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景気の行方

2007年11月29日 | 雑感
きのうは久しぶりの講演会に出かけた。財部誠一氏のタイトルは「人を動かし組織を動かす経営者の人間力」。テレビで著名だが、「たからべ」と読むのだとか・・・。

いざなぎ景気を上回る期間の景気回復がみられる。しかし、マスコミや経済紙もいざなぎは10%の成長率に比べると2%程度と低く質が違うと悲観的だ。国民も楽観論より悲観論を好むのでマスメディアはその論調を垂れ流す。
しかし、GDP500兆円規模の大国になった2%と、いざなぎ時代の100兆円規模の10%は金額では同等程度なのだ。間違いなく好景気はつづいている。500兆円規模とは欧州の大国3国に匹敵する。
格差社会になったというが、経済の実態とは何の関係もないので、それはそれで別に改善すべき問題なのだと捉えるべきだ。

アメリカの低所得者層への住宅融資サブプライムショツクで、円高、ドル安は自由経済で起こっているのではなく、国家レベルのドル安誘導だと気づくべきだ。
日本のバブル崩壊時の処理とまったく同じだ。
負債をバランスシートから外すには、買い取ってもらうしかなかったように、買い易くするためにドル安誘導している。




講演会は、お台場なので景色も撮ったので、またの折に公開します。



「経営者の人間力」は、情報化社会だが、インフォメーションとインテリジェンスを同質に捉えてはならない。単に情報のみを多く集めても価値はない。集めた情報を活かしてインテリジェンスに高めてこそ価値がある。
ことの本質を探る。負けているならその理由と同業他社の勝ち続ける理由を見つける。
松下の新社長は、苦情の中にこそ顧客にニーズがあると感じ、そこから新商品を開発したヒット商品がある。

例えば、コストの低い中国へ拠点を移転するという時代に、トヨタやホンダは求められたとはいえアメリカに生産拠点をシフトした。一方、日産は資金投入を避けて国内を充実させようとした。ところが国内は販売が下降した。
日産に来たゴーン氏は、最初にデータからそれを読み解き手当てした。

都銀のMFのM社長が支店長初場所に、会社本部の指令することに疑いも持つべきと感じた。それは、顧客には益をもたらさずに、社内の評価はよくなってもキャンペーン後に苦情がくる。顧客の必要とするサービスに眼を向けるべきだ。

人を動かすには、大義名分が不可欠だ。
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