ワタシが、東野作品を読んでいると、必ず ダンナのツッコミが入ります。
犬(夫)「また ぁ ぁ~~~~~~~~?!
ほんっと、毎回 毎回、懲りないねぇ 。 。 。」
そうなんです…。
買い物してても、“今、売れてます!”とか “大人気!”というフレーズに、めっぽう弱いワタシ…(汗)
しかし、今回は、違った。
おそらく、過去に読んだ東野先生の本の中で、Best3 に入るでしょう~!(祝)
あ、
ちなみに、他の対抗馬(本)は、こちら だったか…
それとも、こちら だったか…
それぞれ、かなり前に読んだっきりなので、(結構、いいじゃん!という)印象しか覚えていないのですが・・。
まぁ、とにかく、今回読んだこちらは、医学サスペンスなので、
東野先生、相当な取材をされたんでしょうね…。
大学病院の心臓血管外科を舞台に、これから手術を受けようとする患者(大手自動車メーカー社長)への復讐劇。
ということで、登場人物も多彩で、頭が良くて、とてもおもしろかったです。
そして、事件の真相に迫った刑事というのが、警察の組織の中では ちょっと問題アリで
今回の事件も、自分のスタンドプレーで独自にシッポをつかんだという、
まぁ、 よくあるパターンなんですが…、
これはこれで、東野先生によく料理されていまして(笑)、いい味を生んだ成功例、とでも申しましょうか。
あとは、ワタシの好きな 前述の「秘密」のようなヒューマンドラマのテイストも絡めているところ、
これが、この作品のスパイスとして 良い効果をもたらしているかなぁ~、と思います。
やっぱり、犯人が 実は人間的にイイ奴で、自分の計画実行のために恋人を装った
ナースの望ちゃんに対しての情を、展開に盛り込んだのは、なんだか救われたなぁ~、と。
ま…、実際、医療関係者の方がお読みになったら、それなりに ツッコミどころはあるかもしれませんが…、
医療小説好き+ミステリー好きな ワタシは、とりあえず満足しました。
(と言ったら、今 最も人気の超売れっ子作家センセイに対して、あまりに失礼か ・・(汗))