神様がくれた休日 (ホッとしたい時間)


神様がくれた素晴らしい人生(yottin blog)

新鮮な魚を食べた日

2023年10月31日 15時21分55秒 | 料理を作る・食べる
 今の生活には結構満足している
不満足を言えば「地魚の新鮮なのを食べることが出来なくなった」こと
毎朝、魚市場で新鮮な魚や地物のとれたての競りに参加して競り落としたのを調理していたのだから、スーパーのパックに入った刺身などとても・・・
だけど無い物ねだりもできず、ずっと新鮮な魚から遠ざかっていた
焼き魚や煮魚は少し鮮度が落ちていても味付けで騙せる。

そんな中、新鮮な生ガニが手に入って、さっそく茹でた
更にスーパーに行ったら珍しく超新鮮な「かんぱち」の皮をひいた刺身用があった
しかも半身で580円と、お買い得、買わない手はない
刺身パックは高いけれど、自分で切るとこんなに安い、580円で家族3人分の刺身を切った 

画像は色合いが悪いが実物はみずみずしく赤みを帯びている



久しぶりに新鮮な魚を食べられて満足でした。








秋ドラマ・ラインナップ

2023年10月30日 14時25分38秒 | 映画/ドラマ/アニメ
「下剋上球児」、「幽霊貸します」、「ブギウギ」、「あたりのキッチン」、「セクシー田中さん」、「ゆりあ先生の赤い糸」、「コタツがない家」、
「フィクサー」、「うちの弁護士は手がかかる」、「どうする家康」

第一回を見てOUTにしたドラマが5本、残ったのは以上
この中で特に面白い5作品

「下剋上球児」
人数も揃わない三重県の高校野球部弱小チームが、やがて甲子園を目指すスポコンではない野球ドラマ
野球をあきらめた教員資格を持たないもぐりの教師(鈴木亮平)が、どのように球児たちと共に甲子園を目指すのかが楽しみ、主人公を励まし応援するライバル高校の監督の松平健が100%かっこよいスポコン教師を演じている。
東京からオファーが来て迷っている妻(井川遥)、もぐりがバレる前に教師を辞めたい鈴木、なんとか甲子園出場まで引き留めたい野球部顧問の女教師(黒木華)と校長(小泉孝太郎)、おちこぼれ学校の中でやる気が起きて来た野球部員
グラウンドを提供している大地主の小日向文世が良い味を出している。

「あたりのキッチン」
対人恐怖症の女子大生、チャングム並みの味覚を持っている
人情に篤い食堂店主のもとにバイトで採用され、様々な人生模様の中で成長していく人情ドラマ。

「うちの弁護士は手がかかる」
ムロツヨシが「どうする家康」の秀吉のままのキャラでいつも不機嫌な個性的若手女性弁護士(平手友梨奈)を助けていく裁判ドラマ。

「ゆりあ先生の赤い糸」
菅野美穂が主役、平凡な主婦を演じる くも膜下出血で意識不明となった売れない小説家の夫には隠し事があった
最初に現れたのは愛人のイケメン男性、それに悩む暇もなく家にやって来た幼い姉妹は夫を「ごろパパ」と呼び、その母親はあっけらかんとした悪げのない従順な女だが夫と何年か前から関係があったような?、そこに今度はその女の夫が押しかけてきてひと悶着
菅野の提案で3人同居して三か月間看病することに。 ところが菅野の心に忍び込んできたイケメンの既婚の若者・・・いったいどうなる。
脇役も魅力ある女性ばかり、三田佳子、宮澤エマ、吉瀬美智子

以上にNHKの大河と朝ドラ
「どうする家康」は間もなく終わりを迎えそうだが、どう評価してよいか波の上下動が激しいドラマだった
私が書いた「貧乏太閤記」と家康の死に際の淀殿とのシーンが少し似た感じで感動した。

