お父さんのマリポタ日記。
マリノスのこと、ポタリングのこと。最近忘れっぽくなってきたので、書いておかないと・・・
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2人の娘のお父さんです。孫も3人いるじーさんです。趣味はスポーツ観戦やサイクリング、読書など。ブルベは07年から走ってますが遅いです。仕事はリタイアし、「晴走雨読」の気ままな毎日です(^o^)
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2007年03月12日
07年3月10日 三ツ沢(アウエー) 午後7時3分キックオフ
J1第2節 横浜0-1横浜FC 1万3737人
TV観戦
テレビ画面がスタンドを映し出す。緩衝帯もなく、バックスタンドの真ん中で水色とトリコロールが綺麗に分かれていた。
観客は1万3737人。チケットはほぼ発売と同時に完売し、当日券はない。超満員のスタンド。・・・だが、ホーム側のサイドスタンドに空席があったように見えたのは目の錯覚か。逆にアウエー側ゴール裏は、ホーム側に比べて狭いこともあるのだろうが、立錐の余地もないほどだった。
これ以上ないぐらいの盛り上がりで試合は始まった。
マリノスにとっては、何が何でも勝たなくてはならない試合。ところが、浮き足だっていたのは、J2から昇格して初の「横浜ダービー」をJ1で戦う横浜FCではなく、どんと受けて構えるはずのトリコロールだった。
素晴らしい立ち上がりを見せた甲府戦とは違い、カズのロングシュートに機先を制されたのか、横浜FCの予想を覆す攻勢に慌てたのか、ミスが次々と出てくる。
そして前半7分。いきなりの信じられない失点を見ることになった。
CK崩れからの速攻を受ける。カズのドリブルを隼磨がいったん止めてクリア。しかし、その後奥と競り合ってボールはルーズになり、センターライン付近へ転がり出たボールを山口がダイレクトでゴール前へフィードする。
ボールはCKで残っていた相手CBの早川の頭上を越えワンバウンド。早川と競っていた中沢は、早川に押されたのかピッチにうずくまる。「あれをファウル取ってくれないと」と中沢は試合後コメントしているが、岡田主審の笛は鳴らなかった。この時点で早川はフリーとなった。
早川の頭上を越えてワンバウンドしたボールに対して、やはりそのまま残っていた相手CB小村と河合が競る。
競り勝ったのは小村。ハンマーヘッドは健在だった。そしてボールはゴール前へ。そこへ早川が詰める。哲也が出てくる。慌てて那須も戻ってくる。しかし、フリーとなった早川は、軽く右足をあわせ、哲也の頭上を越えるループシュート。ふわりと浮き上がったボールはワンバウンドしてゴールに吸い込まれた。
マリノスが目覚めたのは失点から10分後。ようやく山瀬、右サイドの隼磨を中心に猛攻を仕掛ける。中沢も積極的にドリブルで持ち込むなど、チーム全体が前へ前へと押し上げる意識を持ってきた。
しかし、虎の子の1点を奪い、ゲームプラン通り守りに入った横浜FCの人数をかけた厚い壁を突き破ることはできない。
後半開始早々からの総攻撃に、スカパー!解説の柱谷が「(横浜FCの守備は)持ちますかね」とコメントしたが、確かに同点は時間の問題と思えた。期待を込めてそう思ったのだが・・・。
結果的に放ったシュートは16本。対する横浜FCは5本。3倍以上のシュートを放ちながら、得点できないイライラは最後まで続き、岡田主審の試合終了の笛が鳴った。
確かにクロスバーやポストに嫌われる不運もあったが、最後はマイクを入れての放り込みと、何だか昨年のVTRを見ているような展開だった。決定力のなさも・・・。
前半29分に左足を痛めて退場したマルケスに代わって出場し、Jリーグデビューを果たした野洲出身の乾が見せた高速ドリブル、そして長谷川や左サイドに入った田中裕介の若手トリオが積極的な攻撃を見せてくれたことは、敗戦の中の収穫だった。
これが「横浜ダービー」でなかったら、「乾、いいじゃん。長谷川も慣れてきたし、もう少し連携ができるようになれば面白いぞ」で終わるのだが、この試合はそういうわけにはいかない。
絶対に勝たねばならない試合だった。内容なんかどうだっていい。どんな泥臭いゴールでもいい。負けることは許されない試合だった。それが「ダービー」。それだけに悔しさもひとしおだ。
次の「横浜ダービー」は8月11日。会場は発表されていないが、夏休みの土曜日。こんなドル箱カードを、再び三ツ沢でやるとは思えない。日産スタジアムでは絶対に負けられない。3倍にしてリベンジだ。
とはいえ、気になることもある。昨季は開幕4連勝で迎えた浦和との全勝対決の大一番で敗れ、そのままズルズルと優勝戦線から脱落していった。
優勝に見放されたここ2年は、大一番に弱いマリノスだった。「横浜ダービー」も言ってみれば大一番。悪い予感が当たらなければいいのだが・・・。
ところで、相変わらずの岡田主審。どうして流さないのかというシーンが目に付いた。文句は言いたくないが、松田がいたらきっと文句言って退場しているというジャッジだったなぁ。
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