神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)


神様がくれた素晴らしい人生(yottin blog)

クィーンズ駅伝 トップ選手の熱戦に興奮

2024年11月25日 17時28分18秒 | マラソン/駅伝
 宮城で開催されたクィーンズ駅伝2024
昨年のトップ8(クィーンズエイト)と予選会(プリンセス駅伝)で勝ち上がった16チーム、計4チームで争うクィーンズ駅伝
エース区間の3区(10.6km)5区(10.0km)が面白かった
特に最長区間の3区には佐藤早也伽(セキスイ)廣中璃梨佳(郵政)渡辺みなみ(パナソニック)、五島莉乃(資生堂)、加世田梨花(ダイハツ)、小海遥(第一生命)、川村楓(岩谷産業)、安藤友香(しまむら)というそうそうたるメンバーが勢ぞろい。
特に駅伝で実績ある佐藤、廣中、渡邊、五島、加世田が上位でタスキを受けての直接対決になった

前から佐藤、廣中、安藤、五島(TBSテレビより)


佐藤が1位、廣中2位、安藤3位、五島4位でタスキを受ける、1位と5位の差は17秒という大接戦、安藤は駅伝よりマラソンでトップの選手
今の駅伝界の女子では廣中、新谷、五島、小海の四人が1秒を巡る戦いを繰り広げて全く互角である。

佐藤、廣中、安藤、五島の順で中継所を出たが、途中廣中が佐藤を抜いた、そして五島も安藤、佐藤を抜いて2位に上がり廣中を追う
抜かれたが佐藤も粘って、差はあまりない



ついに五島が廣中をも抜き去る、そのまま五島、廣中、佐藤の順で中継所へ
小海は12位から9位にチームを押し上げた

トップに上がった五島莉乃 石川県出身、今や駅伝界の花形


区間個人記録は区間賞五島、16秒差廣中、3秒差渡邊、3秒差川村、15秒差小海の順

アンカー前の5区には、新谷仁美、鈴木亜由子、一山麻緒、松田瑞生、細田あいがエントリー
一山と松田はマラソン選手、新谷、細田はどちらも来いだ、1万mの日本記録保持者だ
鈴木亜由子はクィーンズのトップ選手だが、ここ2年ほど調子を落としている、東京五輪ではマラソンに出場している。

鈴木が1位でタスキを受け、22秒差の2位で新谷がタスキを受ける、一山は4位で受け、パリ五輪マラソン補欠の細田は5位でタスキを受ける

新谷が先行する鈴木をじわじわと追い上げ、ついに捉えて抜くが、鈴木も差を付けれれることなく、二人は並走を続けて3位以下を引き離していく


二人の並走は中継所まで10km、ずっと続き抜きつ抜かれつ、わずか1秒差で鈴木が6区につなぐ。
細田あいも5位から3位に順位を上げた

息詰まる優勝争いは6区へ


個人区間記録は、区間賞が細田、2位はしまむらの鈴木杏奈13秒差、3位は新谷4秒差、4位は鈴木21秒差、鈴木と同記録でパナソニックの石川桜子

最終区は1位JP日本郵政、1秒差で2位積水化学の一騎打ちに
積水の森智香子がいきなりのダッシュで郵政の太田琴菜を引き離す
しかし太田は慌てず、じわりじわりと追い上げて、ついに捉えて並走
ゴール前数百メートルで太田が一気にスパート、森はついて行かれず最後は27秒差をつけてJP日本郵政が優勝、積水化学の連覇を阻んだ。

私が女子駅伝で一番最初にファンになった鈴木亜由子が復活の兆しで嬉しい。
今は一押しは五島(ごしま)りの、次が細田あい、そして廣中りりか、新谷(にいや)ひとみ、鈴木あゆこ、佐藤さやか、小海(こかい)はるか

パリ五輪、女子マラソン代表3名決定 名古屋ウィメンズ

2024年03月11日 13時25分57秒 | マラソン/駅伝
パリ五輪代表はMGCで1,2位になった鈴木優花、一山真緒の二人が決定していたが、3人目は大阪で日本記録を出した前田穂南か、3月10日の名古屋で前田の日本記録を破って日本人1位のいずれかになる。

そして今日、名古屋ウィメンズが開催された
有力選手は東京代表の鈴木亜由子2.21.52、加世田梨花2.21.55、安藤友香2.21.36
、MGC3位の細田あい2.21.42はケガで欠場となった。
外国人招待はゲブレシラシェ(エチオピア)2.18.11、チュンバ(バーレーン)2.20.02、メリンガー(ルーマニア)2.20.49など

レースは序盤から日本記録を狙う展開になり、ペースメーカーの一人が15km持たずに脱落するなど、パリに執着するレース運びとなった。
しかし20km過ぎから日本選手は遅れ始めてゲブレシラシェ、チュンバの二人が先行、日本選手は安藤、鈴木、加世田が前を追う展開、メリンガー遅れる
26km
外人二人がスパート、日本選手はついて行けず離される、この時点で前田穂南の日本記録より遅れ始める、日本選手3人の中で鈴木が遅れ始める
30km
ゲブレシラシェ、チュンバが並走、31秒差で安藤と加世田が並走、鈴木が10秒差で続く、パリ五輪の為の日本新記録には届かない通過時間になって来た。
34km
安藤が追い上げて来た、外人2選手との差は21秒、加世田が8秒差、そこから鈴木が11秒差
36km
ゲブレシラシェが立ち止まった、体調が悪いようだ、安藤が追い抜いて2位に
36.7kmでゲブレシラシェは棄権
37.5km、安藤はますます追い上げてチュンバに2秒差
39.2km ついに安藤がチュンバに追いついて並走、鈴木も加世田を抜いて3位に上がる、誰に余力があるのか優勝争いは安藤かチュンバか、しかし終盤一番ペースが速いのは鈴木だ
そしてゴール前200mほどで安藤がスパート、チュンバも猛追するが差が開く
そのまま安藤がゴール、マラソン7回目で初めての優勝
2.21.19は安藤の個人新記録(初マラソンが最高記録だった=初マラソン日本最高記録)
2位はチュンバ2.21.25 3位鈴木亜由子2.21.33(自己新記録)
4位加世田梨花2.22.11 5位夏雨雨(中国)2.25.45
6位メリンガー2.26.09 7位大西光2.26.12 8位大森菜月2.26.54