「ブギウギ」は主人公と家族や取り巻きの、いかにも大阪人らしい超明るいドラマで朝から良い気持ちにさせてくれる
主役の趣里が伊藤蘭と水谷豊の娘であることも、伊藤と水谷が夫婦であることも芸能界に疎い私は初めて知った。
モデルの笠置シヅ子に趣里がよく似ているので驚いたが、全くのハマり役
見ていて気持が明るくなるこのドラマは逸品である、これから戦争に入っていくがどんな生きざまをするのか興味津々
明るい路線は貫いてもらいたい。

「コタツがない家」ブライダルホールの社長で、やり手の有名プランナーが主人公(小池栄子)
家には10年以上ヒットがない漫画家の夫(吉岡秀隆)が毎日ブラブラ、高校生の息子(佐久間龍斗)は反抗期で理屈ばかりこねているが、アイドルになろうか親が進める大学へ行こうか迷っているが、もともと信念など持っていない。
そこに無一文の主人公の父親(小林薫)が入り込み、ますます家の中は問題だらけ
屁理屈は達者だが稼ぎのない男三人を相手に主人公は「どうする?」



すっかり路線バスにハマってしまったような

2023年10月29日 08時32分26秒 | ライフスタイル
 木曜日はカットの日で、病院まで100円バスに乗って行き、そこから10分歩くと美容院だ。
バスは10ケ位の停留所の大部分をスルーしてどんどん進む、病院までたった10分で到着だ。
珍しくお客さんが5人ほど乗っていて、全員が病院で下りたので途中の停留所は乗る人もなく、スルーと言うわけです、都会のバスとは大違いなのです。
とても天気がよくて、しかも爽やかな風が吹いているので新幹線高架の北側の日陰を歩いているとまことに涼しくて気持ちが良かった。



 帰り道は天候がベストなので美容院から家までずっと歩いて帰ることにした
途中、水道公園に寄って小川の流れを楽しんで、それからまた歩いて友達の食堂に立ち寄って今日はがっつりと200gくらいの大きなトンカツ定食をいただいた。
そこからまた20分ほど歩いて家に着いた、それだけ歩いても歩数は9000歩にならなかったから、1万歩っていったい「どんだけ~~」




 今日土曜日は12月にミニ門松つくりのイベントを行うので、その飾り部品を作るために10km先の地区まで行くことに
車は空いていたけど、またバスに乗りたくなって時刻や停留所を調べたら、待ち合わせ時間が10時で、そこに最も近い停留所着が9時57分
しかも停留所は作業するAさん宅まで徒歩30秒という近さ、まるで「待ってました」かのような・・・やっぱり私にはツキがあるらしい。

Aさんの地区は本線から500mほど離れているので、バスも一日2~3便しかない高齢者のお買い物や、施設への特別な巡回バス
だから細かなあちこちの集落を回るので出発点と終点は同じだが、表街道を行くバスの停留所よりも倍くらい停留所があり、時間も15分くらい余計にかかるらしい
私が下車するまでに停留所は25程あったが、その大部分は相変わらずスルー
停まったのは病院、スーパー2か所、高齢者の集会おたのしみ施設、日帰り浴場がある運動施設

Aさん宅に入ったとたん雨がザっと降ってきて、これまたラッキータイミングでした。
(どこに停留所があるんだろう)と確認するたびに(今度はここにきて**しようかな)など夢が膨らんでいきます。

Aさん宅で水引の「あわじ結び」「梅結び」などを習ってやって見たり、折り紙で飾り部品を造ったりして楽しみました。

Aさんの奥さんらと作業していたらAさんがお寺の報恩講から帰ってきて
「おい 寒いだろ」 奥さんは「ぜんぜ~ん」
「そんなことはない 寒い」そう言って薪ストーブに火を入れて、太い薪をどんどん放り込んだので、すぐに部屋は暖かくなった。
「女の人は脂肪たっぷりだから寒くないが、男は齢をとると骨と皮だけになるから寒いんだ ねえyottinさん」
どう答えて良いか戸惑って曖昧な笑いでごまかしたが、内心少し寒かったのでホッとしているのであります。


