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 神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)


神様がくれた素晴らしい人生(yottin blog)

北陸でも夏日

2025年03月27日 08時32分35秒 | 自然災害
朝、畑作業をしていたら、緑の小さなクモが糸を引いて風に乗ってふわふわと飛んでいた
クモは大嫌いだが、春らしいのどかな風景で、ちょっと微笑ましかった。

朝はまだ肌寒いですが、日中には富山、新潟は27度まで気温が上昇とのこと
もう夏日になってしまうのですね
これは南風が入ってくるからなので、俗にいう「南っけ」
女性は頭が痛くなったりするあれですね、フェーン現象です
山火事はオーストラリアやカナダ、アメリカのことだと思っていたら、日本でも複数の山火事がおこっています
山火事はなかなか消し止められず、数週間、何か月と続くのが特徴です
原因は乾燥しきった森林に人の不始末で起こることが多い、稀に木と木の摩擦が原因なのもあるらしい

冬は雪のない地方は乾燥しますね、東北で起きた山火事も雪と雨が降って鎮火しました
人間の力なんて限界があるんですね、太陽系の彼方まで探査機を飛ばせても、山火事一つがなかなか消せない、不思議です。




ピーターとゴードン Peter & Gordon/アイ・ゴー・トゥ・ピーセス I Go To Pieces(1964年)

大雪続報

2025年02月05日 17時42分11秒 | 自然災害
 風が唸り、雪も打ち続けています
細かい雪が舞っている
富山市や上越市では60cmを超えました
新潟、長野県境の十日町市、津南町では2~3mの積雪、上越市安塚区は一日で1m降りました
富山県、岐阜県境の利賀、白川郷あたり積雪3mです
新潟市からの国道49、磐越道は事故と除雪作業で交通止め、福島県へは行けなくなりました(遠回り迂回路あるが、それも?)


大地震を考える

2024年09月05日 21時04分36秒 | 自然災害
 気温は夜になれば30度を切って気分的に涼しくなったのだが、蒸し暑さは相変わらずで、21時近い今も窓を開けて風が吹いていても、体は汗ばんでいく
日中など30度を遥かに越えて、今日も新湊で過ごしたが日陰に居ないと、とてもじゃないが体がもたない。

今日の北日本放送(富山市)は能登地震の特集番組を午前中ずっとやっていた
北陸地方のラジオ局の共同番組だった
富山県では氷見市や高岡市が能登半島の付け根にあって、震度5強の揺れでかなりの被害を被った
そのために家が壊れて、ある地域では30軒くらい家をあきらめて移住していった言う、商店も後継者がいないところに地震災害で、廃業の後押しになったという、町が寂れていくのが悔しいという
それでも石川県の穴水町を見てきたら、「われわれの町の被害の比ではない、能登の災害は、あまりにも大きすぎる」と言っていた。

新潟県、富山県、石川県、長野県の活断層もいくつもあり、それらのマグニチュード予測では7.0~7.7とされている
もっとも大きなものは糸魚川、静岡構造線活断層で日本海から松本盆地を経て太平洋にまでつながる大断層、いわゆるフォッサマグナ
大昔、二つの島がぶつかって出来たつなぎ目である、ここがMg7.4~7.7と推定される、小松左京の「日本沈没」の舞台でもある。
他にも新潟県西部には高田平野と十日町の活断層があり、いずれも7.2~7.4とされる
地震が無いはずの富山県にも砺波平野断層帯、呉羽山断層帯があって7~7.2
石川県では森本、富樫活断層がある
長野県にも他県にまたがる活断層が2~3か所ある
(地震調査研究推進本部資料)
















地震大国日本と未来空想

2024年08月08日 20時32分34秒 | 自然災害
 今日も海王丸パークへ行って来た
朝まで結構な雨が降っていて涼しかったが8時には止み、お昼前にはまた夏の日差しに戻って暑くなった。
こんな猛暑の時は家にいれば電気料がかさむし、エアコンを使わなければ体が参ってしまう、外はもっと暑いが、海辺に行くとけっこう涼しい風が吹いていて日陰にいると涼しいのだ。