安藤は前田の記録を破れず、前田のパリ代表が決定した。





東京マラソン パリ五輪男子マラソン代表3人決定

2024年03月04日 11時55分19秒 | マラソン/駅伝
パリ五輪の男子マラソン第三代表はMGCで三位だった大迫傑に決定した。
昨日行われた「東京マラソン」でも2.05.50を破った選手がいなかったため、MGCで三位に入った大迫に決まった。
大迫傑はマラソンでは日本第二位の2.05.29の記録を持っている
既にMGCでパリ代表が決まっていたのは小山直城、赤崎暁
小山は大阪マラソンで2.06.33の自己新で 3位に入った
一方 赤崎は 2時間9分台 少し 戦うには 心配な 数字である 日本記録保持者2.04.56の鈴木健吾も出場したがパリは遠かった、因みに奥さんの一山真緒選手は既にパリ五輪出場を決めている、女子の第三代表は10日の名古屋ウィメンズで決定する。 MGC三位だった細田あい選手はケガで名古屋の出場が取りやめになった、残念。

東京マラソンは男子はケニアのキプルトが世界歴代5位の2.02.16で優勝
上位6位までケニアとエチオピア選手で独占した、3位まで全員ケニア
世界2位の記録を持ち、今回は人類初の2時間切の世界記録を期待されたケニアのキプチョゲは20km手前で失速して10位に終わった
日本人のトップは西山雄介で2.06.31 全体の9位だった

女子はエチオピアのケべデが2.15.55で優勝、日本人の一位は新谷仁美で2.21.50、全体の6位と健闘したが自己新記録は出せなかった。




パリ五輪 女子マラソン三枠目は19年ぶり日本新の前田穂南で決まり?

2024年01月29日 09時35分35秒 | マラソン/駅伝
 土砂降りの中で行われた去年10月のMGCでは1位、2位が一発内定、3位が暫定内定候補となった。
代表内定は優勝の鈴木優香と一山麻緒、暫定となる3位には細田あい
第三代表を決めるレースの一つ「大阪国際女子マラソン」が28日開催された
そして土砂降りのMGCでは力尽きて7位に終わった前田穂南が、21kmからスパート、新谷仁美らペースメーカーも置き去りにして飛び出し、2時間18分59秒の日本記録で全体の2位、日本人トップでパリ代表内定の暫定3番手に躍り出た。 自己記録を3分以上縮めた。
優勝はエチオピアのエデサ(世界ランク20位)で2時間18分51秒だったから、前田はわずか8秒差だった、大健闘である。
3位には大阪のちゃきちゃき松田瑞生2時間23分03秒、大阪薫英女子学院で前田の1年先輩とのこと。

MGC3位の細田あいは前田に抜かれたので、パリを目指すならファイナルチャレンジレースになる3月10日の名古屋ウィメンズで再チャレンジが必要になる
ここで前田の日本記録を上回る成績を出して、且つ日本人1位にならなければならない
他の選手も条件は同じだ、もし名古屋で日本新記録を出す選手が居なければ前田が残り一枠の代表内定決定となる。

名古屋は未だパリの代表内定を取れていない日本女子マラソン界のスターが1枠をかけて競い合うことになるだろう。
大阪日本人2位の松田瑞生は再挑戦するか? 3位の佐藤早也伽は?
実力者安藤友香、加世田梨花、再チャレンジとなるMGC3位の細田あい、前田彩里、東京代表鈴木亜由子、など


第29回 天皇杯都道府県対抗男子駅伝大会

2024年01月23日 09時27分44秒 | マラソン/駅伝
 21日(日)先週の皇后杯女子駅伝に続き、男子駅伝が広島で開催された
長野県が連覇して2度目の3連覇に挑む男子駅伝、男子駅伝と言うと長野県が強い、過去28回のうち9回優勝している。
今大会の見どころはエースが集う最終7区13km、1分少々の差なら逆転もありえる大事な区間だ。
優勝候補の長野県を含む北陸勢の活躍も注目点だ。

 青山学院の原監督の予想は高校駅伝を大会新で制した佐久長聖高校メンバーを擁する長野県が優勝本命で揺るがない、5区までにトップに立てば、そのまま優勝。
対抗は兵庫、千葉、鹿児島、岡山で、埼玉、群馬も上位候補
入賞(8位)ラインには福岡、宮崎、広島。昨年入賞ゼロの駅伝王国九州勢の奮起が求められる。

1区7km 5.3kmで長崎の川原琉人が抜け出して独走、区間新記録で区間賞 2位埼玉、3位岐阜、4位長野、5位兵庫、6位京都と続く
北信越は長野が4位、富山36位、福井37位、新潟43位、石川47位と長野以外は出遅れる。

2区3km 中学生区間 和歌山の田中が15人抜き
1位は兵庫が5位から浮上、2位は長崎、3位は埼玉、4位岐阜、5位京都、6位長野と上位勢は安定な走り
北信越は長野6位、新潟は小海が7人抜き36位に、福井38位、富山42位にダウン、石川47位

