14日目、大の里の優勝はなく、すでに琴櫻か豊昇龍のいずれかの優勝が99.99%決まり、相撲は見たいが今さら解説聴く気も無いので、英語チャンネルに切り替えて、英語で聴いてみた。
これが結構面白い、外国人解説者が相撲の流れ通りに相撲用語、力士、親方、行事、地名など、決まり手は全て日本語
当然ちゃあ当然だが、それを英語でサンドウイッチにするから面白い
英語だって難しいことを言ってるわけでなく、私が知っている相撲知識を英語で言ってるだけだから、何となくわかる
何よりも、それを聴いていると仕切り時間が短く思えて、すぐに対戦がはじまる
結局、結びまで全部英語解説で聴いていた。
さて中盤戦が終わったところで最終予想を書いたけれども、まさか13勝同士で正大関(横綱休場で事実上最高位)優勝対決になるとは思わなかった
私の予想では豊昇龍は2番人気、琴櫻は4番人気だった、結局1番人気の阿炎は3着、2-4-1
果たして14勝1敗の好成績優勝はどちらが勝ち得るのか、琴櫻なら念願の初優勝、豊昇龍なら大関では初優勝の2回目
どちらも喉から手が出るほど欲しい優勝だ
この二人、今場所は先場所までの相撲とがらりと変わった
琴櫻は精神面が強くなったように見える、豊昇龍は楽して稼ぐ相撲が鳴りを潜めて、スピードを持って前に出て強烈な投げの相撲になった
二人共、相撲内容は相手を圧倒する完璧なものだった
昨日の豊昇龍が霧島を一気につり出した相撲は圧巻な横綱相撲だった。
それにしても新大関で横綱リーチの大の里の低迷は予想外だった、せめて11勝は欲しかったが、また一桁
これで横綱挑戦はリセットされた
代わって豊昇龍と琴櫻は横綱挑戦の基点を築いた、もっとも二人共9月場所は8勝7敗だから、初場所で連続優勝しても、即横綱昇進は無いだろう
それでも3人の大関が揃って関脇以下に力の差を広げたのは、ようやく番付通りの適材適所が完成しつつあるということだ。
願わくば、二人乃至、三人大関が同時昇進すれば、これほど面白いことは無いだろう
琴櫻、豊昇龍は初場所でリーチをかけてほしいし、大の里には3月場所でリーチと行きたい
そして夏場所に新横綱同時誕生という筋書きがもっとも相撲人気を向上させるだろう、早く責任感で頑張っている満身創痍の照ノ富士を引退させて楽にしてほしいものだ。
関脇候補は多いが、関脇をキープできる力士は少ない、まあ少しおまけして三役をキープとしようか
そんな中で大栄翔は頑張っている、大関になる力はないが関脇として名を残すだろう、前頭筆頭まで下がったが三場所で関脇に返り咲き、通算十場所勤めている
若元春、若隆景、阿炎、隆の勝も関脇をキープできる力がある、霧島はどうなんでしょうかね、もう朝乃山は終わりましたかね
これからの上位期待は上記四人のほかは若手でしょうか、今一つ実力を秘めているのに皮がむけないのは、平戸海、王鵬、熱海富士、と言ったところ
翔猿、宇良は上位の人気力士で盛り上げてくれれば存在感大です
新鋭で期待するのは豪の山、尊富士、阿武剋でしょうか。
湘南の海は、良い体をしているのに精神面が呑気で欲がないんでしょうね
あの体を使わないで、手先だけで相撲をとっているから圧がない、だからせっかくの体が泣いている、大関まで取れそうな体格なんですがね
獅子は十両に落ちるが、腕の長さが弱転になっているから、それを克服すれば根性あるし、また上がってくるでしょう、三役まで行けると思います。
横綱候補は三人も一気に出てきましたが、大関候補となると少し差が開きましたね
阿炎、隆の勝、大栄翔、霧島、翔猿、若隆景、若元春、熱海富士あたりが候補ですが、いずれも物足りない
この中ではケガで幕下から復帰した若隆景、同じく幕下からやり直した阿炎あたりに期待か、若元春もどうかな?
熱海富士に期待していますがね、まだ若いから、これからが楽しみです
同じく期待は尊富士ですが、今場所の様子を見ると熱海富士同様じっくり見た方が良いかなとも思います
豪の山は力をつけて来たが、まだまだでしょう。
大の里は、最後の一押しで失敗することが多い、手を伸ばしたまま走ってしまうきらいがある
豊昇龍のような土俵際に強い力士にはかわされて、自ら墓穴を掘ってしまう
いつも言うが、最後の一押し前に一呼吸余裕をもって腰を落して正面から突けば楽に勝てるんですがね
もっとも一年前はまだ十両でしたからね、強いゆえに期待しすぎかな、来年中でも十分早いんですけどね。