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直近に「勝海舟」を扱ったので、こんかいは「勝」の成り立ちを解説します。
「勧」の旧字「勸」の左側の偏は「鸛(かん)」のことで、つまりコウノトリのこと。
コウノトリの前に「鋤」を置き(そのため旁に「力」)、その年の豊作か凶作を鳥で占った。こうして神の意思をきいて農作業をすすめるので「すすめる」に、神意に従ってやるので「つとめる」意味になった。
「劣(れつ)」の「少」は農作物の収穫が少ないこと。「劣(おと)る」とは、文字とおり農耕の耕作力が「おとる」意味だった。
「朕」を「よう」と読む。
偏の「月」は「舟(ふね)」の変形で盤のこと。右側の旁は両手でものを捧げ持つ字形。つまり「朕」は盤の中に何かを入れて両手で捧げ、それを贈ること。
さて「朕」は辞書に「ちん」の音で出ていることが多い。この字を天子の自称の言葉として使ったのは秦の始皇帝に始まる。
この「朕」に「力」を加えた字が「勝(しょう)」。
これは農事を始める際に盤中に神への捧げ物を入れて、「力(鋤)」に加えて祭り、農事の吉か凶かを占った文字。そして神からよい結果の「吉」を得るのを「勝」と言った。
今回は、農具の鋤(すき)を表す「力」の関連字の最後でした。
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8日後にはオリンピックが始まります。
コロナに勝って、オリンピックでも日本の選手が勝って、たくさんのメダルを取ってほしいですね。
日本には八百万(やおよろず)の神々がおられますから、心強いです。
しかし、荒ぶる神が騒ぐと、今回のコロナのように制御できません
きのうの二刀流の大谷翔平が投打に恰好よさを披露しました。^^
日本人が活躍すると、誇らしいです。
来週から開催されるオリンピックでも日本選手が活躍して、沢山のメダルを取って欲しいです。