3区8.5km 群馬は1万記録保持者の塩尻が32位でタスキを受け15人抜きで17位まで上げた
愛知の近藤も塩尻と並走して13人抜きで20位に、栃木の菊池も13人抜きで21位
上位は6位まで16秒差だったが5km過ぎからばらけて、それぞれ単独走に
1位埼玉が3位から上がった 2位大阪、葛西潤が区間新の区間賞で押し上げた
3位長野、4位長崎、岡山が青山学院2年の黒田朝日で浮上(箱根2区で区間賞)6位千葉が浮上
北陸勢は長野3位、福井は川口が区間2位の好走で15人抜きで23位に、新潟も青学で箱根区間賞(98.99大会)の岸本が10人抜きで26位、富山も森山が7人抜きで35位、石川は最下位47位のまま

4区5km 長野は佐久長聖の永原が区間賞でトップに躍り出た
2位は15秒差で埼玉、3位岡山があがる25秒差、4位大阪、5位兵庫、6位千葉
北陸勢は長野1位、福井は21位に、新潟は24位に上がった、富山38位、石川47位

5区8.5km 長野は4区5区と佐久長聖のタスキリレー
5区も佐久長聖の山口が区間賞で2位との差を広げ原監督の予想通りの展開に
岡山は黒田然、兄は3区を走った朝日、妹の六花は全中優勝の京山中学のエース、父も法大で箱根を走った選手だ。 6.5kmで千葉の鈴木が2位に上がる
1位長野、2位55秒差で千葉が5位からアップ 3位埼玉1分16秒差
4位岡山、5位には福岡がアップ、6位京都 3位から6位までは12秒差に4チーム
北陸勢は長野1位、福井23位、新潟35位、富山39位と3チーム揃って順位を落とした、石川47位

6区3km 中学生区間
1位長野 2位千葉48秒差 3位岡山1分23秒差 4位兵庫 5位埼玉 6位京都
北陸勢は、長野1位 福井27位 新潟35位、富山42位、石川47位
北海道の吉田は区間賞で29位から21位に押し上げた。

7区13kmアンカー勝負
箱根駅伝の区間賞選手が4人、その中には新潟の山本唯翔(城西大=箱根5区99回、100回2年連続区間新、区間賞)もいる。
トップの長野は駒澤大(箱根2区2位)の鈴木芽吹で逃げ切りを図る
鹿児島は元旦の実業団で区間賞の市田孝、熊本はパリ五輪マラソン内定の赤崎、福岡マラソン日本人一位の細谷は茨城などそうそうたるメンバー。
しかしレースは長野が大差でリードしているので見どころは2位争いと8位入賞
長野は後半4区、5区、7区と区間賞の圧勝だった、鈴木芽吹が区間新の区間賞で走り2位に2分以上の差をつけた。
2位の埼玉は6区5位から、ひらまつ病院の荻久保が区間3位で3つ押し上げた
3位千葉、4位京都は大塚製薬の清水が2アップ、5位兵庫、6位岡山、7位福岡
8位東京だった。
茨城細谷は10位から9位、鹿児島市田は12位から11位、熊本赤崎は区間37位と振るわず、チームも4つ落とした。
北陸勢は長野が2度目の3連覇で10回目の優勝、新潟は城西大・山本が区間4位で7人抜き、新潟を27位に戻した。
福井は2つ落として29位、富山はYKKの細森が42位から6つ上げて36位
石川は最下位の47位だったが沿道の観客から、地震で大災害を被りながらも頑張った石川県勢に惜しみない拍手と励ましの声援を送った。


 

第42回都道府県対抗女子駅伝大会

2024年01月15日 18時53分36秒 | マラソン/駅伝
京都で行われた「皇后杯都道府県対抗女子駅伝大会」過去最多優勝は地元京都
41回の大会で5連覇2回を含む18回の優勝を誇る。
昨年の大会は大阪が4回目の優勝を果たした。

私が思うマラソンを別とした女子中・長距離界のトップランナーは1万mの記録保持者①新谷仁美、5000mの記録保持者②廣中璃梨佳、中距離界の女王③田中希実、実力派新星④不破聖衣来、未知数の新星⑤ドルーリー・朱瑛里
⑥実力ナンバーワン⑥五島梨乃 この6人が実力伯仲と見ている。
今回は④不破、廣中以外の4人が顔を揃えた。
新谷はまだ優勝がない東京で9区アンカー、田中は兵庫で2区、ドルーリーは岡山から2区、五島は石川から1区で出る。

1区6km 何といっても群を抜いているのは石川の五島、これまでも駅伝1区で出るとスタート直後からトップに躍り出て、そのまま区間賞というレースを展開している。
この日も1.6km付近から抜け出し2位千葉に35秒の差をつけて区間賞、「今度の地震で気落ちしている故郷石川県を勇気づけるために頑張る」と言った五島、区間賞インタビューでは涙を流して答えていた。
3位熊本、4位大阪 アンカー新谷で優勝を狙う東京はアクシデントでまさかの47チーム中45位

2区4km 2区には兵庫の田中希実が20位で、岡山のドルーリーが27位でタスキを受け継いだ。
田中は爆走、中間の2km過ぎで2位に浮上、2.5km過ぎでは19人抜きでトップに躍り出た、世界相手に戦う田中は役者が数枚上手だ、区間賞。
調子を落している高1のドルーリーも区間5位で8人抜きで19位に
東京の保坂が13人抜きで45位から32位まで押し上げた。
1位兵庫 2位千葉 3位熊本 4位宮崎 5位に宮城があがって来た
北信越は長野15位、新潟21位、富山31位

