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 神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)


神様がくれた素晴らしい人生(yottin blog)

映画のハシゴをしてきた

2025年04月10日 07時17分34秒 | 映画/ドラマ/アニメ
 昨日は手術後初めて映画を見てきました、だから一年ぶりですね
それも興味を引いた映画が2本あったので、2本とも見てきました。

 1本目は「HERE 時を越えて」
トムハンクス主演ですが、一つの家が建ってから、そこに住んだいくつかの家族のドラマで、その一つがトムハンクス演じるリチャード家の愛憎の物語
全体を通して、この父親アルと息子リチャードの親子の二世代家庭が主軸になっている
この家庭を中心にして前後の住人たちのドラマが過去と未来を行き来して、交錯していく
さらに、この地が1億年の昔、恐竜の時代から始まり、原始人の愛の物語、アメリカの独立戦争のころの時代、アメリカがイギリスから独立を勝ち取ったのち、この家が建てられる、そして様々な家族がこの家で暮らす。

 舞台は映画の始まりから終わりまで、一つのリビングだけ
それも固定カメラで定位置から撮り続ける、舞台劇のように
最初は時代が前後して、いろいろな家族が落ち着かず交代するので、退屈を感じた、でもアルとリチャードの家庭のドラマが見えてくるとストーリー性が出てきて面白くなった
若い日のアルは退役軍人で妻のローズに子供ができたと聞いて、この家を買う
やがて息子のリチャードもマーガレットと結婚して子供が生まれる
誰もが若いときには夢をもつが、人生はそうそう思い通りにはいかない
コメディでもサスペンスでもない普通のホームドラマである、だが時には笑わせて、時には泣かせてくれる
自分のこれまでの人生と重ね合わせて見ていた
人生は短いけれど、多くの思い出が中に詰まっている、楽しいことも悲しことも平等に詰まっている
見終わった後、感動と人生のはかなさが残る映画だ。

 「HERE」を見終えて、いったん外に出て次の上映まで30分あったので15分間付近を散歩してから入場券を買った
劇場に入ったら、なんと80余席に客は私一人だった、最初の映画も10人くらいだったけど
始まる直前に男性一人が入ってきて2人だけのための上映
映画は「レイブンズ」これは邦画、主演は浅野忠信と瀧内公美、浅野はともかく
瀧内は「リバーサル・オーケストラ」で初めて見てからファンになった
富山県高岡市出身なのも嬉しい、この映画を見ることにしたのは瀧内が準主役だからだ。

 「レイブンズ」は英語で、訳すと「ワタリカラス」のこと
このドラマは実在の、孤高の天才写真家深瀬昌久をモデルにして書かれた映画である
映画の中での彼の人生を書けば、北海道の写真館の長男に生まれ、経営者の父は昌久を跡継ぎにしたいが、昌久は芸術写真を撮りたいと言って、親を振り切って東京に出る
しかしなかなか芽は出ない、そのうちに意気投合した、現代的な娘、鰐部洋子と結婚して。彼女をモデルに写真を撮りまくる
それでもうだつがあがらず、だんだんすさんだ生活になっていく
洋子も、そんな昌久に愛想をつかすようになり、最後は家を出てしまう
一人暮らしになった昌久は奇行も多くなりなり、病的症状や乱れた生活に溺れる
そして北海道の父が経営不振で自殺する
昌久は高校生時代に突然現れた人間大のカラス(影なのか魔物なのか)に付きまとわれていたが、人生後半になってついにカラスを追い払う
それ以後、狂ったようにカラス、鳥、ネコ、町の写真、人物の一瞬の美などを撮りまくり、アメリカでも発表され、一躍写真界の大御所になる
そして、洋子を撮った写真集を発行する
洋子はすでに再婚して幸せになっていた
名声を得ても、昌久は酒におぼれ自堕落な生活を続けている
そして酒場の階段から転落して寝たきりとなって、人生を終える。


実際の深瀬昌久は同じ写真家の荒木 経惟 、森山大道らと写真家の養成活動も行った。

 生涯の大半をカラスの化身に付きまとわれて(映画の中のこと)道を見失っていた昌久は、洋子との別離、彼を縛り付けていた父の死、そしてカラスの影を追い払ったことで彼は彼を取り戻す、そして一気に開花するのだったが
芸術を生むために自分をすり減らして、悲惨な最後を迎えるまでの過程は「すさまじい」としか言いようがない
凡人と異なる孤独で奇怪な感性を持った芸術家は生涯生みの苦しみにもだえ苦しむのか。







フーテンの寅さんとムーミンのスナフキン 

2025年03月09日 12時43分43秒 | 映画/ドラマ/アニメ
 ブロ友の6X6さんの最近の記事に、ムーミンキャラのことと一人旅が書かれていた
それを読んで思ったことがある。

人生は一度きりだが、一人一人が異なった寿命と異なった生き方で一生を過ごす
凹凸もなく、平凡な人生を満足して過ごす人もいるだろうし、荒波の人生を生き抜く人もいる
当然ながら、このような生き方を小説やドラマにする作家さんもいるわけで、われわれ視聴者は、それを見て自分の人生とは異なる人の人生をあれこれ感じる

