やっと、やっと読めました。 (*≧∀)o
実は、この本 が全国書店員さんから選ばれた “最もお薦めしたい本”だと知って以来、
ずっと ずっと気になっていたのです。
期待どおりの 一気読み。
なんだ なんだーーー
こんなにいい本だったとは。
世間での「スコーレ」の評判があまりに良いので、地元図書館の宮下作品を 全て読み漁ってきたワタシ…
(しかし、図書館には なぜか「スコーレだけ !」ないのです…(涙))
まぁ、
個人的に ×なのも △なのも ○なのもありましたが、今回は それらを全て超越した 傑作 です!
すごい本です。
今年は、まだあとひと月弱残っておりますが、これを読み終えた瞬間、
“今年度のNo.1” は、これだな (人´v`)*゜+. と直感してしまいました。
(が、実際は、平成24年も たくさんの素敵な本に出会ったので、12/30あたりに冷静に分析します…。)
いやぁ~~
きっと、宮下センセイの良さ、全てがこの1冊に集約されています。
古道具屋,3姉妹の長女=麻子,美しい妹と歳の離れた妹,厳格な祖母,良妻賢母の母,中学時代の初恋と別れ,就職してからのドラマ
などなど、全てが うまーく調和して このひとつの小説が生まれてきたことに つくづく感心させられます。
特に、由緒ある家の長女ならではの葛藤を抱えて成長してきた 麻子が、
家を離れることを強く望んでからの、大学進学,就職 へと
環境の変化を遂げながら 繰り広げられる新たなドラマ、これがまた素晴らしい!
いわば、1人の少女の 中学~高校~大学~就職 という、決して短くはない十数年間を綴った
ストーリーですが、とても歯切れのいい文書,巧みな言い回しと表現力で 本当に「あっ!」という間に
読めてしまいます。
宮下先生の技量の高さをもってして、日本文学の素晴らしさと 読書の楽しみを味わせてくれる
“お得な本”(o・∀・)b゛ と 敢えて紹介したいです。
こんなにいい作品を知ってしまったからには、今後も 宮下作品を読み続けなくては… (▽o▽)ノ"