3区3km中学生区間
1位兵庫は変わらずだが2位静岡が遠藤蒼依が区間賞で8秒差に追い上げて来た 3位神奈川 4位千葉 5位群馬 6位宮城 東京はなかなか上がらず31位
長野10位 石川19位 新潟21位 富山26位

4区4km 
兵庫は大学駅伝制覇の名城大石松、だが2位の静岡は日体大の齋藤が追い上げて並んだ。 だが2.7km過ぎで再び石松が齋藤を突き放した。
そのまま1位でタスキをつないだ、しかし2位静岡7秒 3位神奈川10秒
4位千葉10秒 5位宮城20秒と混戦模様
常勝軍団京都もじわじわ上がってきて16位から11位に上がって来た
東京も24位に上がったがトップから1分53秒差と苦しい。
福島の鈴木葵が区間賞。
長野14位 新潟22位 石川28位 富山は42位と大きく下がった

5区4.1075km
1.8kmで千葉の山崎りさが兵庫池野絵莉を抜いたが池野はピッタリついて行く
再び兵庫が抜いてトップで中継所へ
1位兵庫 2位千葉 3位は広島が森安の好走で入る 4位宮城もアップ
5位神奈川 6位大阪 京都が7位に上がる
区間賞は千葉の山崎で区間新 兵庫の池野も区間新で区間2位
長野12位に 新潟27位 石川31位 富山43位

6区4.0875km
兵庫が2位千葉に21秒の差をつけてトップ通過 3位は宮城 4位神奈川
5位大阪 6位広島
区間賞はこれで引退の谷本観月(岡山)
長野12位 新潟24位にアップ 石川39位 富山47位最下位

7区4km
兵庫が2位千葉との差を24秒 3位宮城47秒 4位神奈川50秒
5位ついに京都が56秒差で近づいてきた 6位大阪 7位広島 8位埼玉
長野11位 新潟23位 石川40位 富山47位 東京は16位だが2分48秒差では絶望的 区間賞は京都の太田咲雪

8区3km 中学生区間
宮城の男逓(おのとら)が区間賞で9秒差の2位に浮上 3位は神奈川35秒差
4位千葉 5位大阪も35秒差と横一線 6位広島 7位京都 8位静岡まで
TOPから1分1秒差、どこが優勝するかわからなくなった。
長野13位 新潟26位 石川40位 富山47位 東京は18位で2分48秒差で新谷にタスキリレー、さすがの新谷もこの差では優勝はほぼ不可能。

9区10km
最長10kmのアンカーエース区間
東京は新谷仁美(積水化学) 宮城は去年は故郷新潟で出場1区、区間賞の小海遥(第一生命G) 兵庫は太田琴菜(JP郵政) 秋田はパリ五輪マラソン内定の鈴木優花(第一生命G)「故郷に恩返ししたい」
広島は名城大優勝メンバーのアンカー谷本七星
これは面白いレースになる。

2.8kmで2位宮城の小海が、トップ兵庫の太田と並んだ 3kmでは京都が3位に上がった。 5km中間点では10秒以内に5チーム 20秒以内に7チームの混戦
どこが優勝するか全く見えなくなった。 
中間点では新谷が15位に、鈴木は36位に上がった
7kmで京都が2位に上がる、いよいよ京都・川村が逆転優勝なのか、小海に迫って来た。
しかし満を持していた小海が8.5kmでスパート、スピードには自信がある
みるみる2位を離す。 そのまま小海は逃げ切って宮城が29年ぶり2回目の優勝
2位は惜しくも20秒差で京都、川村楓は5人抜きで区間賞、小海も区間2位
3位は谷本が3人抜きの広島が21年ぶりの入賞を果たした。
4位は千葉 5位神奈川 6位大阪 7位兵庫 8位福岡 以上が入賞
東京は新谷が6人抜きで12位に 秋田も鈴木が7人抜きで32位に

北信越は長野11位 新潟29位 石川43位 富山45位
来週は今度は男子天皇杯だ。




2024年パリオリンピック マラソン代表選が面白くなってきた

2024年01月10日 20時44分06秒 | マラソン/駅伝
 今日の昼はあんかけ味噌ラーメンを作って食べた
豆板醤を入れて辛口で、けっこう良い出来だった。
デザートは女房殿が作ったケーキ、ささやかな自家製昼食。
  




 男女ともマラソン枠は3名、MGC(マラソン・グランドチャンピオンシップ)
参加標準記録を突破した選手たちで争われた大会は上位2名がパリ出場内定決定、3位の選手は暫定内定となった。
男子は小山選手、赤崎選手が決定、女子は鈴木優香選手と一山選手が決定
3位で今月から来年にかけて始まる指定大会の結果待ちなのは、男子は大迫選手、女子は細田あい選手。

指定大会は男子は福岡、大阪、東京、女子は大阪と名古屋の2大会
そこで男子は2時間5分50秒、女子は2時間21分41秒を破った選手の中でもっともよい記録の選手が3番目の代表となる。

但し、全ての大会でこの記録を破る選手が出ない場合は、大迫、細田のMGC3位の選手が決定となる。

12月3日には男子の福岡国際マラソンが行われ、もっとも有力候補だった招待選手の細谷が30km過ぎまで良いペースで来ていたが、日本人1位、全体3位だったが、その後ペースダウンで2時間7分台の平凡なタイムで終わった
男子は2024年の大阪、東京の2レースだけとなったが、東京はもっとも好タイムが出やすく、そこに有力選手が集中すると思われる。

