女を捨てず・女に甘えず・らしさを活かす

女性スタッフがビジネス社会で実際に体験したことを中心に「見たこと」「聞いたこと」「感じたこと」をありのままお伝えします。

自分の立ち位置(前半)

2010-10-27 | インポート

 私の所属は教育事業部。企業の人材教育、組織開発に関する企画・実施が仕事。

「教育の仕事」と言っても内容は様々。外部団体から依頼を受けて講師あるいは講演者として「新入社員研修」「ビジネスマナー研修」「経営者対象の講演会」の類から、その会社の教育パートナーとして継続的に人材育成や組織開発に携わるものまで幅広い。

 案件によって自分に対する期待や果たすべき役割も違えばそれぞれに難しさややりがいもある。

 パートナーとして継続的に関わる案件の場合、しばしば自分がその場でどのように振る舞うべきか?何を言うべきか?何をすべきでないか?判断に迷う場面に出くわす。

 『仕事』はトップから依頼を受けてスタートし、ターゲットとなる「職場」「プロジェクト」「階層」のメンバーと一緒に継続的な研修やプロジェクトミーティングを通じて職場の問題解決や能力開発のためのしくみ・ツール開発を行う。ほとんどの場合、この継続的な取り組みのプロセスでなんらかの問題が生じる

たとえば、「『やめたい』というメンバーがでてくる」「上司やトップあからさまに批判をする」「研修やミーティングの進行を妨げる」「メンバーの邪魔をする先輩や上司が出現する」など・・・。

上記のようなあきらかな 問題 とまでいかないまでも、メンバーとの会話の端々に会社や上司への不満が聞かれることことは多い。と言うより聞かれないことはほとんどない!

結果的には、上記のような問題が生じたときこそチャンス 

問題状況に対峙し(メンバーを対峙させ)うまく解決に導くことができればその後の活動はスムーズに進むし、失敗すればなんとなく気まずい(よそよそしい)雰囲気になりその後の活動にしこりが残る。

こうなってしまったら、まず間違いなく次の年の継続はない(あたりまえっか)

最悪なのは、問題状況から目をそらして「まぁまぁ」「なぁなぁ」でやり過ごすこと。この方法がメンバーにとってもコーディネーターである私にとっても一番楽で安易な方法だがこれをやっていてはなんらの成果も得られない(時間の無駄)。

コーディネーターの立場からすると、問題が生じたときにどのように考え、判断し、どのように対処するかで真価が問われる。

                                                                                                             (後半に続く・・・)