自分の中では感動的なドラマが2つある、これまでもたびたび書いてきた「フーテンの寅さん」シリーズ、そして「北の国から」だ
どちらにも少年期から青年期まで通して出演しているのが吉岡秀隆で、どちらのドラマでも少しおっちょこちょいで気弱で不器用だがへこたれずに泥臭く生きる役柄を演じている。

「フーテンの寅」こと車寅次郎は少年期に両親を失くして(母は生きているが)拗ねてぐれて、親代わりになって育ててくれた叔父叔母を振り切って、小学生の時に家出して、的屋稼業に身を預ける
それにしても心残りは、置いてきた妹のさくらのことばかり
やがて寅次郎も大人になって少しは分別がつくと、思い出すのは葛飾柴又の叔父叔母、さくらのこと
長い年月を経て寅次郎は勇気を出して、叔父叔母の団子や「とらや」に里帰りをする
帰るたびにひと騒動が起きて、自分はやっぱり余計者だと拗ねて旅に戻るの繰り返し
だが旅先での寅次郎は導師のような言葉を時々言って、知らない人から尊敬されることもしばしば、旅芸人一座からは「先生」などとあがめられている
さっぱりとした気性、裏表なく、人の顔色も窺わず、思ったことはずばずば言うし、行動が早くて行先も知らずに家を飛び出していくこともしばしば

この寅さんの生き様は、ムーミンの吟遊詩人スナフキンに通じる
寅さんは香具師の仕事で、ささやかな収入を得て宿代や飯台を捻出するが、財布の中身はいつも数千円か空っぽ
妹のさくらが内緒でお金を入れてくれることもある
でもくいっぱぐれ無いのは、行く先々で寅さんの人柄に惚れた人たちが受け入れて、寅さんを客として招いてくれるからだ
寺、芸術家、一人暮らしの老人宅、宿屋、獣医宅いろんなところに潜り込んで数か月も暮らすことがある
時には娘と一緒になってここで暮らせ、とか寺の跡取りになってくれとかも言われる
女にすぐ惚れてしまう寅さんだが、それが女の方から真剣に迫られると一気に男らしさが失われてへなへなとなって心にもないことを言ってしまう
そして恋が終わり、ようやく得た安住の地を去っていくことになる

女性遍歴の多い恋する寅さんだが純情である
惚れた女の指が触れるだけで、見つめられるだけでうぶな少女のようになってしまう
そんな中で、唯一気楽に恋を語り、男らしさを持続できる相手が場末の歌手リリー(浅丘ルリ子)、その二人が一緒にいるときは、側から見れば夫婦そのものなのだ
寅さんは本当は結婚などとは言わず、このように一緒にいたい気分の時には一緒に、少し気まずくなれば離れる、そんな形が理想なのかもしれない
スナフキンも、そこらあたりを感じて秋が終わればムーミン谷を離れていくのかもしれない
そして春と同時に帰ってくる、まるで寅さんのようだ
寅さんと違って、スナフキンの旅の様子を作者は書いていない
簡易テントの中で夜を過ごす場面はある。

我々でも一人旅にあこがれる時がある、そしてある人は、それを実行する
実行してみて、家族や友達や会社と離れて一人旅で何を感じて、何を考えるか、何をするかは人それぞれだ
一人旅といっても、寅さんのように毎日が一人旅の人もあれば、スナフキンのように数か月の人、私のように2泊3泊、あるいは数週間というように気分転換程度の旅もある
日数の問題ではなく、感じ方の問題だろう
私は一人旅をして見て思ったのは(自分は一人旅より、複数人旅の方が性分に合っている)ということだった
基本的に一人の時はシャイで、見知らぬ人と話すことは得意でない
ただ知り合いになると心を開いて能弁になる
仲間と一緒だとパワーアップして、実力以上に力を発揮するタイプだ
自分より仲間や友達を楽しませる、陰の力になることに喜びを感じる
それがわかっただけでも数度の一人旅は無駄ではなかった
ただ人生の岐路で3泊した旅では(同じホテルに三日間居続けて、毎日近辺を散策して物思いにふけった)観光的ではなく、自分を見つめなおす旅だったから、悩み多き時にはホームを離れて考えをまとめるのも良いだろう。