男子の設定記録2時間5分50秒を切った過去記録は日本記録保持者の鈴木健吾、MGC3位の大迫傑の2人しかいない、設定記録と日本記録はかなり近く難関になっているがおそらく2人とも出場するであろう。
鈴木はMGCで途中棄権しているが、第三代表は現状この二人の一騎打ちになりそうだ。

女子は設定記録2時間21分41秒を過去に切っている選手は現役では新谷仁美、既に決定した一山麻緒、さらに松田瑞生、安藤友香の4人、1秒遅れの42秒でMGC3位の細田あい。
男子の設定記録はかなり厳しいが、女子はMGC3位の細田は安心していられないくらい実力者が控えているので、設定記録が破られる可能性は大きい、細田ももう1レース出場と言うことになるだろう。
ダークホース的選手も多い、駅伝で力走を続ける加世田、東京代表の鈴木亜由子、先日の駅伝積水化学で力走した佐藤早也伽、天満屋の前田穂南、ダイハツの前田彩里などが22分台の記録を持っていて、一発爆発の元気者ぞろいだ。

いよいよパリに向けたマラソン男女マラソンから目が離せない。
1月の長距離界もまだこれからだ
14日 皇后杯 全国都道府県女子駅伝大会
21日 天皇杯 全国都道府県男子駅伝
28日 大阪国際女子マラソン大会



駅伝総まとめ ③箱根駅伝

2024年01月07日 21時16分27秒 | マラソン/駅伝
正式名称は「東京箱根間往復大学駅伝競走」
とはいえ全国の大学を対象にしたのではなく、参加校は関東学生陸上競技連盟の大学である
しかし今年は100回記念大会なので特別に全国の大学の参加を認めた、もちろん本戦に出場するためには予選会に出場して上位13校に入る必要がある
関西などから8校が予選会に出場したが、結局すべて13位以内に入れず例年通りの関東学連校で占められた。
例年出場する特別枠「関東学連選抜」は今回に限り無い、そのかわり3校多い23校で争った。
今は駒澤大学が絶対王者と言って良い
三大駅伝、出雲駅伝は22,23年と連覇中、全日本駅伝は20年から23年まで4連覇中、そして箱根は去年優勝、今回も優勝なら連覇となりしかも2年連続三冠達成の史上初の大記録が生まれる。
単年度三冠は過去に5回あった(大東文化大、順天堂大、早稲田大、青山学院大、22年の駒澤大)
駒澤大は三大駅伝を通じて5連勝中である、これを阻止するライバル校の一番手は全日本で2位の青山学院だが差は大きい
なにしろ1万m記録では全エントリー選手の中でトップ3人が駒澤大で占めているのだ、藤田監督も負けるはずがない最強メンバーと自信満々だ。

ただ駒澤大は大エース田沢が卒業して今年は居ない上に、大監督大八木監督から藤田監督に代わったばかり、そして青山学院はこの10年間のスパンで見れば駒澤大を凌いでナンバーワンの強さである
2013年からの10年間で4連覇を含む6回の優勝を数える、今回勝てば10年間で7回箱根を制する
原監督を中心に王座奪還が青山学院の中で燃え上がっている
これに続く実績校は城西、國學院、中央、創価の四校だがいずれも強力な駒澤との差は歴然としている。

一区は21.3km 23選手中、駿河台がケニア留学生をさっそく投入、期待通りトップを行く、5km地点では駿河台、駒澤、青学、國學院の四校がトップグループに
10kmで駿河台と駒澤の2校が前に出る、5秒差で青学、國學院が追う
18kmでついに駒澤がスパートして駿河台のケニア選手を突き放した
六郷橋では単独3位だった青学に後続9校が追いついて大集団に
中継点では1位駒澤大.・篠原選手が区間賞、23秒差で創価大が2位、3位は城西
4位日大、5位東海大、6位はケニア選手の駿河台大
TOPから1分1秒差以内に14校の混戦。

2区 順調に3連覇に向けてトップの駒澤ライバルの青山学院は35秒差の9位で2区につないだ。
2区6.5kmで2位、3位は創価大、日大が並走だが二人共ケニア選手だ
この区間での注目は去年区間賞の中央大・吉井大和選手、中央は1区で19位と出遅れた、しかし期待した吉居のごぼう抜きが無い
15km手前で青学と城西が日大を抜いて3位、4位に上がる
ついに青学・黒田朝日選手が2位の創価大ムチーニを抜いて駒澤を追う
2区は1位駒澤大、2位青山学院、3位創価大、4位早大・山口智規、5位城西大
青山の黒田は区間賞、区間2位の駒澤の鈴木芽吹との差を13秒縮めて、その差は1分27秒
区間3位は國學院の平林選手、4位は早大・山口選手 5位は創価大・ムチーニ選手 平林選手は9人抜き、黒田選手は7人抜き、東洋大の梅崎選手は8人抜き
中大・吉居は振るわず区間15位だった。

3区21.4km 2位青学の太田蒼生がひたひたと先を行く駒澤・佐藤圭汰に近づいていく、しかし佐藤の走りも順調で区間賞ペース。
佐藤は今大会全選手の中で1万mの持ちタイムがトップ、最強の選手なのだ
太田の持ちタイムは佐藤より50秒ちかく遅い、普通なら勝負にならないが今日は違っていた。
ついに7.8kmで太田は佐藤に追いついた、その後、太田はぴったりと佐藤の後ろについて離れない
実力ナンバーワンで負けず嫌いで誰の背中も見たくないという佐藤、それを利用してスタミナ温存作戦の太田、10km以上この形が続いて並走。
ついに18.5kmで太田が前に出て、みるみる佐藤を引き離す、ついに青学が駒澤の前に出た。
中継点まじかで佐藤も意地を見せる、グングンスパートして太田に迫って来た
あと100mあれば佐藤が抜いたかもしれない、しかし太田が4秒差をつけてトップで青学がタスキリレー、2位は駒澤、3位は城西だが駒澤に35秒差
4位日大、5位東洋大、6位國學院大、7位早大