 






どうも葉物野菜というのは・・・

2023年10月28日 15時58分25秒 | 家庭菜園
 先日ともだちのつー君が我が家にきて白菜の育ち具合を見ていきました
そもそも彼からいただいた6株です
Lineで「春キャベツをやって見ますか やるなら何株か・・場所が無いかな?」
「ありがとう 白菜が空かないと場所がない」
「白菜はまだかかる 来月になると思います 少しは巻いてきましたか」
「外はだらり中は巻いてきたようです 初めてで良くわからないがマアマアみたいかと」
「明日にでも見に行きます」
ということでやってきてくれました、来てもらって良かった、どうやら追肥の量が足りなかったようで、追肥の追肥をしたらずいぶん大きくなってきました

夏にはきゅーり、トマト、ナスという木の生り物が次々ととれ、また蔓物のスイカとメロンも初めての野菜作りの割には良くできて楽しかった。
それに比べると、葉物は成長も良くわからないし、毎日収穫というわけにもいかない
同じ面積を使って収穫が白菜6ケ、キャベツ1ケ、ホウレンソウは生育思わしくなく10本ほどか? 大根も10本ほどかな、ずいぶん効率が悪い
結論として、葉物は広い畑でないと効率が悪すぎるし退屈
わがやの畳3枚分の畑では、立体的な果物か野菜でないと面白くない

とは言え、この頃の物価高は異常で食品は実質20%もあがったという
そんな折だから、白菜、キャベツ、ブロコリー、大根など冬に重宝する野菜を自作できるのはありがたい
白菜を入れた鍋物、大根をホクホクと出汁で煮込むおでん、あたたかな野菜の料理は冬には欠かせない。




つーくんの畑はそれなりの面積があり、常に5~10種類くらいの野菜(葉物や根菜)が整然と美的に植えられて育っている。
面白いことに彼はそうした軍隊式に整列している野菜たちに美意識を持っているようで、列を乱して好き勝手にどこへでも行く蔓物が大嫌いでやらないのだそうだ。



性格というのか、私はその正反対で、わずか1年の経験しかないが蔓物の賑やかさの方が、整列した葉物よりも性分に合っていることがはっきり分かった
農薬は使わず、蜂に手伝ってもらい受粉させ、藪の中に蔓や果実を見つける探検的なのが好きなようだ

一昨日にはイチゴを2株植えた(ジャンボとトチオトメ)これもネットを見たら「増えていく系」らしい
来年も連作障害にならないように考えて、きゅーり、トマト、なす、スイカ、メロンに挑戦する、ほかにも上に伸びる何かを考えている
失敗した枝豆、カボチャ、ニンニクはもうやらない、あきらめは良い方できっぱりと辞める
いずれにしても白菜や大根の収穫が終われば私の場合、畑は来春までオフになる

シーズンオフの冬季間に手伝いを頼まれた、退屈しのぎにどうかという話で
思い立った時だけで良いし、少しも縛りが無い話
スキー場のバイトとかではない、家にいればこたつに入ってテレビ三昧
寒いけれど体を動かすのも体を錆びさせないために良いかもしれないが
だけど寒さには弱いし、どうなるかな?
社会との接点を少しでも持ち続けるのも悪くないかもしれない

給料をもらうために体を縛られるのも嫌だし、今更パートや正規の仕事はしたくない
手伝いなら我ままにやれるし、時間調整も自分本位で出来る
まあ先日の土木作業もたまになら体つくりの為にもいいかなとも思っている、これも冬はオフになるが