スナフキンの旅は「さすらい旅」仕事はしていない
もっともムーミン谷では会社員はいない、みんな何らかの仕事はしているが自給自足が原則らしい
彼らは人間ではなく、ある種の動物らしいから、木の実や魚、海藻、森の恵みなどを食べて暮らしているのかもしれない
でも人間のような晩餐もあって、そこでは洋風の料理が皿に盛られる、また日常の食事でも人間と変わらないメニューが並ぶ
食料品店があるようには思えない、でも何かを売っている店はある
理解しがたい村である、遠くの深い山谷を越えたところにはお城があって王様も住んでいるがムーミン谷を統治しているわけではない
基本的にはムーミン谷の住人は自由に生きている、でも時々津波などの災害が起こる、村が大被害を受けても助けてくれる政府はない
みな個々に復旧させるしか方法がない、だから別の場所へ移動するものも多く
ムーミン一家も、そうだったのだ
そして最後の章では、ムーミンたちは新天地を探して家族で旅に出る
これは作者のヤンソンの人生そのものでもある
北欧フィンランドの首都ヘルシンキで生まれたヤンソンは第二次大戦で自然豊かな島の地方に移り住む
そこがムーミン谷のモデルらしい
フィンランドは強国ドイツとソビエト(現ロシア)に挟まれた国で、国民は今のウクライナ同様愛国心にあふれて、領土割譲を迫る大国ソビエトと戦った
ドイツも同盟国としてフィンランドに入ってきた
それはムーミン谷を襲った大洪水や、彗星の衝突の恐怖におののく住民たちの姿そのものであろう
ヤンソン一家は、住み慣れた故郷から追われて辺地に移った、ムーミン一家と同じである

寅さんも小学生から故郷を離れた、それからはずっと一人旅だ
楽しそうに見える一人旅も、心のどこかに隙間風が吹いている
それは東京から北海道の山奥に父に連れられて来た「北の国から」のじゅんと蛍の兄妹にも共通する。

今は10冊の源氏物語を読んでいる、その前は9冊のムーミンを読み終えた
源氏物語が終わったら、もう一度ムーミンを読んでみたくなった
一回目より、二回目はまた新しい世界が広がるはずだ、理解も変わってくる
「Perfect Days」も5回見た、だんだん頭の中にシーンが焼き付いてきた。



北の国から 遥かなる大地より~螢のテーマ









この冬に見たドラマ評

2025年03月07日 12時59分05秒 | 映画/ドラマ/アニメ
「リラの花咲くけもの道」(終了)
北海道の大学で特に目的も持たずに獣医を目指す少女と、彼女を育ててくれた優しい祖母との青春感動物語。 風吹ジュンも、老け役をする年齢になった
もっとも少しも年齢を感じさせない素敵な祖母でした
「さよならマエストロ」で知った濃いキャラの當真あみも好きなんですよね。

「日本一の最低男」
都議会議員を目指す野心満々の男(香取慎吾)が亡くなった妹の、夫と子供二人を自宅に住まわせることに
そして、彼らを利用して福祉を売り物に、SNSなどで人気を得ようと奮闘する物語。
地域のために頑張っているし、政治家はこれよりひどいのがたくさんいるから、日本一の最低男ではない。 子役が良い

「べらぼう」
なぜ視聴率が低いのかぜんぜんわからない
近年の大河ではかなり面白い、横浜流星なんてかっこつけの今時あんちゃんと思っていたら、これが、ハマり役でやたらかっこいい、ファンになった
小芝風花も「大奥」から魅力がわかってきたが、今回の大人の色気にはまいっています、見請けされて見納めでしょうか。
吉原の妓楼主たちも個性的で良いです、ますます面白くなりそう。

「御上先生」
御上先生と生徒の口を借りて、現代社会や文科省の教育指針に対して物申すドラマです。
犯罪の根源の深いところまでほじくる、「金八先生」と違うのは、教師も生徒も非常にハイレベルな設定であること
だから行き詰まってもあきらめることなく、自力、あるいは生徒同士で解決していくのが気持ち良い。

「プライベートバンカー」(終了)
資産7000億円の資産家財産を守るのが仕事のプライベートバンカー庵野(唐沢寿明)
とぼけた顔をして、欲にまみれた家族の争いを裁いていく

この冬は韓国サスペンスドラマにハマって、日本ドラマはこれだけ
韓ドラは一話が1時間20分くらいと長いので短い映画を見るくらいの疲労感
だがドラマはどんどん進んでいくので、目が離せない
常識で見ているとつじつまが合わなくなるから、深く考えずに見るのがよろしい。

「ペントハウス」シーズン1,2,3
ソウル最高の100階建ての高級億ション「ヘラパレス」
大金持ちセレブの住み家、そこに住むリッチな4家族は「ヘラクラブ」を作ってわが世の春を楽しんでいる
彼らの子女は、85階に住む資産家の音楽家が運営する、芸術高校で声楽を学んでいる
そこに平民の娘、才能豊かな孤児が入り込んできてヘラクラブの平和が乱されていく
そして相次ぐ暴力と殺人と愛憎復讐劇と騙しあいの連続は行きつく暇がない
悪人たち(ヘラクラブ)が勝利するシーズン1、悪人たちの仲間割れ、シーズン1で負けた被害者たちが逆襲、悪人たちを全員刑務所に送り込むシーズン2、そして悪人の反撃が開始されるシーズン3が始まった。

死んだ人間がぴんぴんして生き返って復讐を始めたり、殺人罪で無期になって監獄に入った人間が無罪釈放になったり、人が入れ替わっていたり
とにかく何でもありのバタバタドラマだが面白い
全く先がわからない、おそらく脚本を書きながら進めていくドラマなんだろう
だから腕を破壊されて、ぐるぐる巻きにされて海に沈められた男がピンピンして出てきたり
脳天に鋭利なトロフィを突き刺されて、絶命したはずの女子学生が生き返ったりとすごい展開だ、さすが韓国アクションはすごい!

