エンジェルス ホームランが出やすいという標高1600mのロッキーズのホームで3番トラウト、4番ドルーリー、5番サイスが合計4球で3者連続ホームラン
打者一巡の大谷は3回で3打席目、ノーヒットは大谷だけだったが渋いタイムリーヒットで先発全員安打達成、これで7-0 アンダーソン降板。
しかし1イニング2打席目のトラウトは四球で満塁、ドルーリーもヒットで9-0
ドルーリー1イニング2安打3打点、サイスは四球でまた満塁
イニング13人目のレンフローが二塁打で12-0 レッズから移籍いきなり出場のエスコバーがタイムリーで13-0、15人目のモニアックが2ランホーマーで15-0
この回、4本目のホームラン、一イニング13点
帰って来たフレッチャーは先制2点タイムリーで2回に口火を切った、そのフレッチャーが16人目でようやく3回は終わった。
日記の一行転記作業もついに結婚前夜までやって来た
14歳の日記から始まって、今は27歳になっているから転記も14年目に入ったのだ、70歳まで続けるとして(今も日記は書き続けているから)残りは44年分
ようやく20%程度を書き写した。
はたして年内に終わるだろうか?
結婚したのは4月だったが、その年の秋、私は婿らしく女房殿の実家(農家兼会社員)へ稲刈りの手伝いに行った。
もちろん料理人と魚屋以外の仕事は初めてだった。 女房殿の家は当時6反歩(1800坪)米造りをやっていて村では中サイズの田んぼである。
機械化が進む中でも珍しく手作業一本やりで、屋内(やうち)という隣近所の親戚並みの人たちが互いに助け合うシステムで数人が手伝いに来てくれていた。
私もそこに混じって鎌を手に見よう見まねで稲を刈った。
ようやく要領がわかって調子が出てきて面白くなったら「昼飯だ」ということで午前の部はお終い、家に戻って(近い)昼飯のおにぎりを食ったら昼寝だ
私は店でも昼寝をしたことが無いので、戸惑ったが1時間以上皆さんは寝ていた。
午後の部が始まり、私だけ何かに追われるように急いで仕事をしているが、皆さんは悠然と作業を急ぐ風もなく、しかし同じペースで作業している。
そしてまた「休憩だ」と土手に腰を下ろして一服、遅々として進まない
(こんなんでいいのだろうか)毎日、分単位で緊張が続く料理作りの感覚ではこのペースは信じられない
内心(もっと早く動けば、早く終わるのに)と思った。
あとから思えば、それはいつも時間に追われている料理人の考えで、農業は正反対の作業理論がある。
わかりやすく言えば料理人は100m競争の選手、農家はマラソンどころか100km、200kmを歩き続けるトレイルレーサーなのである。
時間との勝負は同じだが、短時間にエネルギーを集中させる調理人、時間配分、ペース配分を考えて急ぐ部分と休む部分を作る農作業
昼までに100人前作る料理人と、植え付けから収穫まで半年かける米造りは全く違った作業なのだ。
今、畑つくりを始めて見て改めて農作業の心がわかって来た
のんびりしながらも、雑草取り、肥料、害虫退治、病気予防、水まきなど日々の目立たない作業をしている。
農業は静、調理は動という正反対の作業を体験している
やって見て調理は目の前の美を作る仕事、農業は大空の下で自然相手におこなうダイナミックな世界、それを感じた。
昔、うつ病になった調理仲間が仕事を辞めて引きこもりになったが、数年後に同じ村の建設会社の社長が気にして、彼を雇用して単調な穴掘り手作業をさせていたら、いつの間にか彼のうつ病は治った。
自然の下で急がず、自分でペース配分を考え、周りからのプレッシャーもない、一人の世界で何かを思いながらの作業が彼を再生させたのだろう。
私も今、慌ただしい商業の世界から落ちこぼれて、私の心が求めるままに天の意思に任せて始めた畑作業、はじめてゆっくりと広々とした様々な景色が見えてきたのだった。
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