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自転車誕生秘話

2020年05月23日 | 雑感
車輪が考案されたのは紀元前1500年頃のメソポタミア文明だといわれている。
人間は一輪車や左右に並べた二輪車、四輪車などを古い時代から考え出していたが、車輪を前後に並べた二輪車の乗物の発明に3500年以上かかった。

【 自転車の歴史はわずか200年❔ 】
1813年、ドイツのカール・フォン・ドライス男爵が木製のハンドルを取り付け、走りながら曲げられる足蹴り式の二輪車を発明した。
タイトル写真のような、いま流行りのペダルなし自転車と思うと分かりやすい。
現在では、これが自転車の発明とされている。


【 自転車のルーツは木馬❔ 】
子供が背に乗って揺り動かすための木馬は、木製の玩具としては歴史的に最も古いと考えられ、その源流は紀元前5世紀までさかのぼることができる。
この頃のギリシャの政治家・軍人アルシバイアデス(紀元前450年 - 404年)が、またがって遊ぶための木馬をわが子に与えていた。同時期の古代エジプト・オキシリンコス遺跡からも木製の馬が発掘されている。これが自転車の原点と言われている。


同じ木馬でも、棒の先に馬の頭をつけた棒馬(ホビー・ホース)も古くからあって、ギリシャの哲学者ソクラテス(紀元前469年頃 -399年)の家にもあったという。


【 足蹴り方式からペダル方式へ 】

1839年スコットランドで鍛冶屋カークパトリック・マクミランが、鍛冶の技術を活かして鉄製の自転車を発明した。蒸気機関車と同じ梃(てこ)の原理の駆動回転を利用したペダルを踏み込んで進む方式を採用したため、足蹴り方式と比較し走行スピードは大幅に上昇した。ペダルを1回転すると前車輪が1回転。
この後、フランスで子供が乗る三輪車と同じ駆動方式を発明し量産化に成功し、普及する。

【 近代自転車の確立 】

1879年にイギリスのローソンが前ギアと後ギアをチェーンで結ぶ駆動方式を発明。この方式を利用して1885年にジョン・ケンブ・スタンレーが“ローバー型自転車”を発売し、これが現在の自転車の原型となった。

【 空気入りタイヤの出現 】
1888年、アイルランドのジョン・ボイド・ダンロップが空気入りタイヤを発明。これによって自転車の乗り心地とスピード化が格段に向上し、自転車は急速に進歩した。ダンロップは獣医だったので、牛を治療した際に腸にガスが充満している様子からヒントを得たという。
なお、ダンロップ・タイヤ(Dunlop Tyresゴム・タイヤメーカー)の名の由来は彼からきている。
何しろ、それまでの自転車は、乗り心地の悪さからイギリスでは「ボーンシェイカー(骨揺り)」と呼んでいた。

自転車の歴史を一言でいうと、「自転車はドイツで誕生し、フランスで改良育成され、イギリスが世界中に普及させた」といえるらしい。

  
  

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