「7人の脱出」
「ペントハウス」とキャストの半分が同じなので、しかも同時に放映されているから時々、誰が誰かわからなくなる
「ペントハウス」最大の悪人が、「7人の・・」では復讐に燃える犠牲者の善人役、ついていくのが大変。
これも女子高生同士の争いから始まる復讐の攻防ドラマ

上記ドラマは、どちらも警察や裁判所、検察のトップが悪に加担しているというのが韓ドラらしい。

「悪の華」(終了)
連続殺人鬼を父親に持った青年は、姉の罪をかぶって逃亡
途中、車にはねられてひいた男の家に運ばれ、秘密裏に看病を受ける
引いた男の父親は病院長で資産家
ひいた男は意識不明になって植物人間になる、ひかれた男は病院長の考えで、意識不明の息子の代わりとして息子になり名も息子の名前に変える
そして男は女刑事と結婚して女の子も生まれるが・・・

悪人伝記
元高校球児でプロ入りも噂されていたドヨンは、大会で審判を袋叩きにして野球をやめる
そして悪の世界に入り、極悪非道の暴力団幹部になり刑務所に収監される
成り行きでドヨンの弁護を引き受けたハン弁護士は、弟と共に殺人に巻き込まれてドヨンに脅迫される
ドヨンが兄貴分を殺して組を乗っ取った
殺されそうになった時、ハンは違法なネットカジノの運営を教えて助かるが、今度は一味の仲間に組み込まれる
ハンは自分を首にした弁護士事務所のボスに復讐したい気持ちがあった
ドヨンを利用して復讐を企てる、そしてドヨンはハンを相談相手として優遇し
自分も事業家の道に進み、その勢力を拡大していくが、ハンの中に弁護士ではとどまらぬ何かが芽生えてくる、引き換えに弟も愛妻も失うことになるのだが。





ドラマ 御上先生

2025年01月27日 15時31分12秒 | 映画/ドラマ/アニメ
 冬真っ盛りの頃というのに雪が全くない
秋ごろには今年は大雪という話が出ていたのに全くの外れだった
最近は、春が早いという話が出始めている
今日、散歩したが防寒具を着て歩いたら、暑くなって脱ごうかなとさえ思った

いつもの用水路を歩いたら、またいつものシロサギが川の中にいた
今日はなかなか逃げない、魚に集中しているのだろうか
向こうからおばちゃん二人がやってきたので、私も歩き出したらようやくサギは飛び立った
おばちゃんに挨拶したら「サギがいましたよね、大丈夫でした?と聞くから
「大丈夫って?」「むかって来ないですか?」
ああ、おばちゃんたちはサギを怖がっていたんだとわかった
「大丈夫ですよ、近づけばサギが逃げるからね」
え~!って顔をして、おばちゃんたちは行った
私にとっては顔なじみのサギ、向こうもすこしずつ慣れてきたみたいだ。




 ドラマ「私が知らないわたし」は3回でキャンセル
新たに「御上先生」を見始めた
どちらも伏線は殺人事件だが、ドラマの作りが全然違う
私が、は薄っぺらで記憶喪失の間に起こった事件の真相に迫って行きながらの人間関係を暴いていく。
前にも階段から落ちて記憶喪失になった女性に3人の男たちがアプローチしていくドラマがあったが、それのほうが見ていて爽やかだった。

御上先生は、殺人事件がとんでもない広がりになって行く
政界、霞が関、教育界、マスコミ、法曹界の闇を暴いていく
作者は、こうした変わることのない馴れ合いを政治責任と見てメスをあてている気がする。

文部科学省の若手エリート官僚御上(みかみ)が、東大合格最高水準のエリート私立高校に教員として派遣される
彼は左遷ととらえライバル同僚の陰謀と考えている

生徒は皆、家柄も良く頭も良い
そして御上を排除しようと反発するが御上はたやすく論破していく
生徒の中に一流の報道記者の息子がいる、彼も父親と同じ道をめざしている
学校新聞を作り、特ダネをすっぱ抜く
教師同士の不倫を暴き、学校新聞で公開したため女教師は退職する
男教師は学校が運営する進学ゼミの講師として残る
そして受験現場で受験生が受験生を刺殺する
犯人は、止めさせられた女教師の娘だった。

とてもよく出来たドラマで引き込まれる、久々に最高のドラマを見た
この先も、今のレベルで続くことを祈る。

主演 松坂桃季 吉岡里帆 北村一輝
及川光博 岡田将生 常盤貴子
奥平大兼 



형(ヒョン)と 오빠(オッパ) フーテンの寅さん考

2025年01月26日 12時01分35秒 | 映画/ドラマ/アニメ
韓国語では上記の二つは基本的には年下から年上の兄への呼び方だ
韓ドラでは当たり前に連発される言葉だ、老若もあまり関係なく使う
だが日本の兄貴、おにいさんとは少しニュアンスが違し、ヒョンは男性限定の言葉、オッパは女性限定の言葉、韓国の景色が少し見える言語システム。
どちらも年上男性を呼ぶ言葉だが、オッパは尊敬語であり、ヒョンは少し親しげに呼ぶ感じであり、尊敬した呼び方ならばヒョンニ(m)ンとなる。

