もののはじめblog

コメント歓迎 ! 
必ずコメントに参ります by iina

バンクシー

2022年02月15日 | 笑撃画像
「女房と畳は新しいほど良い」というけれど、古くて価値が見いだされる骨董品もある。
 一方で、わざと傷つけた絵画が高く評価されるということが起こり得る実例を知った。

バンクシーの「愛はごみ箱の中に」の元々の作品名は「Girl with the Balloon(風船と少女)」だった。
2018年10月、オークションで事前の予想の3倍に当たる104万2000ポンド(約1億5500万円)で落札された。

オークションで落札された瞬間、自動的にシュレッダーが起動してズタズタに裁断されてしまった。オークションは無効になるのか❔
バンクシーは自身のInstagramに「破壊の衝動は、創造的でもある」というピカソの言葉と共に、会場で裁断される動画を投稿。
「オークションで競売にかけられることに備えて、作品の中に数年前、シュレッダーを潜ませていた」と明かした。


しかし、皮肉なことに「風船と少女」は、シュレッダーで裁断されたことで逆に価値が上がる可能性があると噂されていた。

3年後の2021年10月、この裁断された絵画が「Love is in the Bin(愛はごみ箱の中に)」と題されて再びオークションにかけられ、バンクシー作品としては最高額の1850万ポンド(約28億8千万円)で落札された。

裁断されかけの傷ついた絵画が落札時の17倍超の高値で取り引きされるなんて、摩訶不思議な成り行きだ。
パフォーマンスが受けて評価が高くなるなんて、芸術品とは何なのだろうと考えさせられた・・・❔

バンクシーは、イギリスを拠点として活動する匿名アーティスト。世界各地の壁や道路、時には地下鉄の車内にまでも、社会問題をテーマにした風刺的な作品を神出鬼没に残している。型版を使った「ステンシルアート」と呼ばれるグラフティは高く評価され、その作品群の中でも「風船と少女」は有名で、イギリス人が選ぶ好きなアートの1位に選ばれたこともある作品。

  【 絵画の値段 】
  【 デジタルアート 】


 

コメント (10)    この記事についてブログを書く
« アルパの調べ | トップ | はこね金太郎ライン »

10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
(Neko★~) さん へ (iina)
2022-10-05 08:53:48
バンクシーは、おもしろい画家ですね。

「愛はごみ箱の中に」と題された絵画が、オークション落札直後に裁断されて話題になりました。
傷つけられた絵画は値が下がるどころか、落札時よりも高値で取り引きされてしまいました。
絵の評価とは別の話題性が、価値を上げたのです。

また、無名のアーチストを著名人が売り込むと高値で取り引きされました。

美術品の値段は、
「美的な価値」×「稀少性」×「需要と供給のバランス」の3つが基本だというのです。摩訶不思議な世界です。
https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/39e64271ebf71044e4e9ded05c9f9b64


> 東京に現れたバンクシーらしきねずみ?って ・・・ 本物らしい?で終わったのでしたか?
調べてみました。次のとおり、本物かどうかバンクシーとペストコントロール両方に問い合わせている段階だそうです❔
https://theartofbanksy.jp/banksy-tokyo-rat/

   (Neko★~)さんのブログアドレスをコメント上に置きました。
返信する
(ウォーク更家) さん へ (iina)
2022-02-18 09:24:47
> 道に迷ったと判断したのは、実は早とちりで、ホントは正しい道を歩いていました。
                  **
              無事に「とちの木」に着いてなによりでした。まさか「とち」を掛けてましたか ❔
アップダウンを繰り返しての歩きに、一緒に連れ立っている気分でした。


> 社会問題をテーマにした鋭い風刺的な作品のバンクシーの絵は、その切れ味が好きです。
壁や道路、地下鉄の車内に、社会問題をテーマにした風刺的な作品が、現代人に好まれているのですね。
億を越す評価価格に、アタマの中が パンクシ そーです。

  (ウォーク更家)さんのブログアドレスをコメント上に置きました。
返信する
(よたろう) さん へ (iina)
2022-02-18 09:03:13
バンクシーの絵に、億を越すお金を出すとは、臆してしまいます。
         オク           オク
実際に取引されて楽しんでいるのですから、それはそれで成り立つ世界なのでしょう・・・。

返信する
鋭い風刺 (ウォーク更家)
2022-02-17 19:33:25
私は、社会問題をテーマにした鋭い風刺的な作品のバンクシーの絵は、その切れ味が好きです。

でも、シュレッダーで裁断されたことで逆に価値が上がるというのは、時代のあだ花的な気がしてまともではないと思います。
返信する
Unknown (よたろう)
2022-02-17 17:28:01
「風船と少女」は、かわいいです。☺

この絵に億を越すお金を出す人がいるのですね。🙀
返信する
(こに) さん へ (iina)
2022-02-16 09:48:03
> 絵の部分だけを切り取って観るのではなくその絵がどこに描かれたのか、周囲に何があったのかを知る必要があります
バンクシーを落札直後にシュレッダー裁断されたニュースを見て知りました。
その傷つけられた絵画が、さらに売り出されて高く取引されました。

 よくわからない世界です。

  (こに)さんのブログアドレスをコメント上に置きました。
返信する
(らいちゃん) へ (iina)
2022-02-16 09:39:28
  雪が溶けて川になって 流れてゆきます
  つくしの子がはずかしげに 顔を出します
  もうすぐ春ですね ちょっと気取ってみませんか

キャンディーズの『春一番』の歌詞でした。

その『春一番』が、不幸な遭難事故から世間に認知されたとは、おもしろい成り行きでした。

画家自身が裁断した絵画が、そのパフォーマンス故に高く取引されるなんて( ^ω^)・・・
「風船と少女」を買おうと思わないし、だいいち大枚を払うお金も持ち合わせていません。金持ちの道楽ですネ。

返信する
バンクシー (らいちゃん)
2022-02-15 17:47:44
バンクシーの「風船と少女」はよく見ますが、裁断されかけたのですか?
しかも、裁断された絵画が「愛はごみ箱の中に」と題されて再度オークションにかけられると17倍も跳ね上がって28億8千万円。
芸術的価値の分からない小生には、ただただ驚くばかりです。

>キャンディーズの『春一番』の歌詞です。
この歌のような、穏やかな春一番がきてくれたらいいですね。
返信する
(cyaz) さん へ (iina)
2022-02-15 09:56:07
節分草というお花があったのですね。
鬼の姿をしているかと思いましたが、ふつうのお花でした。^^
                 節分のころに花が咲くので、この名なのですね。( ..)φメモメモ


よほど沢山の美術品を観賞して、目を肥やさないと、その価値を理解しがたいです。
人は、評価されている美術品という色眼鏡で観賞している気もします。

美術品に値が付いた時点から投機品になります。

返信する
展覧会に~ (cyaz)
2022-02-15 09:15:20
iinaさん、こんにちは^^

不可思議ですが、メッセージが強く、全世界的に注目されているアーティストですね!
バンクシー展、横浜と品川で観ましたが、
時勢を捉え、鋭く批評しているかのような彼の絵だと感じました。
「風船と少女」の赤い風船のピンズを買って、今はニット帽に付けてますよ(笑)
返信する

コメントを投稿

笑撃画像」カテゴリの最新記事