73歳、自分の自由時間を削ってまでやりたいことはもうない、年金生活ながら我儘に生きていくのが今の私の幸せだ。

季節は秋

2023年10月27日 15時43分41秒 | 季節と自然/花
 去年までは我が家でほとんど見かけたことが無い「カメムシ」が今年は大量と言うわけではないが、毎日1~2匹行動範囲の中で見かける。
ノロノロと歩き、ゴキブリのような害虫でも、スズメバチのような危険昆虫でもないが「ヘクサンボウ」との異名のとおり身に危険が迫ると、スカンク同様悪臭を放つので嫌われ者ではある。
家の中に居た場合は小さなビニール袋で覆って閉じ込めて、外で開放する
あるいはホウキに絡ませて、外へ放つ
ゴキブリであっても殺したくないから、なかなか手間がかかる
数が多いのは今年の夏の異常気象の影響かもしれない。

 我が家の裏手は広い休耕田というより廃田で、2.5mはある萱か葦の枯れ枝?が生い茂っていた
先日、町内の一斉清掃があって、昔学校の先生だった人が組長さんに意見を提出した。
「この廃田があまりにも見苦しく不快なので、放置している持ち主に区からかけあって草刈りをしてほしい」との意見であった。
組長さんは「どうなるかわかりませんが、一応区の方にお願いしておきます」

その後、今度はセイタカアワダチソウが、この荒れ地を埋め尽くした
すると昨日の朝から70代後半くらいの男性が草刈り機で草刈りを始めて、夕方までかかって500坪ほどの草藪をきれいにしてくれた。

おりしも全国的に熊騒動勃発で、わが町も今年は静かだが、毎年周辺の山間部には熊が出没して、今年の春先にはわが区内でも熊が現れたと騒ぎになった。
今朝の新聞には熊からの脱出方法のほか、熊を寄せ付けない方法として、「生り物は早く収穫」「熊が潜む可能性がある草藪などを刈り取る」なんてのがあって、まさにドンピシャ
そのための補助金も考えているとか書かれていた。

たしかに深い藪があれば野鼠も発生するかもしれないし、それを狙う蛇だっていて環境的にはあまりよくない
そういう点でも草刈りをしてもらって良かった
シャイな田舎人は、なかなかこういう声をあげられないが、やっぱり学校の先生は違うと思ったのでした。

男(女)盛りの立派なカマキリ

10月末に頑張っている西洋朝顔 撤去して隅に置いておいたが、そこで大輪の花が開いた


妙高高原 いもり池

2023年10月26日 17時47分38秒 | ドライブ
 毎週日曜日にやっているバス旅の番組で「妙高高原」が放送された
スタートが「いもり池」だった。
わたしは未だ観光ポスターに「ど~ん」と映っている「いもり池」に行ったことが無い、そもそも駐車場がどこにあるかも知らなかった。
テレビでではビジターセンターからの出発になっていたので、初めてそれがあるのを知った、とうぜんそこには大駐車場があるはず。
「こんどこそ」の意気込みで出発した
天気は晴れだが、快晴とまでは行かず少し曇り気味

今度ばかりはカーナビ任せにして走る、国道を行けば早いものを、ナビは早くも山道に誘導して赤倉温泉および赤倉温泉スキー場に出た


あっちかこっちかというような山道を言われるままに走ったら、なんとか「いもり池」の入り口に着いた。
ビジターセンターもわからぬうちに路肩には多くの車が駐車していたので、私も隙間に車を止めて池のほとりへと歩いて行った
与謝野晶子が詠んだ詩の碑











小さな池を一周

ビジターセンター


日本海から上越市に向かって国道18号で30kmほどであろうか
いもり池は妙高高原の玄関口にある、ここから先は杉野沢、苗名滝を経て笹ヶ峰に至る
18号を行けば間もなく長野県に入り、すぐにナウマンゾウで有名な野尻湖が現れ、そこから東に向かえば斑尾高原を越えて飯山郷
信濃町インターから西に行けば黒姫高原に至る、そこを南下していけば戸隠高原、飯綱高原と続く、更に東は中野から志賀高原という大高原地帯、その多くは冬にはスキー場となる
これらをすべてひっくるめて、ここは上信越高原国立公園なのだ