ヒョンは実の兄弟ではなくても使う、おおよそ「兄貴」と言った感じで、日本語ともあまり変わらない
もちろん頼りになる「兄貴」の意味もある、梅宮辰夫、渡哲也、矢沢永吉なんかはファンから見ればそれに該当するだろう
石原裕次郎クラスにもなれば大御所だからヒョンには該当しまい

オッパの感覚はあまり日本にはない感じがする、妹が兄に言うならば「お兄ちゃん、兄ちゃん」と直訳できるが、他人であってもオッパと言うが「お兄ちゃん、兄ちゃん」は少し訳としては?を感じる
これはかなり情緒的な言葉で言い方そのものより感覚的に取り込む方が良い、日本語にはないニュアンスなのだ
オッパは男友達の中でもより身近に感じる友達であり、かといって彼氏や恋人未満、実の優しい頼りになるおにいちゃんに匹敵するだろう
私は「ヒョン」のがらではない、どちらかと言えば「オッパ」的な生き方をしてきた、今や中性化して目指すは「心優しきオッパ」である。



フーテンの寅さんの登場
かなり歳が離れた女性から寅さんが(オッパ)的に呼ばれる場合、吉永小百合、榊原るみ、桃井かおり、伊藤蘭、田中裕子などから見た「寅さんオッパ」は世の中のことは何でも知ってる頼りになる大人のオッパ
だから憧れや彼氏対象というより頼りがいがある頼もしいお兄ちゃんそのもの

一方、年齢も近いマドンナから見た「寅さんオッパ」は?
栗原小巻、長山愛子、八千草薫、大原麗子などからの寅さんは何かと力になってくれる便利なオッパ、落ち込んだ時には相談相手になるし力づけてくれる
それ以上でも、それ以下でもないオッパ

そして石田あゆみ、竹下景子、松坂慶子、超本命の浅丘ルリ子は寅さんオッパを超えて、本当の寅さんを理解したうえで結婚を真剣に考えるマドンナたち
ところが寅さんは、それを望みながらもなぜかオッパを超えることができない純情を持ち合わせている
「ヨボ(あなた)」「タンシン(ダーリン)」と呼ばれるても、つかの間に幸せが壊れそうで怖い、自分に家庭運営をする自信がない、家庭など持てる身じゃないんだ、結局俺は根無し草、浮世の風に吹かれてやがてどこぞの野に倒れて土になる身だと観念しているのが寅さんなのだ。





春のテレビドラマ

2025年01月20日 09時18分54秒 | 映画/ドラマ/アニメ
 1年ぶりにテレビドラマについて書いてみよう
去年は一度に15本くらい見ながら、削り落としていって最終的に7~8本を最終回まで見るというやり方だったが、さすがに時間の無駄、それに一日中テレビみたいになって、メジャーに相撲が始まるとどうしようもなくなった
今は手を広げないでタイトルを見て選ぶ
1、私の知らない私 *サスペンス
芽衣 (小野花梨) 翠 (馬場ふみか) 西島(小池撤平)相沢蒼馬(内藤秀一郎) 相沢龍之介(兵頭巧海)

芽衣が目を覚ますとそこは病院だった、普通に家で寝たはずなのに、そして寝た時から1年が過ぎていた、まったく1年間の記憶がない
側には西島がいて看病している、西島は外科医で芽衣の婚約者だという
退院して会社に戻った芽衣だが次々と記憶にない事件が知らされる
龍之介は芽衣を自分の兄を殺した殺人犯だという、なら警察になぜ言わないのかと問うと口をつぐむ
西島の献身的な態度に惚れて芽衣は結婚する、結婚式に突然現れた翠は高校時代の親友だったが、なにか魂胆をもって芽衣に近づいている
龍之介の兄、蒼馬は芽衣が高校時代付き合っていた男、龍之介は芽衣と同じブライダル企画で働いているカメラマン、そこに翠も入社してくる。

2.日本一の最低男 *ホームコメディ
大森 (香取慎吾) 小原(志尊淳)  
会社を辞めて無職の大森は国会議員秘書の同級生真壁を頼って、都議会議員を目指すことに
大森の家に、妹婿の小原が小学生の娘と幼稚園児の息子を連れて同居することになった、大森の妹が死んだのだ、小原は保育園の保父
暇な大森が子供の面倒を見ることで有権者にアピールしようという軽薄な考えで始めて見たが・・・

3,プライベートバンカー *金融ドラマ
庵野(唐沢寿明) 天宮寺丈洋(橋爪功)美琴(夏木マリ)
 天宮寺財閥の7000億の資産管理を任された庵野は法律や商法のエキスパート、財産をめぐって天宮寺の息子、娘が相争って様々なトラブルが発生する
庵野がそれをクールに処理していく過程が面白い。