青学の太田が日本選手初めて1時間を切る59分47秒で区間賞、これは区間記録ケニア選手のビンセントの59分25秒に迫る大記録で、各校の監督も舌を巻いた。
2区も3区も青学区間賞、駒澤大・佐藤も区間2位で1時間13秒の好記録、だから大きな差にはならないがボディブローのように駒澤の希望を奪っていく。
区間3位は城西のキムタイ

4区は20.9km 雨が降り出し気温が下がっていく
青学・佐藤一世が勢いをそのままに快走、駒澤との差を広げていく
1位、2位。3位は単独走となった
15kmでは青山と駒澤の差は1分を越えた3位から5位は並走、城西、國學院、東洋の3校
この区間も青学の佐藤が区間賞をとる、区間2位は東洋大の松山選手、区間3位は中大の湯浅でチームを18位から13位に、駒澤は区間6位でチームは2位をキープしたが青学とは1分26秒と開いた
チーム順位は1位青学、2位駒澤、3位城西、4位東洋、5位國學院

5区山登りは20.8km 雨がひどい、4区ランナーはゴール後、疲労困憊で崩れていく
この区間の注目は「山の妖精」の異名が付いた城西の山本唯翔、新潟の開志国際高校出身の選手、昨年も5区山登りを担当して区間新で区間賞
中継所から往路ゴールまで上位4校の順位は変わらず、5位に早稲田が入った
区間個人記録は青学・若林宏樹、区間新2位 駒澤・金子伊吹が3位
城西・山本が区間新の2年連続区間賞だった
1位青学と2位駒澤は2分38秒に広がり、駒澤と3位城西は39秒まで縮まった。
青山学院は往路新記録で往路優勝。

2日目 復路6区から10区は絶好の天気になった
復路は青山学院が圧倒的強さで区間ごとに2位以下に差を広げた
青山学院が強すぎたため異常事態発生
それは往路で1位から10分以上遅れたチームは復路の第6区は繰り上げ一斉スタートとなるルールなのだが、例年だと5校~多くても10校以内、ところが今年はシード権内の8位以下3校を含む16校が一斉スタートとなった、しかも7位の創価大も一斉スタートの僅か5秒前のスタートだったから、たちまち17校の集団になってしまった。
このためシード校の計算が非常に面倒になった。

逆に1位から6位は順位変動が少なく、スリリングな展開はシード権争いの10位、11位の東海大、大東大の争いくらい 最後に大東大が逆転でシード権を得た。
ゆえに細かな説明は省略とする。
6区1位青山学院 4分17秒差2位駒澤大 3位城西大 4位東洋大 5位法政大
区間賞 法大・武田 2位 青学・野村 3位 創価・川上

7区1位青山学院 4分44秒差2位駒澤大 3位城西大 4位中大 5位東洋大
区間賞 中大・吉居駿恭 2位 帝京大・小野隆一朗 3位 青学・山内健登

8区1位青山学院 5分33秒差2位駒澤大 3位城西大 4位東洋大 5位國學院
区間賞 青学・塩出翔太 2位 日体大・分須尊紀 3位 明大・綾一輝

9区1位青山学院 6分23秒差2位駒澤大 3位城西大 4位東洋大 5位法政大
区間賞 青学・倉本玄太 2位 東洋大・吉田周 3位 帝京大・小林大晟

10区1位青山学院 6分35秒差2位駒澤大 3位城西大 4位東洋大 5位國學院
区間賞 東洋大・岸本遼太郎 2位 青学・宇田川瞬矢 3位 立大・関口絢太

総合順位 優勝 青山学院大 大会新記録10.41.25
2位 駒澤大学 10.48.00  3位 城西大学 10.52.26
4位 東洋大 5位 國學院大 6位 法政大 7位 早稲田大
8位 創価大 9位 帝京大 10位 大東大 以上次回シード校

さあ駅伝が終わって、今度は大相撲が始まるぞ。



駅伝総まとめ ②全日本実業団対抗駅伝

2024年01月06日 21時12分59秒 | マラソン/駅伝
 中学、高校、大学駅伝の最終着地点、実業団駅伝
今年も元旦に群馬県で開催された。 日本全国をブロック割して代表チームが参加、その数41チーム、100km7区間で争われる。
正式名称は「「全日本実業団対抗駅伝」で今年で68回を迎える、昨年、一昨年はHondaが連覇した、今回は三連覇への挑戦。
対抗の強豪は旭化成(過去4連覇)、トヨタ自動車、富士通、SUBARUで5強の争いが予想される
我が北信越代表は富山県黒部市が本拠地のYKK(吉田工業)、ファスナーやサッシが主力商品の企業だ。
話題は九州代表の西鉄で、設楽兄弟が実業団で初めて同じチームで走る、しかもタスキリレーが実現した。

1区は比較的短い12.3km
2kmにも行かないうちに大塚製薬の清水が一人飛び出したが、ほどなく吸収された。
この駅伝はテレビで区間ごとの区間賞選手を当てるクイズがあるので、私も初参加してみた。
一区では新潟県出身の服部弾馬(NTT西日本)で応募した、服部選手は東京五輪代表の服部勇馬選手(トヨタ自動車)の弟、兄勇馬はアンカーで走る。

