めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

キラキラ共和国(小川 糸)

2020-02-24 21:06:08 | 本(よかった!) あ行の作者

もぅ! Moo~~~~!!
めちゃめちゃ 良かった!!! (笑)(泣)
数年前に読んで、すっかり忘れていた こちら続編
2018年の本屋大賞、ノミネート作品。
あれ が対抗馬じゃなかったら、この本が大賞だよ!!
と、確信するくらい、良かった。

そーよ、そーだった。
ポッポちゃん、QPちゃん、バーバラ婦人、男爵とパンティー、マダムカルピス…etc.
ほんと、言葉を生み出す天才だわね。
小川 糸という作家さんは。(← 呼び捨てスマン!)
そして、読んでいるうちに思い出してきたけど、
そーよ、そーだったわよ。
ポッポちゃん(=鳩子)が 先代から受け継いだ、代書を通して依頼人の思いを伝える(=叶える)んだった。。
それに使う紙や筆記用具へのこだわりもさることながら、ワタシが驚いたのは、文字よ! 文字。

今回も、小川センセイの紡ぎ出す1つ1つのエピソードが、ほんと(!) 「言霊」だと思いました。
J.クレオパトラとリチャード(半)には笑わされたし、
オバサン(=猫)といい、もう、なんなのよ。
キャラ1つにしたって、この語彙の豊富さは。
頭の柔らかさは!!

その一方で、思わず泣かされるエピソードも用意してくれちゃって。
困っちゃうじゃないのよ。 公衆の面前での涙は。(爆)
って、めまぐるしく … ほんと、すごい(!)としか、小川センセイの底知れぬ才能に感服しながらも、
逆に サラッと読み手を惹き込んでいく、、、 この不思議な魔力(=魅力)に翻弄される幸福感を味わったのでした。

でも、自分としての潜在的な価値観は、ポッポちゃんと一致しています。
だからこそ、より共感させられ惹き込まれたのかもしれんが…。
小川センセイ、ありがとう。
男爵とパンティーを不幸にしないでね。(←お願ひ)
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さざなみのよる(木皿 泉)

2020-02-24 09:51:52 | 本(普通) か・さ行の作者

遅ればせながら、ようやく… 図書館の書棚に存在するようになったので、読んでみました。
こちら
(・_・D フムフム
確かに、本屋大賞(←去年の)、ノミネートというのは、わかる。
気がする・・・
でも、大賞は--- ないだろうな~、、、
というのが、感想です。  ハイ。

2人の作家さんと脚本家さんが書いていらっしゃるスタイルなので、
いいところは、イイ! すごくいい。
でも・・・
なんつーか、途中ちぐはぐな部分が否めない・・・かな(?)と。
どうしても、創作側としては、譲れないポリシーがありますもんね。きっと。(それはそれで、立場はわかる。)
でも、お互いの相乗効果ばかりでなく、こういう部分が “もったいない!” と思えてしまったのでした 。。。
だって、それぞれ、独立していれば とてもいいエピソードだったので。

あと~~~
時代がいきなりカッとんじゃった(?) 最終章(第14章)も、、、 要らないかな…ぁと。 若干…。
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