4.心の傷を癒すということ *ヒューマンドラマ
安克昌(柄本佑)終子(尾野真千子)
2020年の再放送 放送日未定なのが困る

小学生の安は自分が在日朝鮮人だと知る
父は日本で事業を始めて日本と韓国で成功を収める
安は男三人の真ん中、精神科医となる、そして終子と出会い結婚する
終子も在日韓国人だった
二人の結婚までの過程は感動的である
そして運命の阪神淡路大震災が・・・・

5,復讐請負人2 *韓ドラ 復讐アクション
まじめな人々を苦しめる悪人を被害者に代わって懲らしめる4人の男と1人の女
日常は模範タクシーの社長と社員であるが・・・韓国版必殺仕置き人
イ・ジェフン主演

6,ペントハウス *韓ドラ 復讐ドラマ
金持ちが暮らす会員制巨大マンション、「ペントハウス」
そのオーナー管理人の不動産屋、弁護士、外科医はグルで、不動産屋は国家議員や暴力団を使って立ち退きを迫って巨大利権をむさぼる極悪人
外科医の妻は巨大資産家の娘で音楽学校を任されているが不動産屋と不倫をしている
孤児で貧しいが才能あふれる女生徒を虐め、ついには殺してしまう
だが殺された女子は実は・・・の娘であった
親も子も貧乏人を虐げ追い込むが、様々な人間ドラマがからみあい、次第に悪人たちは追い込まれていく。
韓ドラの三転四転五転と変わっていくストーリーは実に面白いです
大金持ちと超貧乏人の対立あるいは、子供が入れ替わるとか、シンデレラストーリーの愛憎復讐劇が多いのが日本ドラマとの決定的な違いですね。

7,べらぼう
異色の大河ドラマ、歴史上に名が出ることはないマニアックな主人公
どのように展開していくかはまったく不明
何が面白いかわからないが面白そう、放蕩者だった頃の若い長谷川平蔵(鬼平)や賄賂老中で有名な田沼意次、松平定信などが登場
大河史上最低の視聴率スタートだとか。
以上7本を見ています。

朝ドラ「おむすび」は最初からパスしてます
主演の橋本環奈が以前から鼻について・・・どうも?

どういうわけか大寒というのに今朝も良い天気です
市街地には雪は全くありません




認知症 Perfect days

2025年01月09日 21時40分54秒 | 映画/ドラマ/アニメ

 今日のブログを書き始めたが止めた
認知症検査をやって、しっくりこない
どうもダメな気がする
それを書くうちに書くのがバカバカしくなってきた
自分の心配を晒すことはないじゃないか と。

いまさっき、Perfectdaysの最後の場面を見ていて気が変わり、また書いている
認知症検査の結果が悪いのは、学校のテストの点が悪いのとは違う
認知症検査の点が悪いのは認知症予備軍の仲間になったということだ
免許証はなくても良い、だけど認知症はやばい。

同級生二人と6歳若い知人の認知症を見てきた、本人たちに自覚はない
それが怖い
47点満点で36点以下は認知症の可能性ありで不合格
35点と36点で認知症の可否がきまるとは、まだ結果がでたわけではないが

一番気分が落ち込んでいるときに、検査というのも意地が悪い。

人間はケースが違えど諦めなければならないことがある
だけど、そのぎゃくもある
あっさりあきらめちゃダメだとPerfectdaysでは言う

主人公平山(役所広司)は週1回休みの日に行く赤ちょうちんのママ(石川さゆり)に、ほのかな想いをよせている
ある日、行くと店の中でママが男と深刻に話しているのを見る
平山のほのかな想いが崩れた
川縁に出てヤケビールを飲んでいる平山の所に男(三浦友和)が近づき、自分は「元夫で別れて七年目、再婚してますけど、ガンを患っていて抗がん剤やっているとむくむんですよね
あいつに会って謝りたいて言うか、感謝、いや違うかな、ただ会っておきたいというか、あいつをお願いします」
「いえ、そんなんじゃないですよ」

「影がかさなると濃くなりますかね」
「さあ、どうでしょう」
「わかんないことだらけだなぁ、結局わからないまま、終わってしまうんだな」
「やってみましょう」
二人は影をかさねるが「かわりませんね」「いや、濃くなっていますよ」
と、押し問答が続き
「いや、なってますよ、濃くなってますよ」
「力説しますね」
「濃くなってなきゃおかしいですよ
何にも変わらないなんてそんなバカなことないですよ」
「ないですよね」

ラストシーン
運転しながら平山は、これから始まる新しい展開に期待を持ってか、この映画ではじめて見せる満面に笑み
挿入歌 feeling goodが心地よい
私も気持ちが楽になった。






役者

2024年10月20日 09時55分48秒 | 映画/ドラマ/アニメ
 もう20年くらい前になるかな
中学校の同級会が行われて、100人くらい集まったんだけど、その中にK子がいた
格別の付き合いも無かったが、家は近くて親同士が昔からの友達だったからほんのりとした関係ではあった。

