めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

銀嶺の人(新田 次郎)

2020-09-27 21:34:33 | 本(まあまあ) た・な・は行の作者
 

いやいやいや~~~(唸)
惹き込まれた!
ほぼ、一気読み。(爆)

(今回から、図書館本です。)( ありがてぇ、ありがてぇ。)

なんにしろ、人物設定が良かった!
淑子と美佐子。
それぞれの境遇も職業も性格も違うけど、、 なんつーか、日本文学に根差す 凛とした精神論の一貫性が窺える、すご~くイイ設定!
と思ったら、実在のモデルがいらっしゃり、それをベースに新田センセイが新たな小説として生み出されたんだとか。

ワタシとしては、登山のクルーとかそーゆーのは 案外、どうでもいいんです…。(失礼!)
(なんせ、大好きな これ が 自分の “登山もの” の中では ぶっちぎり=ナンバーワン!な程の衝撃を受けちゃったもので・・・)
ということで、今回は、むしろ 男と女とか そーゆーのも ちょっと脇に除けさせていただいて…(失礼!)
淑子と美佐子が潜在的に結ばれた絆とか、
お互いの職場のエピソード、 特に それぞれが自分の目指す域に登山同様、邁進する姿、
それと それを見守る師匠たち・・・
この辺りが 本当に興味深くて~~~ のめり込んでしまいました。

それだけに、最後の最後は、カクっ となってしまったんですが…
実話がベースなので、新田センセイは 忠実でいらっしゃったということなのですね。
コメント
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