夕方、四国の太平洋側(高知県)から九州南部にかけて震度6の地震が発生した、津波警報も出た
正月早々能登沖地震で始まり、未だに復旧作業ははかどっていない、それなのに能登沖以後も各地で地震が続いている
先日には、富山県から新潟県上越市にかけてこの先、海底震源の大地震が起こる確率が高い発表があった
当然それは私たちの生活圏で少し肌寒さを感じる発表だった
能登沖地震でも相変わらず富山県は大きな被害はなかったが、津波がある程度やって来た
地震には慣れっこのわが地域ではあるが、津波襲来と言うのは能登沖地震が初めての経験だった、結局は数十センチで終わったが、我が家の地域はたぶん海抜10m以下、海岸からは1km少々だから三陸並みの津波が来ればひとたまりもない
能登沖の時にはラジオから「すぐ逃げて」のヒステリックな声に驚いて車ですぐに逃げたが、あれ以来地震と聞くと津波がよぎるようになった。

一週間くらい前に地元業者が同業者に頼まれて、能登沖地震の災害現場の調査に行って来た
災害現場と言うのは輪島市の山間部で、山崩れの現場だった
崩れた山の復旧工事に伴い、山頂部を削って崩れた部分を埋めてコンクリートなどで固めて補強する、災害現場ではよく見られる工事だ。
山の森林を伐採するので自治体は、地主に補償をすることになる、その為に伐採する木の本数を正確に数える仕事なのだ。
調査する現場の山の高さは100mほどで70mほどが崩落しているそうだ
一日目は夜遅くに着いたので七尾市で宿をとり、翌日2時間以上かけて輪島市の現場の山に着いた、山は急傾斜でえぐれており、そこを上って上まで行く
暑いさなかでもあり、そうとう体力がきつくなる
輪島市内も山間部も、途中の村や町も見たがとても復旧が進んでいるようには見えなかったそうだ。
輪島や珠洲など地震被害が大きかった地域では宿もとれないので金沢市まで戻って、そこで一軒家を借りて泊った
翌日は3時間半かけてまた山の現場まで行ったが、土砂降りになってろくに仕事もしないうちに元請け会社から「土砂災害の危険があるから」と強制退去の指示がでて、また金沢まで帰ることになった
さすがにこれでは仕事にならないし、現場が危険すぎると3日目の仕事はキャンセルさせてもらって帰って来たそうだ
彼らの話を聞くと、まだまだ完全復旧は先になりそうだという
山間部が多い過疎の地域の復旧工事は困難が多く、優先度も低いのだろうか
先日の全国知事会でも東京都一強の様相で、都知事の発言に過疎化が進む県知事から反発する意見も出たそうだ
二重三重に高速道路が出来ていく首都圏、災害復旧もままならない財源不足の地方、これを解決しない限り人口の片寄りは進むばかりだ
すでに解決策など無いのかもしれない、もしあるとすれば県ぐるみの強制移住しかないだろう、人口が減っていく地域の住民をあたらしく作った都市ゾーンに全員移住させる、そこは30万とか50万とかの人工的に作った都市、住宅環境、労働環境、アミューズメント施設、文化施設、老後の安心環境、先進的な生活環境を県や国が作って無償提供する、日本から過疎地を無くす、当然それは共産主義国家でなければ現実的ではない。





二人だけ キャロル



各地で交通止め 大渋滞

2024年01月24日 20時41分04秒 | 自然災害
 大雪警報が出ていたが、今日一日は曇り空で雪はほとんど降らなかった
風があるので、雪雲は山間部へと行ったのだろう、山間部はどこも雪模様で新潟県、富山県、石川県、福井県も山間部のいたるところで交通止めになっている。
それ以外にも東名高速道が関ケ原から滋賀県、三重県にかけて  積雪で車が動けなくなっていると言う。
滋賀県から福井県への賤ケ岳の県境付近でも交通止めらしい。
昔は、あまりこういったことが無かった気がするが、車の性能が向上して過信してしまう傾向があるのかもしれない
それと雪に慣れているかいないかでも違ってくるが、いくら対策が万全でも前方に雪慣れしない車が動けなくなってしまえば、それまでだ。
ノーマルタイヤは論外だが、スノータイヤであっても4WDは必要だ、車高の低い車もアウト、雪が激しいとワイパーがやられる、ワイパーがやられれば前が見えなくなるから、それ以外がOKでもアウトだ。
燃料も出かける前には満タンにしていかないと一晩をすごすときにはピンチになる、それとトイレ対策もしていく必要がある。
車中泊覚悟なら毛布は必要だ、廃ガス中毒対策の為、1時間に一度は排気管の周りの除雪は欠かせない、複数でいれば交代で睡眠がとれる。
関ケ原付近では50cm前後の大雪と言うから雪国の我々の地域より遥かに多い
雪に慣れていなければ、これはたいへんな状況だ、毎年同じことが繰り返されている、大雪警報が出たらとにかく出ないのが一番だ。
仕事の為と言っても、このような事態になれば余計に仕事が遅れる結果になる
送り出した会社側も、のんびり寝てはいられなくなるだろう。
私も明日はドライブの日だが、当然ながら家で巣ごもりをして過ごす
雪はまだ金曜いっぱいまで降る予想だ、じっとしているのが一番。

