曲芸は、その凄さを見てわかる。
その芸をいつも練習して維持しているから、本番でミスることなく客を驚かすことができるとは、頭の隅で理解している。
話芸の落語や漫才もそうなのであろう。
高座に上るための努力とは、いったいどの程度のものであろうか。
某落語家の屋号をもつカメラマンがいる。浅草勤務の慰めに行事を見逃さぬよう、ほぼ毎日閲覧させて頂いた。
その方の日記に、日々のできごとがつづられ、同時に雷門の写真が雨の日も風の日も嵐の日も雪の日も毎日アップされる。もちろん、そこで交わされた話題も記されたりする。
iinaなら、一度撮れば充分だ。同じ場所を撮るなら、アングルを変える。あるいは、定点を決めるなら東京スカイツリーの成長記録なら変化をたのしめる。
しかし、まいにち毎日おなじことを繰り返し繰り返すことで、何かの発露を見出すのであろうと、あるときに気づかされた。
ただ、日々には気づかない。今日と昨日では、違いは分からない。
撮る時間帯はほぼ同じであり、季節によって暗かったり明るかったりする。松飾りされていたり、三社祭の神輿がいたりする。そうして1年後、5年後の写真を見比べると、違っている何かを目で確認できるであろう。
高座でも、客に受けなくても同じことを繰り返すことで、磨きがかかりつまらない仕草や喋りのパターンがいずれ身につき、えもいわれぬ味がかもし出されるのだろう。
ギタレレ漫談の「ぴろき」は、どこか惚けていてクスリと笑いを誘う。ところが或る日、客席の笑いが爆発したのに遭遇した。自信なげにホントに受けたのかと客に聞く始末。丁髷の様な頭に、丸眼鏡・蝶ネクタイ・幅広のズボンの出で立ちで『明るく陽気にいきましょう』がキメ台詞。
柳家小三治は、この五月上席でネタを同じにしているといった。
10日間を同じネタでまったく同じに演じるのは詰まらないとまでいう。何かの違いを掴みたいという風なことを語った。名人の言葉だけに、その何かについては感じるしか術はないが、日々の研鑽はつづいているようだ。
5月7日368m
1月24日281m
その芸をいつも練習して維持しているから、本番でミスることなく客を驚かすことができるとは、頭の隅で理解している。
話芸の落語や漫才もそうなのであろう。
高座に上るための努力とは、いったいどの程度のものであろうか。
某落語家の屋号をもつカメラマンがいる。浅草勤務の慰めに行事を見逃さぬよう、ほぼ毎日閲覧させて頂いた。
その方の日記に、日々のできごとがつづられ、同時に雷門の写真が雨の日も風の日も嵐の日も雪の日も毎日アップされる。もちろん、そこで交わされた話題も記されたりする。
iinaなら、一度撮れば充分だ。同じ場所を撮るなら、アングルを変える。あるいは、定点を決めるなら東京スカイツリーの成長記録なら変化をたのしめる。
しかし、まいにち毎日おなじことを繰り返し繰り返すことで、何かの発露を見出すのであろうと、あるときに気づかされた。
ただ、日々には気づかない。今日と昨日では、違いは分からない。
撮る時間帯はほぼ同じであり、季節によって暗かったり明るかったりする。松飾りされていたり、三社祭の神輿がいたりする。そうして1年後、5年後の写真を見比べると、違っている何かを目で確認できるであろう。
高座でも、客に受けなくても同じことを繰り返すことで、磨きがかかりつまらない仕草や喋りのパターンがいずれ身につき、えもいわれぬ味がかもし出されるのだろう。
ギタレレ漫談の「ぴろき」は、どこか惚けていてクスリと笑いを誘う。ところが或る日、客席の笑いが爆発したのに遭遇した。自信なげにホントに受けたのかと客に聞く始末。丁髷の様な頭に、丸眼鏡・蝶ネクタイ・幅広のズボンの出で立ちで『明るく陽気にいきましょう』がキメ台詞。
柳家小三治は、この五月上席でネタを同じにしているといった。
10日間を同じネタでまったく同じに演じるのは詰まらないとまでいう。何かの違いを掴みたいという風なことを語った。名人の言葉だけに、その何かについては感じるしか術はないが、日々の研鑽はつづいているようだ。
5月7日368m
1月24日281m
気持ちが入らないと、同じネタも無味乾燥のものになるでしょう。
プロがすごいのは、その辺に自分に負けない努力があるのだと思います。
同じことを繰り返し繰り返しやって、自分のものになり、また、新しい肉づけもされていくのですネ。
と言っても、これは簡単に出来ることではないですが、少しでも、その気になって頑張ってみます。
コツコツ積み上げることがやがて力になるものと、ようやくこの頃気づくようになりました。
「継続は力なり」ですね
おくだっちさんの若いころは、隅に置けませんね。それで、澄みにおくだっち。
ドキュメンタリー映画『小三治』 を新聞で知って興味を抱いたのですが、いろいろな
逸話は、ひとを惹きつけるものがあるようです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%B3%E5%AE%B6%E5%B0%8F%E4%B8%89%E6%B2%BB#cite_note-8
(鷲谷芝嵐) さん へ
去年、ミニトマトからたくさんな実がなって食べました。ことしも実るかなぁ。
カメラマンが噺家の弟子なので、芸人の習性をみつけた気がしました。
いま、アルバムの総てをCDに焼き付けていますが、時代とともに撮るアングルが
練られているような気がしています・・・?
(銭無のとっつあん) へ
仕事場の京をくまなく歩きましたが、大谷本廟には、社用車で行き細い道を登った
もののターンするのに往生しました。
重々しい「円通橋」もカメラに収めましたが、なるほど眼鏡橋です。自覚していません
でした。
墓は、都の外側・六道の外に遠慮してたたずんでいたのですね・・・。
たたずまいに惹かれたりします。
(mamataro) さん へ
吾妻橋でのスカイツリーは墨田区役所とアサヒ本社の間にあるのが、少し離れた
だけで区役所の左側になりますね。
iinaポイントは、吾妻橋と言問橋からなので当たり前ながらすこし意外でした。
亀戸天神の藤は終わりかけでしたか。でも棚に垂れて綺麗。
それに、
天神からツリーを撮れてよかった、よかった。