はい、そうです。
まさにまさしく、題名のとおり、売れっ子作家のお三方が都市マラソンを題材に書かれた、3編からなる短編集でございます。
でも、とんとマラソンに縁のないワタシ…、
この3編の中で知っていた(聞いたことのある)のは、東京マラソン(フィニッシュ・ゲートから/あさの先生.著)だけでした。
あとは、ニューヨークマラソン(純白のライン/三浦先生.著) と、
パリマラソン(金色の風/近藤先生.著)となっておりまする…。
そんでもって、
さすが、お三方の作品だけあって、それぞれ軽~く読めるわりに、
それぞれのテイストが感じられて、さわやかなストーリーでした。
あ、
それぞれのお話の中に、フルマラソンに挑む主人公の動機や背景が綴られているという展開です。
やっぱり、うまいな!と思ったのは、青春スポーツストーリーの王道を行く、
あさの作品でしょうか。
いつも思うんですが、あさの先生の登場させる方々って、キャラもさまざまなんですが、
それぞれに、読み手の心に留まるものを、何か持っているんですよね~。
あさの先生の作品からは、端役にまで愛情を注がれている愛情が伝わってきます。
ま、
今回のは、そこまで感じ入る間もなく さらっと読み終わっちゃうんですが…。
あと、今回、個人的に好きなのは、近藤作品でした。
題材が、バレリーナを目指す姉妹だったので。
あと あと、ワタシのどわい好きな ゴル(犬)が登場したので。