昨日の当地、散歩してきた 大寒の雪国とは信じられない







今年3回目の出漁 成果は?

2024年01月22日 05時30分38秒 | 自然災害
 一昨日、船長から「月曜日に船がでます」と連絡が来た
昨夜は「光る君へ」を見るのをあきらめて録画にまわして20時に寝た

今朝は2時50分に目が覚めて、起きるには早く、さりとて寝るには目が冴えていて(どうしよう)と考えているうちに、夢に落ちた。
夢の中では家族を巻き込んで「2時に目が覚めたが、どうしたらいい?」と大騒ぎだった、そして再び目が覚めたら3時半だった。 今度はタイミングばっちり。 起きるとすぐに作業着に着替えて、いつでも出られるようにしておく

顔を洗って、昨日作っておいた簡単な「スンドゥブチゲ(豆腐鍋)」を汁代わりに、残ったわかめの味噌汁に溶き玉を落して熱々の「オジヤ」
冬の夜中の食事には韓国風はバッチリ、チゲにはワラビ、豆腐、白菜、ひき肉、唐辛子、えのきなどを入れた。

食事が終わって4時ちょっとすぎ、ブログチェックしながらコーヒーを飲んでいたら船長からメールが
「入港は7時半になります」なんと2時間遅くなって大いに暇が空いた
寝ようかとも思ったが、それでは寝すぎになるし、ブログを書くことにして、今やっている。

メールを開いたら、昨日も船長から来ていたのに完全に見落としていた
「明日は天候不順なんで何時に出られるかわかりません、また連絡します」とあった。

今年の漁業は散々だ、1月4日は「べたなぎ」だったのに、地震の影響で漁業者は申し合わせて出漁を見送った。
初競りは近年滅多にない1月9日だった、しかし漁場に行ってみれば地震で網はどこへやら・・・探し回っても見つからず空手で全船帰港、網の被害だけでも100万円単位だった。

次に出たのは14日だったが商品になったの20匹程度、大赤字
そして今日、ようやく3回目、しかし遅い出航だから量によっては一網で終わる可能性もある。

わが漁港の被害は網の流失、漁場の変化以外では堤防の先にあった誘導灯が破壊されて反対側の堤防に流れ着き、そこで光っているので見間違った船に被害が出るのではと言う程度。(すぐに管轄の役所に届けた)

元旦以来、こちらの漁業も散々な目に遭っているが、漁師同士の会話はいつも「能登の漁師と比べたら我慢しなけりゃいけないな」
輪島の沖合40kmほどの所に舳倉島(へぐらじま)があり、気象観測所となっている舳倉島灯台は漁業者が出航判断のデーターとして利用しているが、今もなお全てのデーターが「不明」のまま続いている。

そういえば地震との関連は知らないが、去年は北海道や新潟県で大量のイワシが海岸に(魚が自主的に)打ち上げられるというニュースが何度かあった。
地震の前日の大晦日には九州宮崎でも海岸に押し寄せた魚の動画が公開されていた。
水温がイワシが住めないマイナスになったから。 酸欠になった。 捕食者に追われた。 などという説が言われたが・・・去年から海の中では何かが起きていたのはたしかなようだ。

写真 記事とは関係ありません





能登半島地震 新湊周辺を歩いた

2024年01月19日 19時01分31秒 | 自然災害
 北陸三県の面積がほとんど一緒なのが面白い
全国33位が富山県、34位福井県、35位石川県と面積がほぼ同じ三県が並んでいるのも面白い、江戸時代は石川県は前田家加賀100万石の本貫地、富山県は加賀100万石の内で前田家支藩(分家)だった。
この石川、富山と面積が似ているのは徳島県、長崎県である。
同じ北信越でも長野県は4位、新潟県が5位と広い、長野は新潟より一回りくらい広い(約1000㎢)、北陸三県を合わせると、ほぼ新潟県と同じ面積になる。 この5県をまとめると北信越という単位になることは何度も書いている。

