女を捨てず・女に甘えず・らしさを活かす

女性スタッフがビジネス社会で実際に体験したことを中心に「見たこと」「聞いたこと」「感じたこと」をありのままお伝えします。

利用者満足を高める

2021-02-02 | 日記

中村です。

歯医者でのこと。


現在の歯医者に通い始めてもう15年以上経つ


歯医者にはなるべくお世話になりたくない。数年
に一度の治療のたびにフロアが拡大し、スタッフ
が増え、審美歯科関連メニューが増えていった。


積極的な経営姿勢


えらそぶったところがなく気さくで親切な印象だ
った若き院長も今ではええおっちゃん。直接診察
してもらう機会も減った。


そんな中、


昨年末から虫歯の治療を開始し、治療の過程で自費
診療を選択することになった。


が、


毎回担当者が替わる
・見積もりに関する質問に納得できる返答なし
・伝達事項が共有されず依頼内容と違うアウトプット
・上記に対して的を射ない説明(不信感が募る)
・「お見積り出します」と言って放置
・会計後に「出し忘れていたみたいで」と普通に見積もりを
 
手渡そうとする窓口スタッフ


などイライラや不信感を感じる対応をたびたび受け、
「今回の治療が終わったら別の歯科医院を探そっかな…」
そんな気持ちになっていた



治療も終わりに差し掛かった診察日の昨日。



名前を呼ばれて診察室に入ると


「お久しぶりです


変わらない屈託のない笑顔で院長登場


いいタイミングだと思い、上記状況を説明し正直
不信感でいっぱいと伝えた。


院長は不愉快な気持ちにさせたことを詫び、疑問
の一つ一つに丁寧に説明をしてくれた。そして、


と思うことがあったら「院長呼んでくれ」と遠慮
なく呼び出してほしいと言う。



いやいやいやいいや


わざわざ院長呼び出してクレームつけるのも気が
引けるし、ドクターと患者という立場の違いがある
以上『遠慮なく言って』と言われてもなかなかでき
ないと伝えると、


「ふうぅ~難しいですね


とため息


歯科医院も人気業。どこを選ぶかは患者側の自由
意志。今やコンビニの数より多いという状況下で、
多くの歯科医院は「土日診療」「ネット予約」「き
れいな待合室・最新設備導入」「審美歯科関連メニ
ュー・物販の充実」など趣向をこらした取り組みで
多様化する利用者のニーズに対応しようとしている。


でも、

最後は
でしか差がつかない


ドクターの治療技術はもちろんのこと、ヒアリン
グ力、説明力などコミュニケーション能力も含め
た人間力、マインドを含めた接客力が問われる。


ウチの研修メニューにGROWTHという研修プロ
グラムがある。GROWTHは、入社3年目社員対象
で、入社後を振り返って成果の確認をし、ワンラ
ンクアップするためにコミュニケーション力向上
を目指そうとするもの。

※以下、GROWTHの一部

ビジネスコミュニケーションは「納得」のプロセス
求められるのは3つの力。すなはち、

①自分が納得するために必要な理解力
②相手が納得するために必要な説明力
③周りに納得されるために必要な人間力


※以上、GROWTHの一部


歯科医院も同じ。

特に、②患者が納得する説明力③あの先生(医院)
なら安心と患者に思われる人間力が大切。


説明力、人間力に長けたドクターがいるだけでなく
そこで働く全てのスタッフが同様の意識や力を有し
て協働している。


この状況をつくりあげることこそ教育の力
組織の学習力を高めることが経営者の最大の役割
だとつくづく思う今日この頃。