いもり池の美しさは背景の妙高山(2446m)の紅葉とセット




源頼朝は一度、兵を起こして平家に仕掛けたがあえなく破れて東国へ落ち伸びた、しかし東国武士団の助成を得て再度兵を起こす
そのとき頼朝と従弟にあたる信州木曽の源氏、木曽義仲も呼応して立った
義仲勢は、信濃より越後に侵入して、越後の守護代であった城氏と戦って勝利した。
そしてこの場で馬を休めて池の水を馬に飲ませようとしたら、馬が騒いだので池を見ると、おびただしいイモリが池の中に居た
義仲はこれを見て、「いもり池」という名をつけたと言うことである。
(案内板に書いてあったのを簡単に)








じいさんとカワセミ

2023年10月25日 17時08分31秒 | 時代検証
 毎度登場する私の二人のじいさん
一人は大正12年ごろに、茨城県古河で、栃木県黒羽生まれのばあさんに婿入りして父をこしらえてから、2年後くらいには離婚して出て行ったじいさんA
もう一人は昭和10年ごろに、ばあさんの再婚相手になって、父を後継ぎの養子にした東京のじいさんB(現在の姓)
ばあさんと、じいさんBは東京大空襲で昭和20年3月10日に亀戸で亡くなったが、故郷の北陸の田舎に疎開していた爺さんAは87歳まで生き延びた。

 父には、幼少の頃から、ばあさんがさんざんAの愚痴や悪口を言い含めていたので、すっかりじいさんAの存在を否定していたが、終戦後、家族ゼロになって東京での一人暮らしが難しくなり、背に腹変えられず昭和23年ついに、じいさんAの故郷に父はやってきて20年ぶりに再会したのであった(もちろん父は離婚時2歳くらいだったから、この親の顔は覚えていない)

それでも困っていたから頼って来たが、とても頼りになる元父親ではなく、父は従兄弟を頼って行き、じいさんとは相変わらず他人の関係であった。
じいさんAは古河で離婚後、東京へ出て山形市出身のプロテスタント教会のシスターと再婚して男子一人をもうけていたから、なおさら他人感は強まっていた。

じいさんもまた、父を実子だと言う感情はさらさらなく、それでも近くにいたからたまには立ち寄ることもあったが、本来なら目に入れても痛くない筈の孫である私に対しても特別な感情もなく、小遣い1円すらもらったことが無かった。
産まれてくるのが100年早かったような人だった(1899年生まれ)、それでも87歳まで生きたから、彼が亡くなったときには私は既に36歳だったから晩年には数回だけ会って話したことがあった。

一つは戦国兜と錆びついた日本刀を私に見せて、「先祖伝来の刀だが家が焼けた時これも焼けたが今日まで保管しておいた
おまえが50万円出してくれたら、研ぎに出せる、それで元の姿に戻る」唐突にそう言った。
当然ながら、そんなことに50万円も使えるわけもなく断ったが、そんな感じの人だった。
父に話したら「まだそんなことを言っているか、話の内容はほとんどホラだから相手にしなくていい」と言った。

もう一つは、学生を使って今は誰も通らなくなった山の中の古道を調査している、と言って資料らしきものを見せた、なかなか調査資料としては良くできていた
昔は街道で所々に道しるべの石碑があって、その拓本をとって歩き、その拓本は歴史的価値がある様に言っていた。
それも本人が調査したかどうか知らないが、そのようなことが大好きであったことは事実である、私にも似たような血が流れているから、隔世遺伝かもしれない。

 もう一つは、このじいさんが婿に入った父の生家のルーツを当時、黒羽の本家を訪ねて700年に遡って調べた家の歴史
それと自分が生まれた家の歴史、それを書いたものを父に渡していた
父は頭からじいさんを信じていなかったから、仏壇の引き出しにしまいきりにしていた
私が中学生ごろから父の人生に興味を持ち、根掘り葉掘り聞くものだから、その紙を思い出して私に見せた
それから私のルーツ探しが本格的になり50年にわたって続き、ようやく90%完成したのだ。
その点もじいさんに似ている。