能登半島地震では震源の石川県は元より、北信越5県すべてが大きく揺れて、石川、富山、新潟の物的、人的被害が大きかった。
富山県は東部、西部に分けるが東部は富山市から石川県境の小矢部までで、能登半島の付け根ともいえる位置にある、特に氷見市と小矢部市は石川県に接して高岡市と共に能登半島の一部になっている
そんなわけで今度の地震ではこの三市の被害が大きかった。
さすがに野次馬的に困っている土地へ興味本位で行くことはできない、毎月2回行っている海王丸パークがある新湊地区から高岡の万葉線あたりの様子を見て帰ってくることにした。

このブログでも紹介して写真もアップした電車+散歩記事
万葉線の海王丸駅から中伏木まで電車に乗り、中伏木から庄川口駅まで散歩した道がどんな状況か行ってみた。
今日は生憎の雨降りで歩いてと言うわけにはいかなかったが、予想以上に道路の陥没などがあって驚いた。
港周辺ではコンクリートミキサー車が忙しく動いていた

海王丸パークでも駐車場の道路の一部にひび割れがあった
なにより新湊大橋の東の取り付け道路に陥没とひび割れがあったのには驚いた、この港をまたぐ大きな橋が交通止めではと心配したが、まだ新しい橋にはそれはなかった。
富山新港の橋のあたりにも段差が出来ていたし、パークの西にある観光施設「きっときと市場」周辺から新湊漁港は被害が顕著である、一部の道路は交通止めになって警備員が立っていた。

新湊大橋東詰め

「きっときと」手前の道路

新湊漁港周辺






がれき置き場




庄川土手 












カニ漁ピンチ

2024年01月14日 18時06分06秒 | 自然災害
 今日、新年二回目のカニ漁に出た。 先日は地震で全ての網が無くなり、カニはとれず網は大損害。
今日は様子見で3回網上げのところを1回にしたが、市場に出せるカニは僅か5箱程度
赤カレイを加えても10箱くらい、去年は150箱を超える日もあったのに、これでは死活問題だ。
他の漁師も同じで元気がない。
多分地震は海底を激しく揺らして泥を巻き上げ、泳げないカニは泥に埋もれて全滅したのではないか?
あんこう漁も、たった1匹しか獲れなかったという。
この先、何を獲れば良いのか船長は悩んでいる。
カニ漁を辞めれば、私も、お役御免だ。
せっかくなれてきたのに、私もまた暇つぶしを考えなければならない。

今朝は昨日降った雪が凍り、車を出すに苦労した、道路も凍ってスリップしないよう気をつけて走った。

朝6時、カリカリに凍った港



津波への備え 次第に判明した被害

2024年01月11日 08時39分36秒 | 自然災害
 北陸、新潟に高波はあっても津波は来ない、富山県は地震被害ない、これが覆った今度の地震。

今度の地震の人的被害は9日現在死者は石川202人、富山、新潟は0
負傷者は石川565人、富山41人、新潟48人、避難者、石川26158人、富山82人、新潟21人、
津波の死者は居ないようだが、港の船の損失は津波が原因だろう、報道より大きな津波が来たのは確かだろう、観測所は僅かで小規模な市町村には観測機器がない。

県のまとめでは一部損壊が多いが富山県は800軒以上、新潟県は2000軒以上の家屋被害が発生した。 わが町も300軒以上が被害に遭った。

新潟県には小規模な津波被害があった(床下浸水14軒)、特に海辺の上越市直江津地区は海水浴場と関川の下流域の津波が川を45m進んで、4.5mの堤防を越えて民家に被害を与えている。
直江津海岸の津波は最大2mと発表された、海岸の高台の公園には津波が6.6mまで押し寄せた、海岸線から最大100m上陸した。

富山市には1mほどの津波が来た、
そして石川県の志賀原発には3mの津波が襲寄せたと北陸電力が発表した。 敷地は海面から11mで4mの防潮堤がその上にあるので海水の侵入は無かったそうだ。
しかし11日の報道では変圧器の絶縁油が海上に流失したそうだ。