レースは混戦のまま11kmを過ぎ、12kmで服部がトップに躍り出て私をワクワクさせた、ところがヤクルトの太田直希選手がするすると出てきて一気に追い抜いて区間賞、服部は2秒差2位、3位は1秒差でコニカ砂岡、トップから10秒差以内に6チーム、トヨタ自動車大石が4位、Honda小袖が5位、YKK森山が健闘して11秒差の7位、旭化成は20秒差で13位、富士通は25位、SUBARUは1分5秒差の37位と出遅れた。

2区は21.9kmと長く、1区の順位が大きく変動する区間であり、胸がすく「ごぼう抜き」区間だ。
トヨタ自動車の太田智樹が区間賞の走りで4位から1位に躍り出る
1区で区間賞の太田と、2区区間賞の太田はチームは違えど兄弟だ、智樹が兄
兄弟区間賞は過去にあったのだろうか?

Kaoは区間2位の池田耀平がチームを8位から2位に押し上げた
3位は2アップのHonda、中山が区間3位の激走

ごぼう抜き競争では、中国電力の菊池が24人抜きで入賞圏7位に浮上
続いて22人抜き安川電機の古賀、35位から13位へ
SGホールディングスはエースの近藤幸太郎が18人抜きで22位から4位入賞圏内へ、 GMOの今江も14人抜きで20位から6位入賞圏内へ
黒崎播磨の細谷は17人抜き9位とチームを押し上げた

2区順位は1位トヨタ自動車、2位はKao 3位Honda 4位SGホールディングス 
旭化成は13位から5位に上がった。
1区28位のひらまつ病院は、全員が医療関係者というが2区で栃木選手が14人抜きで14位に浮上した。
西鉄は期待の元マラソン日本記録保持者の設楽悠太は区間41人中38位と振るわず1人抜いただけでチームは39位、兄の啓太にタスキを渡した。
1区で1位のヤクルトは18位に、2位のNTT西日本は23位に、3位のコニカミノルタは21位と共に大きく後退した。

3区は15.4km
大きく順位を上げたのは23位から16人抜きで7位に上がったNTT西日本、小林歩選手が区間賞の走りだった
住友電工も田村和希選手が区間2位で31位から14人抜きで17位に 30位から19位の九電工、区間3位は長距離界のトップ選手相澤晃選手で旭化成を5位から4位に上げた。
黒崎播磨は9位から5位に上がった。
1位はトヨタ自動車、大学駅伝では駒澤大の中心選手として連覇に貢献したルーキー田沢廉が区間6位で守った、2位はHondaで58秒差、3位はKaoがトップから1分1秒差、4位旭化成も相澤が追い上げてトップから1分6秒差だ、まだどこにもチャンスがある。
2区、3区の双子リレーでシャッターチャンスを求めて中継所に観客が押し寄せた西鉄の設楽兄弟だったが設楽啓太は区間最下位の41位だった。

4区は7.8km唯一外国人選手が出場できる区間である
35チームが外国人選手を起用、オール日本人チームは6チームだった
やはり外国人は強く区間1位から29位まで外国人が並んだ、30位に日本人トップの旭化成の井川龍人選手が入った、外国人5人に勝った。
1位はトヨタ自動車、2位はHondaが40秒差に詰める、3位は黒崎播磨が区間2位で走ったロノ選手がチームを5位から2アップで53秒差と猛追、4位はKao、5位は旭化成、トヨタ自動車は区間22位で後続との差が縮まった。
区間賞はマツダのアイザック選手で10人抜き、チームを25位から15位に押し上げた。
北信越代表のYKK(富山)はここまで12位と健闘している、ひらまつ病院も11位、話題になった初出場、富士山の銘水は33位

5区は15.8km
4区で差を縮められたトヨタ自動車は田中秀幸選手が区間賞で息を吹き返した
区間2位は旭化成の葛西選手で5位から3位にチームを押し上げた、3位は富士通の横手選手でチームは17位から8位と9アップで入賞圏内浮上
5区まで1位はトヨタ自動車、2位はHondaが維持、差は1分29秒に広がった
3位は旭化成で2位に23秒差に迫る 4位黒崎播磨は3位に46秒差 5位Kaoは4位に56秒差

6区は11.2km
5区田中の区間賞に刺激されたのか6区でもトヨタ自動車西山雄介が区間賞で2位のHondaを引き離す、その差は2分5秒と開きHondaの逆転は危うくなってきた、区間2位はマラソンでパリ五輪の第三代表に最も近い男、大迫傑(GMOインターネット)7位から4位に引き上げトップ3を狙う
3位は旭化成、2位に25秒差、4位はGMOで3位に1分10秒差、5位黒崎播磨は4位と同タイム、勝負は最終7区へ
YKKは15位と粘っている。

7区アンカー区間 15.6km
トヨタ自動車のアンカーは東京五輪マラソン代表の服部勇馬(新潟県出身)、オリンピックで惨敗してから調子を落とし出場したマラソンや駅伝でも精彩を欠く
しかし最近ようやく調子が上向きになって来た。 テレビでその表情と体形を見て驚いた、精悍な顔つき、絞った体形、勝負師の姿に戻っていた(これはいけそうだ)直感でそう思った。
今までの重い走りは影を潜め軽やかだ、余裕もある、トヨタの優勝を私は確信した。
2位以下の勝負の方が混戦になりそうだ、3区から2位はずっとHondaがキープしている、5区からは旭化成が3位をキープ、トップ3はこのまま波乱なくゴールまで行くのだろうか。
3連覇の望みを託すHondaは木村慎がアンカー、3位の旭化成は大ベテラン市田孝、GMOは嶋津雄大、黒崎播磨は土井大輔が走る
このほか、東京五輪マラソンで服部と走った中村匠吾(富士通)もいる

