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春・夏・秋・冬に「きへん」の漢字

2024年09月10日 | ことば遊び
四季の春夏秋冬に、それぞれ「きへん」を付けた漢字「椿・榎・楸・柊」を読めますか?
   椿・・・つばき (花言葉は、気取らない優美さ)
   榎・・・えのき (花言葉は、共存共栄・協力)
   楸・・・ひさぎ (花言葉は、澄んだ心)
   柊・・・ひいらぎ(花言葉は、用心深さ・先見の明)

椿つばきは「春を告げる花」。
椿の開花時期は冬~春。
早咲きだと、真冬でも花開く。

椿は花まるごと、ぽとっと落ちてしまうため、縁起が悪いといわれることもあるが、もともとは平安時代に貴族の間で愛でられたていた「高貴な花」。
厄除けの意味もある。



えのきは、初夏に淡い黄色の花を咲かせ、オレンジ色の小さな実を結ぶ。
初夏に可愛らしい花を咲かせることから「きへん」に「夏」と書いて「えのき」と呼ばれるようになった。



ひさぎには現在、「ひさぎ」と呼ばれている植物はない。
昔、楸と呼ばれていたと言われているのが「アカメガシワ」と言う植物。

アカメガシワとは雑草と同じで、あちこちに生えている。
畑を耕して放置すると、真っ先に生えてくるのがアカメガシ。

アカメガシワの花は初夏に咲くが、小さな花であまり目立たず、秋になり葉が黄色く色づくと、よく目立つ事から「きへん」に「秋」と書いて楸と読む様になったと言われる。


ひいらぎは「冬を告げる花」で、冬にギザギザの葉に囲まれて可愛らしい白い花を咲かす。ギザギザの葉は触れるとヒリヒリ痛む。

 ヒリヒリ痛む事を古語で「ひひらく(柊)」と表現した。
昔は、様々な事象で季節を感じていたことが偲ばれる。



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2 コメント

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Unknown (閑斎)
2024-09-10 06:43:34
楸は初めて知りました。
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(閑斎) さん へ (iina)
2024-09-10 09:06:46
二百十日の初秋の風が吹く九月一日から三日にかけて富山の坂の町・八尾(やつお)でおわら風の盆が繰り広げられます。
https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/b43907777bb2591f377d16781892f23f

「二百二十日」もあるのですね。(9月11日頃 雑節)」

> 楸は初めて知りました。
椿・榎は読めても、楸・柊は難しいです。
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