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家から2時間ほどかけて草加まで柳家小三治独演会にでかけた。
独演会は、はじめてだったが、やはり会場をなごます前座があった。務めるのは柳家一門の真打・〆治。
まくらの小三治の出だしは、メモを片手の客に落語は役立つことはないとはじめた。なるほど、生活に役立たせるより小三治の表情を見逃さぬ手控えとしたいファンの気質もわからぬではない。
大入袋をいただいたけど、縁起物なのでいつも百円しか入ってないという。WEBで調べたら、会場の草加市文化会館は1,198席とある。行くのはいつも末広亭とか浅草演芸ホールなので、あの狭い寄席空間が落語を聴くのにふさわしい広さと思っていたが、この会場を満席に集客する力を有する小三治なら違和感をおぼえなかった。
枕がつづく。11月の話題として酉の市を採り上げ、幼いころの自分が育った新宿の花園神社の酉の市に出かけたことを比較し自虐しながら笑いを誘い、さりげなく本題の「一眼国」に導いた。祭りにつきものの見世物小屋の噺。この一席に1時間。
二演目目の枕は、さすがに短め。しかし、大入袋に500円入っていたと笑いをとる。
落語は、余程の通でもなく有名な噺しか演目を知らぬ。寄席をでるとき、「はて今日は何を聴いたのか?」と思うことがたびたびある。しかし、独演会は会場の外に、次のように演目を掲げていた。うれしいことだ。
「一眼国」「厩火事」は、初めて聴いた。
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![](http://www.geocities.jp/ina570//b-mo.gif)
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独演会は、はじめてだったが、やはり会場をなごます前座があった。務めるのは柳家一門の真打・〆治。
まくらの小三治の出だしは、メモを片手の客に落語は役立つことはないとはじめた。なるほど、生活に役立たせるより小三治の表情を見逃さぬ手控えとしたいファンの気質もわからぬではない。
大入袋をいただいたけど、縁起物なのでいつも百円しか入ってないという。WEBで調べたら、会場の草加市文化会館は1,198席とある。行くのはいつも末広亭とか浅草演芸ホールなので、あの狭い寄席空間が落語を聴くのにふさわしい広さと思っていたが、この会場を満席に集客する力を有する小三治なら違和感をおぼえなかった。
枕がつづく。11月の話題として酉の市を採り上げ、幼いころの自分が育った新宿の花園神社の酉の市に出かけたことを比較し自虐しながら笑いを誘い、さりげなく本題の「一眼国」に導いた。祭りにつきものの見世物小屋の噺。この一席に1時間。
二演目目の枕は、さすがに短め。しかし、大入袋に500円入っていたと笑いをとる。
落語は、余程の通でもなく有名な噺しか演目を知らぬ。寄席をでるとき、「はて今日は何を聴いたのか?」と思うことがたびたびある。しかし、独演会は会場の外に、次のように演目を掲げていた。うれしいことだ。
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小さな声でぼそぼそとした枕から始まり、いつの間にか観客を自分の噺へ引き込んでしまう彼の話術。しびれますね。
2時間かけてなんて、凄い~
小三治の独演会のマクラはいいのですが、時に冗長になりすぎるといやになる小生です。
一眼国に一時間ということは、マクラがけっこう長かったんでしょうか。
ともあれ、楽しめたようで何よりでしたね。
新宿末広亭で涙をながした記憶があります。
「ちりとてちん」は、朝の連続テレビ小説で見ました。
立川 談志師匠がスキです。
毒いっぱいの話しっぷりが面白い!
からだがサプリに慣らされて、自然治癒力がなまけるそうです。ですから、健康補助食を飲まぬに
こしたことはありません。
前座の柳家〆治の声を小さく感じましたが、聴くには手ごろな音声でした。小三治をたっぷり聴きました。
(tamirin)さん へ
肌のためにパックした経験はありません。精々、パック・ツアーに参加した程度ですよ。
草加まで独演会に出向いたのは、友が招待してくれたので足を延ばしました。
そのうえ、ご馳走にまでなりました。m(_ _)mサンキュー
(桂)さん へ
小三治のマクラを冗長に感じる方もいるのですね。
司馬遼太郎の小説はストーリーから脱線し、事件の背景や自分の考えを綴ります。なかには、蛇足
の蛇足とまで断って延々と語られる場面に出くわします。はじめ、話の筋に戻り早く先に進めと思った
ことがありました。
いまは、その蛇足こそ司馬の妙味と思っています。同様に、小三治の枕こそ絶妙な噺のいまの冴え
と思います。
ときに、司馬生存中に書いた作品の中で残る作品は何かと問われ、代表作の「竜馬がゆく」や「燃えよ剣」
と答えず「街道をゆく」と答えました。いまにしか味わえぬ小三治の枕だけでも好いと思うiinaでした。
(ハイジ)さん へ
寄席で泣かせられましたか、ハイジさんも落とせるのですね。
(ムツゴロウ)さん へ
「ちりとてちん」は、関西噺と関東噺があるようです。双方で刺激し合って良い作品が残って
いくのですね。
(ぼたん)さん へ
石原ファミリーは、入口の出店で予約札をつけて飾っていますね。双方宣伝に役立てているようです。
立川談志は、テレビに出ていた頃は、笑って聴いていましたが、いまは聴けません。自身を名人と
自惚れる芸は、最近は歳なのか詰まりませぬ。口演中でも納得いかぬと、噺の途中でも放り投げて
帰ってしまうそうですから、手に負えません。
もっとも、それが好いというファンもたくさんいるようです。
友人が志の輔の落語があるので切符をとってくれるといってくれたのですが、数秒で売り切れになったそうです!
小三治は好きで、都合が合えば極力聴きに行くようにしています。
このブログにもときどき寄らせていただければと思います。どうぞよろしくお願いします。
良かったですね!最近は体調と相談しながらのようで、私もよく友人に「誰を聴いたらいい?」と聞かれますが、
「今のうちに小三冶師匠を」と数年前から言っております。
一眼国も厩火事も師匠のおはこ。特に厩火事はいいですよね。
それからマクラ・・・飄々とした芸風がたまりませんですね。