じいさんは同じように色紙を3枚、父に持ってきた
それを私は最近発見したのだが、1枚は自分の人生が一つも思い通りにいかないという愚痴であり、もう一枚は取るに足らぬものであり
もう一枚がカラーの色紙で、ここに掲載した「かわせみ」の図である。

「八十翁 成城 詩」と書かれてあり、その詩と言うのは「虫川の 川べり?? かわせみの羽 美しく立ち止まり見る」
自動車免許など持たないから自転車で10数キロ乗って行ったのか、息子(父の腹違いの弟、20歳違う)に乗せてもらって行ったのか

絵と文字は知り合いの文化人に書いてもらったようだ。
成城とは戦争中に世田谷の成城で間借りしていたから、田舎の親戚はじいさんを成城と呼んでいた。
八十翁だから、80歳ころの体験だろう、場所は海岸から10kmほどの静かな集落で水がきれいな所だから、カワセミもいたのだろう。
残念ながら、私は73年の人生で一度も生のカワセミに出会ったことが無い
一度は見たいと思うが・・・
わが町にも、どこかにいるのだろうけれど。

じいさんAは父の反面教師として、ある意味、父に人生を教えたともいえる
じいさんAは生涯勤めをしたことが無く、さりとて自営業や第一次産業に従事したこともない
私の知っている範囲では戦後からずっとリヤカーを引いて廃品回収業(昔は「クズや」「ばたや」)それも気が向けばやるくらいで、リヤカーを引くのは後妻か息子だった、だから生涯貧乏暮らしだったが、本人は集めた廃品の中に本や美術書があると、それを読みふけるような生活で満足していたらしい。

父はそんなじいさんを軽蔑していた、そして絶対じいさんのようになるまいと、自分を励まして生涯商売人として働き続けた。
私はちょうど二人の中間のような人生を送った、仕事は一生懸命したが父ほど働かず、父ほどの才覚もなく
じいさんほど怠け者ではなかったが、じいさんと同じような好奇心を持ち、(父に言わせれば)なんの足しにもならぬ絵空ごとに夢中になった。
 因みに東京日本橋兜町で生まれた自称株ブローカーのじいさんB(実態は麻雀など遊び人)もまた、生涯会社勤めも第一次産業労働もせず、どうして女房子供を食わせていたのか謎である、同居していた父さえ知らない。
それでも貧しいと言うほどの暮らしではなかったらしい。

戦前戦後の日本を生きた二人のじいさんの暮らし方は私には想像できない
だが今の時代の暮らしとどっちが幸せなのだろう?

スリリングな戦いでレンジャーズがワールドシリーズ勝ち取る

2023年10月24日 23時58分00秒 | 野球
 レンジャーズが勝つことはわかっていた
ジンクスを信じていればわかることで、とうとう7戦すべてがホーム試合負けという結果になった。
アストロズはヤンキース以来の3年連続ア・リーグ制覇がならなかった

どちらのファンも地元球場に応援に行きながら、全員フラストレーションを抱えながらマイホームへ帰ることになったわけだ。
今日だって4万3千人も入ったのに、8回頃にはネット裏はガラガラで特等席を買ったアストロズファンは歯ぎしり、がっくりだったわけだ。

採決をボイコットした野党席ではありません


1,2戦はレンジャーズが連勝、3,4,5戦はアストロズが連勝で逆転、しかし6,7戦をまたレンジャーズが連勝して再逆転勝利したのだった。

それにしても昨日、今日と凄い試合が続いた
2試合ともレンジャーズが大勝したのだが、内容が面白かった
伏線は、第5戦での乱闘 レンジャーズの4番ガルシアの肘にアブレイユの159kmデッドボール
怒ったガルシアは捕手に詰め寄り、両チームが飛び出して入り乱れた