K子は、私とは正反対で頭が良く、美人で、積極的な人だった
高校を卒業して東京に出た。 大学へ行ったのかどうかは知らないが音信は不通になった、別に友達関係でもなかったし、意識もしてなかったが

その日の同級会で、彼女が私のところにやって来た、突然だった
なぜ私のところに来たのかは全くわからない、今もわからない
そして、久しぶりね”みたいなことを言って話し出した、それは唐突で脈絡もない話
「高校生のときね、あなたのお父さんが家に遊びに来てね、私を見て言ったのよ『**ちゃん、美人になったなあ、うちの倅の嫁になってくれたらいいのになあ』だって」
なんで突然、そんなことを言ったのだろう? それしか言わなかった
そして別の席に行ってしまった
きっと懐かしかったから話して見たかったのだろう、だけど思い出話といえば、二人の間にはそれしかなかったのだから、きっとそうだろう。

彼女は東京に出て役者になった、そこそこステージにも立っていると同級生から聞いた
でも一流にはなれなかった、でも当時40代か50前か? 役者は続けていた
それだけの話。

役者って「縫いぐるみ」かなと思う
魂が入ってない縫いぐるみ、そこに役が回ってくると縫いぐるみに魂が入って動き出す、そして芝居(映画)が終わると、魂が抜けて、また縫いぐるみに戻る

同じ体に別の魂が宿る、その都度、縫いぐるみの個性が代わる
先日、役者の西田敏行さんが亡くなった
私は、西田の芝居は臭くてあまり好きではなかった、わざとらしさが匂ってくるのだ、セリフ回しが大げさと言うのか・・・
大河「おんな太閤記」での秀吉もセリフが浮いて見えたし、「八重の桜」での西郷頼母役も、どうかなと思った。
もっとも秀吉役は老後の秀吉は迫力があって良かった、私にはどうやら「良い人」を演じる時にわざとらしさが鼻に突くようだ
その点では「釣りバカ」ははまり役だ、決して良いばかりの人ではない浜ちゃん
仕事をさぼっては釣り三昧、社長さえも弟子にして言いたい放題
上司をコケにするし、怖いものなし
どうも西田さんは、こういう役が合っていた気がする。
役とは縫いぐるみに入れる魂の事だ

「光るきみへ」の藤式部の父役の岸谷五朗さんは、今の役は気弱で真面目な役人、うまく演じている
だが「北の国から 遺言」では荒っぽい漁師(唐十郎)の息子役で、(内田有紀)の別居夫の危ない男を演じた
あのときの芝居は、「光るきみ」の役と同じ人物とは思えない怖い顔に見えた

役者は偉いと思う、本当の自分を本人はわかっているのだろうか?
一年中、自分ではない架空の人物を演じていて(人気俳優はいくつもかけもち)自分をたもてるものなのか

渥美清さんは本当にすごいと思う、私が選ぶとしたらベスト3の一人だ
渥美清か寅さんか、どっちが縫いぐるみで、どっちが魂かわからないほど一体化している、こうなればもはや名人なんだろうな。

泣いてたまるか - 渥美清






映画「PERFECT DAYS」を見た 2回目

2024年10月18日 17時47分22秒 | 映画/ドラマ/アニメ
 1回目を見たのは4月初め、もう一度見たいと映画館を探しているうちに5月に緊急入院となって、今日まで映画館で2時間以上じっとしていることができない状況になったのだった。

ところが今月のWowowでは、2023年に上映された映画が相次いで放映された
この映画もそうだが、「こんにちは、母さん」「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて」、すべて見た映画だが、パーフェクトを家で見られるのはラッキーだった。

映画は予備知識なく見る1回目、そしてあらすじを知って見る2回目では感じる場所が違ってくる、そして1回目では見落とした部分が2回目では見えてくる
感じ方も違ってくる。

登場人物にも視点が行く、作者はそれぞれに何を背負わせたのか、まっさらな俳優にどんな個性を持たせて魂を吹き込んだのか
主人公平山(役所広司)、同僚の若者タカシ、ホームレス、寺の掃除のおばさん、古本屋の女主人、姪のニコ、居酒屋の親父、赤ちょうちんの女将(石川さゆり)、女将の元亭主(三浦友和)、ニコの母親、一緒に車の運転してきた男(夫? 彼? お抱え運転手?)、障害を持った青年、姿が見えないオセロの相手、タカシの彼女アヤちゃん・・・それにトイレを使ういろいろな人たちも意味を持っている、ざっとこんなところか
見終わった後で一人一人の分析をするのも楽しいが、ここでは割愛する。

セリフを考えるのも面白い、必ず作者が伝えたい意図をもったセリフが有る筈
「こんど」「こんどっていつ」「こんどはこんどさ」「だからこんどっていつ」「こんどはこんど、いまはいま」「こんどはこんど、いまはいま」で納得してしまう姪のニコ

