが、江戸時代から続いていると案内しました。
父が明礬温泉が好きで、よく長期滞在してました。そのため7年前にふたりで一度使いましたが流石な別府七湯
でも別格な温泉でした。

田中絹代主演の『サンダカン八番娼館』で、はじめて唐行きさんを知りました。 連れて行かれるのに、両目を
つぶされたとは残酷な話です。 まさに人間のなす地獄絵です。
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