最近知人からガレキのフィギュア関係の顔の塗装や、キャストキットとプラキットの塗装の違い等をよく聞かれるのですが、こればかりは千差万別、自分の技量と知識になりますので、自分のやり方や経験を話しても自己満足になる為、自分が良かれと思う方法でやってもらうしかありません。
基本的にキャストキットもプラキットも、全体塗装をする場合は、キットに付いた油成分や離系剤を丹念に落してから作業する事と、時が経っているキットは一層削り落す程度のヤスリがけ(サンドペーパーかスポンジヤスリ使用)を行ってから塗装に入る事をお勧めします。
今回は過去に塗装したガレキを数点載せておきます。
画像は以前に記載した、G-PORTの綾波レイですが、この辺りは一番楽な部類に入ります。
眼に使用する塗料も4色程度ですので、重ねる順番さえ間違わなければ問題は無いと思います。
基本的にマスキングしてから作業するべきなのでしょうが、この大きさで簡単な構成の眼なので、一気に筆塗りで描いてしまっています。
瞳にブルー系で三段階のグラデーションを付けていますが、それほど大きな場所ではないので、色の境目は分かり難くなっています。
この二点は同時に作成していますが、頭部よりも本体側の塗装に時間がかかっているので、あまり頭部の事を思えていないの程度の時間しか使っていません。
これは以前HPの方で記載した、海外コピー製の風見みずほ(元はリューノスの製品)です。
これはキット本体がコールドキャストで抜かれていたので、下手に削れないので非常に大変なものでした。
余りよく覚えていないのですが、抜き自体はそれなりに良かったので、微調整した後一発で筆一本で仕上げた記憶があります。
過去に一番苦労したのが、マックスファクトリーのベルダンディーですね。
顔のマーキングが分かり難く、筆を持ってから書き込むまでに悩んだ記憶があります。
キット自体は、キャスト・ホワイトメタル・エッチングパーツと、非常に豪華な取り合わせなのですが、切った貼ったが非常に多く、造っている最中に引っ掛けては緩んだりして、完成までに時間がかかるは、パーツを重ねながら服にグラデーション塗装をしないといけないはで、何度挫折したか分かりません。
これはおまけでボークスのKOG(スーパースピリッツ版)です。
まだ設定が中途半端(今でもよく変わるのでどれが正式かは不明)な時代だったので、それなりに塗装しています。
全身をゴールド塗装をした後の作業なので、かなりシビアな筆塗りになり、手が震えます。