「風」の文字の中に、なぜ「虫」がいるのか
現在 の「風」は「 凡 (はん) 」と「虫」を合わせた文字。
「風」の古代文字を見ると、「虫」ではなくて「鳥」の形。現在の字形でいえば「 鳳凰 」の「鳳」という文字に相当する。
古代中国人は「風」は「鳥」の 飛翔で起きると考えていた。
神聖な鳥の印として 冠飾 りがついている。でも次第に天上には「 竜 」が住むと思うようになり、「竜」が風を起こすと考えるようになった。そんなわけで「鳥」が「虫」に 変更された。
この「虫」は「むし」の意味ではなく「竜」をふくめた 爬虫類 のこと。「むし」の意味の字は「 蟲 」と書き、今は「虫」を「むし」の意味に使っている。
古代中国では「風」は神聖な「鳥」や「竜」が起こす「風神」だった。
「風神」は各地に飛んでいき、いろいろなことを教えた。「風教」とは「人を 善 き方向へ教え 導 く」意味の言葉。
そこからできた文字が「 諷 (ふう) 」。意味は「ほのめかす、おしえる」。「そらんじる」の意味もある。
「風」の古代文字もよく見ると、「鳥」のくちばしの前に「凡」の形がある。この「凡」は物をのせる皿である「 盤 (ばん)」の形。
「風」の字の音を表す 符号 として「凡」が加えられている。
この「凡」に、 舟 を走らせるために「風」を受ける 布 の「 巾 」をつけた字が「 帆 (はん) 」。「ほかけ 舟(ぶね) 、ほ」の意味。
さらに「 汎 (はん) 」は「風を受けてはやく流れる」ことの文字で、その意味は「うく、ただよう、ひろい」。
271 <意の成り立ち <<漢字の成り立ち
現在 の「風」は「 凡 (はん) 」と「虫」を合わせた文字。
「風」の古代文字を見ると、「虫」ではなくて「鳥」の形。現在の字形でいえば「 鳳凰 」の「鳳」という文字に相当する。
古代中国人は「風」は「鳥」の 飛翔で起きると考えていた。
神聖な鳥の印として 冠飾 りがついている。でも次第に天上には「 竜 」が住むと思うようになり、「竜」が風を起こすと考えるようになった。そんなわけで「鳥」が「虫」に 変更された。
この「虫」は「むし」の意味ではなく「竜」をふくめた 爬虫類 のこと。「むし」の意味の字は「 蟲 」と書き、今は「虫」を「むし」の意味に使っている。
古代中国では「風」は神聖な「鳥」や「竜」が起こす「風神」だった。
「風神」は各地に飛んでいき、いろいろなことを教えた。「風教」とは「人を 善 き方向へ教え 導 く」意味の言葉。
そこからできた文字が「 諷 (ふう) 」。意味は「ほのめかす、おしえる」。「そらんじる」の意味もある。
「風」の古代文字もよく見ると、「鳥」のくちばしの前に「凡」の形がある。この「凡」は物をのせる皿である「 盤 (ばん)」の形。
「風」の字の音を表す 符号 として「凡」が加えられている。
この「凡」に、 舟 を走らせるために「風」を受ける 布 の「 巾 」をつけた字が「 帆 (はん) 」。「ほかけ 舟(ぶね) 、ほ」の意味。
さらに「 汎 (はん) 」は「風を受けてはやく流れる」ことの文字で、その意味は「うく、ただよう、ひろい」。
271 <意の成り立ち <<漢字の成り立ち
突然の死なので、タイトル「1寸先は闇」ではなく、「突然」くらいがよろしいかと思いました。
例によって、 (mieko3938)さんの名とブログアドレスを残すには、
※名前とURLを記憶する□ に✅すると記憶してくれます。
https://blog.goo.ne.jp/mieko3938/e/5199b192c2d74449ac444fd91246fa71