「伯父さんは、ママと住む世界が違うって」高級車に乗ってやって来たママ、トイレ清掃人の伯父さん、伯父さんも、かってはそちら側の人間だったが「おとうさんも、もう昔のおとうさんじゃないわ、帰ってこない」と何かの葛藤があって、ここにたどり着いたのだろう。
昼食をとりに来る神社のベンチの前に貼緑の葉を茂らせる数本の広葉樹がそびえたっている、その間からの木漏れ日はきらめき、彼は毎日それの写真を撮る「この樹は、伯父さんの友達なの?」ニコは見抜いている

同僚の若者タカシとのあまりにも大きな世代間ギャップが世相を表し、若者の彼女アヤちゃんが物足りない彼よりも昭和の中年男、平山に魅力を感じるのは、彼女の求める男性像が中年男の方により近かったということか。

孤独な女には、孤独になる理由がある、それがわかっているから男を求めるが、それをわかってくれる男は少ない
孤独な女の我儘な一人語りを、優しいまなざしで静かに聞いてくれる平山
彼女を追い掛け回し、今夜が勝負だからと、そのためにお金が必要だと云うタカシとの違いはそこにある、それは世代の違いだから仕方ないけれど
傷ついた蝶は、きらめく広葉樹に包まれて休みたい

平山のカセットテープが1万円で売れるから売りましょう、そしてお金貸してくださいと若者は言う、だが何十年も大事にしてきたテープは売る気にならず、財布から有り金全部3万円ほど若者に無言で渡す主人公
しかし、空っぽの財布、主人公はレコードショップに行って結局テープを一本売ってしまうのだ、タカシにはしられぬように、これが平山の優しさ、懐の深さなのだ

だから姪のニコが何かしらの不満を持って母のところから家出をしてきて
「家出したら行き先は伯父さんのところって決めていたの」は、アヤちゃん同様に、平山の懐の深さを知っているからに違いない。

始まりは物静かなトイレ清掃人でしかない主人公、次第に生活パターンが明かされて、休日はまた異なった姿を見せてくれる
平山の内面が次第に明かされていく、最後は赤ちょうちんの女将へのほのかな思慕
そこに訳ありの男が現れて、女将と何やら深刻に話している
男が亭主ではないかと主人公にはピンとくる、夢が壊れたと思ったが、それは7年前に別れて今は別の女と再婚した元夫と聞いて、さらに「私はガンを患っていまして」「あいつをよろしくお願いします」「いえ、そんなんじゃないんです」と否定しても、それは真実ではなく
ラストシーンでは、運転しながら平山の顔は喜びがこぼれている、そしてBGMが次第に大きく響き、その心の喜びを祝す。

平山にはぎらぎらする欲望は微塵もない、自然のままに時間と生きている
それが毎日の規則正しい生活になっている、ところがいろんな人間関係が平山の規則正しい日常を乱す
それゆえ楽しみの居酒屋での一杯の焼酎と食事が出来なかったり、仕事帰りの一番風呂にも入れなかったり、就寝前の読書時間までも奪われてしまう。
「おっと、この先を書いたらまた長くなるから、続きとする」

                             つづく

Sunny Afternoon - The Kinks lyrics



30年前に準備した老後対策

2024年07月22日 19時27分29秒 | 映画/ドラマ/アニメ
 今日も朝から暑かったが結構な風が一日吹いていたので、気温も31度までだった。
おかげで夕方には散歩もできた、わりと涼やかな風が吹いていて歩いている時は汗をかかなかった。

 老後の楽しみに40代からテレビ番組をDVDに録って溜め置いた
その枚数は700枚くらいになる、三倍だと6時間だから全部見るなら4500時間くらいか、一日3時間見て1500日かかるから毎日三時間でも4年か!
78歳、メジャーリーグ、相撲、連ドラも見るから考えただけで無理なのがわかる
老後の楽しみにと録ったが、今がその時になった、要するに無職になって時間を持て余すときが私の老後だ。

録画したDVDの70%は韓ドラだ、40代、50代は韓ドラにどっぷりで、NHKの韓国語講座やテキストCDで韓国語を勉強して、新潟、富山、小松から何度も韓国に飛んだ時期もあった。
キム・ハヌル チェ・ジウ イ・ヨンエ パク・ウネ イ・ビョンホン ソン.スンフォンなどのファンになり、最後はソン・イェジンにハマった。
春先に朝鮮戦争が舞台の「ロードナンバーワン」を全編見終えた、ヒョンビン キムハヌルがが主演だった。

それ以外はドキュメンタリー、緊急ニュース映像、恐竜もの、宇宙ものなどサイエンス番組、あとは野球が多い、それも記録達成の試合とか、日本シリーズとかで、あの前々回の阪神の日本シリーズも録ってあった。
最近見ているのは三陸沖地震の速報ライブや、同時多発テロの速報ライブだ

今日は、このDVDを整理して分類しようと思う、分類せずに収納したので見たいのを探すのがたいへん、すっきりさせて暇な時間に楽しもうと思う

最近は夜10時半までに寝て、朝は5時起きが定着したので夜更かしをしない
早朝からテレビを見る気にもならないから、結局食事後の2時間くらいしか見る時間はない
それでも何かで時間を過ごせれば、それは良い時間である
当時を感じながら見るのも良いだろう。