2位に2分以上の差でタスキを受けた服部選手、マイペースを維持して走ればアクシデントが無い限り優勝は確実だ
コースは強い向かい風で単独走には厳しい、しかし2位、3位は同じく単独走
4位と5位が同時のスタート、37秒から47秒遅れで6,7,8位がほぼ同時スタート

服部は風をものともせずグングン進んでいく、4位と5位は同時スタートだったが8kmあたりで黒崎播磨の土井が前に出てGMOを引き離した。
9.5kmあたりで2位と3位は25秒差だったが3位の旭化成市田が16秒まで追いついてきた
6~8位は離れぬまま12.7km地点で5位のGMOに追いついた、これで5~8位集団となった、ここまでが入賞圏内
1位の服部は後方の2位の姿は全く見えず、ゴール前700mくらいで勝利を確信して笑顔が見えるようになった。

そして8年ぶりのトヨタ自動車の優勝が決定した、服部にとっても入社8年目で初めての優勝だった
2位は2分9秒遅れてHondaが入った、アンカーはパリ五輪マラソン代表の小山選手、追いすがる3位の旭化成を16秒差で振り切った
3位旭化成の市田孝は区間賞をとった
以下4位黒崎播磨、5位三菱重工、6位Kao、7位NTT西日本、8位GMOインターネットが入賞した。
トヨタ自動車は10年間で3回目の優勝だった、NTT西日本は25年ぶりの入賞で過去最高位だった。
区間賞は旭化成・市田孝 2位は黒崎播磨の土井、3位はトヨタ自動車・服部勇馬、4位Honda木村慎、5位は三菱重工の的野だった。




駅伝総まとめ ①富士山 大学女子駅伝

2024年01月05日 20時17分26秒 | マラソン/駅伝
中学駅伝、高校駅伝と続いた後は、年末年始
年末では「富士山大学女子駅伝」元日には都道府県実業団の「ニューイヤー駅伝」、2日、3日は「東京ー箱根往復関東大学駅伝」と続いた。
元気をもらえる駅伝は大好きだ。

まず富士山駅伝、快晴の富士山麓を駆け抜けるこの駅伝は、若く美しい戦士と晴れやかで美しい富士の山の見放題
ビジュアル的にはもろもろの駅伝の中でも最高峰なのだ。

大学女子駅伝は今や名城大の圧倒的一強で、二大大会を「全日本」は7連覇、そして「富士山」も立命館の5連覇に並び、史上初の6連覇がかかっている
これを達成すれば6年連続の2冠制覇を成し遂げる。

24チーム全7区をつなぐ女子駅伝は1区4.1kmでいきなり名城大・柳葉が区間賞をとる
2位は3秒差で日体大、3位は4秒差の立命館だ。 全国選抜チーム健闘して7位でタスキリレー

2区は6.8km、ベテランの域に達している名城大・米沢が区間賞で差を広げる
2位は立命館が浮上、14秒差、3位は1つ落とした日体大
日本選抜の長岡あずが快走7位から4位に上がる、5位には城西大10人抜きの兼子心晴が活躍。 東北福祉も14位から6位に浮上 玉川大の山田桃愛が12人抜きで7位に。 この区間はごぼう抜き多発の下剋上区間。

3区はスピード区間3.3km ここでも名城大の山田未唯が区間賞、これで名城は1区から3区まで区間賞独占、2位の立命館に20秒の差、3位日体大には41秒広げた、しかし立命館も食い下がり差は大きくは開かない。
名城大の笑顔が素敵な山田未唯選手は1年生ルーキー、注目マーク!

4区は4.4km、名城大・石松選手も区間賞でここまでパーフェクト
2位立命館と46秒に開く、3位は城西大の石川苺選手が4位からアップ
5位には四元桃奈選手が8位から3つアップさせた大東文化大
大東の5区は全選手中もっとも早いだろうケニアのサラ・ワンジル選手

5区は最長の10.5km、エース区間だ名城大は頼りになる先輩、谷本七星
この区間の注目選手は大阪芸大の北川星瑠(ひかる)選手、美貌もさることながら舞台芸術、芸能活動と長距離の二刀流、2023年のユニバシティ・ゲームズのハーフマラソンで優勝の実力者だ。
「芸能界最速タレント」が彼女の目標、
5位でスタートしたワンジルは、たちまちごぼう抜きで2位に浮上、1位の谷本を追う、じりじりと追い上げられながらも谷本は後半ではワンジルより速いタイムで安定した走りを見せて2位大東文化大に1分4秒差で首位を守った。
3位は山崎りさが4位から押し上げた日体大、4位は2位からダウンの立命館
5位は1アップの大阪学院、6位は3ダウンの城西大、7位は注目の北川星瑠が6人抜きで押し上げた大阪芸大
区間記録は1位ワンジル、2位は24秒差で名城大の谷本が大健闘、3位は日体大山崎りさ、4位は城西国際の長島奈南、5位に大阪芸大の北川星瑠だった。

6区は6km 名城大の増渕が区間新の区間賞でまた後続に差をつける
2位は1アップで日体大だが1分54秒差 3位は2分13秒差で大東文化
4位は立命館 5位は城西と続く

最終7区はラストの上りがキツイ8.3km 最終コースは富士山を正面に見ながらのコースだ。
最終結果は1位名城大学(原田)一度も首位を譲らぬ完全優勝
2位は日体大で学校最高順位 3位は大東文化大 4位は立命館 5位は大阪学院だった