根は深くて第5戦ガルシアの逆転ホームラン後の挑発的態度が伏線となっていた
ガルシアとアブレイユに退場処分が下されたが、怒りが収まらないアストロズのベイカー監督も退場となった、ところが監督は無視して長い時間ベンチ内で抗議を続ける。
レンジャーズが8回までリードしていたが、監督退場で奮起したのか、9回にアルトゥベが逆転3ランで再逆転勝利した。

第6戦は、5戦で活躍しながら退場となったガルシアが敵地でのプレーとなり、打席に立つたびにアストロズファンの大ブーィングで乱されて、4打席連続三振の大不振。
しかし2対5で敗退が迫る9回に、なんとガルシアが劇的な逆転満塁ホームランで勝利をつかんだ、唖然とするアストロズベンチと満員のアストロズファン
これで3勝3敗のタイとなって、第7戦にア・リーグ代表は持ち越された。

そして今日の第7戦はどちらも先発エースがパッとせず、いきなり1回にレンジャーズが3点を奪うが、レンジャーズの伝説的エースシャーザーがも4回でマウンドを降りる。
しかし試合内容はレンジャーズの一方的な展開、結果は11対4でレンジャーズがア・リーグ代表となった。
アストロズのベイカー監督が第7戦までもつれた試合では2連敗、一方レンジャーズのボウチー監督は逆に3連勝、そして今回もベイカー監督は負け、ボウチー監督は勝った、これもジンクスどうりになった。

試合はスコア以上に面白かった、というか痛い試合だった
アストロズは投手8人をつぎ込んだが、アブレイユがまたしてもガーバーのアバラ骨にデッドボール
アブレイユは退場処分で2試合投げられないはずだったが、処分が変わって出場停止は来季のスタートからの2試合に変更されて、今日の登板可能となったのだ。
すると今度は8回レンジャーズのチャップマンの167kmの豪速球が、マコーミックの尻の後ろを通って右脚内側の太ももにデッドボール
「あんなところに行くか!」という投球、踏み出した足先が完全に打者の方を向いていた、だが悶着はおこらなかった、それくらいアストロズは負け試合を感じていたのだろう。
故意死球ともとれるデッドボール合戦になった。

ガルシアは7戦で2本のホームランを打ったが、もう1本もあわやホームランと言うフェンス上段への一撃だった
ホームランを確信したガルシアは打席から動かず打球を見ていたが、フェンスで跳ね返るのを見て走ったが、なんとシングルヒットになってしまった。
これは大チョンボ、しかしそれで終わらないのがガルシアだった
たちまち盗塁で二塁を陥れて帳尻を合わせ、その後の安打でホームに帰って来た。
最後までお騒がせのガルシアはシリーズ4試合連続ホームランで合計5ホーマー15打点でMVPを得た、15打点はシリーズ新記録とのこと
ガルシアはかって巨人でプレー、7打数無安打という記録だったようだが、私には記憶がない。

レンジャーズは大谷選手のことで調べているうちに強さを知ってにわかファンになった
明日はナ・リーグもフィリーズかDバックスのいずれかに決まる
投手力、打撃力いずれもフィリーズが勝っているが3勝3敗、勝負は水物、どっちが勝つかはわからない。


 

秋はさんまと、これ

2023年10月24日 07時56分41秒 | 料理を作る・食べる
 1㎏に迫る大きな地物のサバをいただいたので三枚おろし
それに濃い目の塩を練りこんで塩サバを作る
塩が回らぬうちに―25度で冷凍にして数週間置いておいたのを昨日冷蔵庫に移して、ゆっくり解凍。
時間をかけて溶けながら、ようやく塩が身に染みていく

サバにはイカ同様にアニサキスと言う虫が寄生している場合があって、これを飲んでしまうと猛烈な腹痛が起きる
だから冷凍するのが有効なのだ、さすがの虫も凍ってしまえばただのたんぱく質