能登の珠洲、輪島、志賀町にかけての海岸線90kmに渡って海岸が隆起した、輪島市では4.4㎢が陸地になったそうだ、最大で4m隆起したところもある。
逆に穴水町では沈下したところがあるようだ。

どんどんわかって来た自身の様子、わが町でも予想以上の津波や揺れがあったのだろう、我が家も住んでいない旧宅の土間が5cmくらい隆起して、逆に土間の縁が数cm陥没してドアが外れた。

昨日は震度3強(長岡市で震度5)の余震、今日の夜も震度1程度(能登で4)
津波が怖くて、「津波はありません」と言うたびに胸をなでおろす。
緊急セットと衣類などを詰めたバッグと防寒具は玄関付近置いておく習慣がついた。
逃げ道の確認も家族で話した、息子が仕事中なら我々はかってに逃げるから息子はこっちを気にせず職場から直接にげること。
私が車で出かけた時、女房殿は徒歩で近くの市役所(7階建て)に逃げること。
私も家にいたら、今度は隣の奥さんを誘って逃げること。
逃げ道も渋滞しないルートを確認した。
ガソリンは半分以上入れておくこと、スマホは80%以上、充電器は忘れず持っていく。 水は車に積んでおく1L×6本 缶詰など保存食を3日分くらい確保。

こんな日が来ないことを祈るばかりだ。







新たな地震被害

2024年01月09日 07時22分36秒 | 自然災害
 地震の影響で遅れていた漁協の初セリがようやく今日行われる
豊洲では初競り、大間のマグロに1億数千万円の値が付いた、いよいよコロナの影が薄れて飲食業界も復活を果たした。
こちらのカニも初競り、いくら値が付くか楽しみにして、5時に港へ行った
5時半、船が港に戻って来た。 
ところがカニの姿が無い、いつもは3連12、36把くらいの網をあげるのに、船にあったのはたった1把、それも切れた僅かな残りだけで10mもない、残りは全て地震の海底の揺れでズタズタに切られて行方不明だそうだ。
後から刺した網も含めて50把、ほとんどが新年用の新品網で最低でも100万円の損害、さらに本当は水揚げされるはずのカニの売り上げがゼロ、大損害だ。
僚船も同じ程度の損害を被ている。
僚船の40歳の船長もやってきて、さんざん歎いて行った。
「嫁さんを売るしかない!」
定置網漁もとうぶん休業で乗組員も「パート仕事をさがさなければならん」と嘆いている。

空籠ばかり ぼーぜん!


今が子持ちの産卵前の甘えびも、たぶん全滅したのではないかとも言った
それでも、ここは船も港も無事だから我慢できる
輪島漁協では港が隆起して、船が転覆、さらに数十艘沖に流されたと言う
そのうちの8艘が新潟県の西部の海岸に流れ着いた、流れ着いて岸壁にぶつかって沈んだ船もあると言う。
輪島では災害の人命救助が優先で、漁業者も港や船の始末どころではないらしい。
流れ着いた輪島の漁船は20トン級の大船で、こちらの近海漁業の5トンと比べても比較にならないほど大きい。
その船の被害金額だけ考えてもたいへんなものだ。

今日の船長の水揚げはカニ10匹くらい、中型が1匹、それ以外は小さいから市場に出せるのは二箱くらいか・・・
まだ1か月くらい地震の恐れがあると発表があった、船長はまた網の被害が起ることを恐れて、新たな網を刺すことをためらっている。
「1月は休業か」という弱音も出て来た。 だがカニ漁は1月が最盛期、ここで稼がないと苦しい。

網の損害の補償はのぞめないのではないかと言う、それは自己申告だからだ
ズルい者がいれば過大に損害を申告するかもしれないからだ。
だから船長のように真面目な漁業者はバカを見る。
政府は広域激甚災害を適用すると発表した、個別保証が無理なら日頃の実績に合わせた保証をしてくれればよいのではないかと思う
第三者だから無責任に言っているが、漁業者の口は重い。



ラジオを聞いていたら、今度はインドネシアでM7の地震が発生
田中直紀、真紀子の元大臣夫婦宅が火事で焼けた、田中角栄元総理の目白御殿だ、線香の火が原因だとか
今年は元日早々、騒がしい。