もっとも調理の時、注意すればたいがいは見えるので、さほど怖くはない
ともあれ、これは見事にきれいな新鮮サバであった
三枚おろしの時点で純生のサバの刺身を食べた、超美味であった
獲れたてでなければ、なかなかサバは生では食べることができない

半身は塩サバで焼いておかずに、残り半分はさっと水洗いして塩を落して、まずはそのまま数枚スライスして、生サバの薄塩でいただく、ほぼ生身は「まっこと美味ぜよ」
そのあとやや強めに酢で洗って「しめさば」にした。 それから地元の新米コシヒカリを酢飯にしてスライスしたしめさばを手毬風に巻いて寿司にした。
残ったシャリは、おぼろ昆布でおにぎり。

やはり生サバはうまい、息子とぺろりと平らげた。




 

駅伝シーズン始まる / あいつぐ予選会

2023年10月23日 10時01分46秒 | マラソン/駅伝

 駅伝ファンの私にとって、たまらない季節がやって来た
先週は箱根往復大学駅伝の予選会が行われた
去年の本大会で10位までに入れなかった大学と、本大会に出場できなかった大学57校660余名が出場、13の本戦出場枠を巡って争った。
この予選会は各大学12名まで出場出来て上位10名の合計タイムで争う
距離はハーフマラソンの21.0975km
上位を期待された東京国際大学は前回の箱根駅伝でシードを惜しくも逃した11位だった
しかし今年は1年生ながら1万mの日本学生記録保持者で圧倒的な強さを誇るリチャード・エティーリを擁して確実に本大会出場を果たせるはずだった。
これまでの予選会記録は59分48秒だったが、リチャードは59分ジャストを狙いたいと言っていたという。 たしかに59分台の力はあったようだ。

ところが先頭グループにいたが、前半でリチャードは足を絡ませて転倒
足に不具合を生じたのか、その後は足が伸びず留学生の中でも平凡な1時間2分11秒の記録に終わり、日本選手にも負けて全体の14位だった。
東京国際大学は3秒差で本戦出場を逃した、せめて1時間0分で走っていれば総合10位で本戦へ行けたのだったが、勝負とはこういうものだ
「たられば」は意味がない
リチャードの責任ではなく、他の9人であと4秒稼いでも本戦出場だったのだ。

そんなドラマもあったが、東京農業大の一年生前田が日本人トップ、全体9位の快走でチームを引っ張り、10年ぶりの箱根の切符を手に入れた。
また伝統の大根踊りを沿道の応援で見られるだろう。
1位は大東文化大、2位明治大、3位帝京大
今大会は100回記念で地方大学の参加も認めたが、京都産業大学の27位が最高だった。
また通常は20校+学連選抜の21校出場だが、今回は学連選抜は無くしてシード校10校と予選会の13校で23校の出場とした。

同じく11月の「クィーンズ駅伝」の予選会である「プリンセス駅伝」が昨日行われた、距離は6区間42.195km。
クィーンズ駅伝が日本女子駅伝の本大会で、既に去年の上位8チームすなわち「クィーンズエイト」は出場が決まっていて、プリンセスで上位16チームが本戦に出場できる。
31チームが参加したが上位3と目された3チームを破って岩谷産業が初優勝した。
17位で出場枠を逃したダイソーは16位のしまむらに僅か4秒の差であった
箱根予選会の東京国際大学同様に惜しく悔しい敗退だった。

クィーンズ駅伝連続出場を狙った肥後銀行は1区で足を痛めて棄権するハプニングが起きた、その為2区のランナーは白たすきで全チームが発走した後から出発した。
ところが3区(10.7km)のエース区間で肥後銀行は「チーム記録無し」ながら酒井美玖選手が区間賞を獲得した。ふつう記録なしとなれば気落ちして良い記録はなかなか出ないが、区間賞とはあっぱれ賞。
大塚製薬、九電工、天満屋、日立、ヤマダホールディングス、三井住友海上など常連チームがクィーンズ駅伝出場を決めた。