気遣い
中村です。
今住んでいるマンションの近くにから揚げの店がオープンした。
テイクアウト専門店
「なんかできたな・・・」
気にはなっていたが、立ち寄る機会がないまま時間が過ぎた。
で、
先週の土曜日のこと
美容院からの帰り道。久しぶりにイメチェンを狙ってパーマ
をかけたにも関わらず、なんとなくイメージと違う。
この髪型で会社行ったら、
「なんやぁ~っ、そのおばはんパーマ」
って言われるやろうなぁ
いや、絶~対間違いなく言われる
と考えながら、マンションの入口に向かう角を曲がったところでか
ら揚げ屋の看板が目に飛び込んできた。
まっ、やってもうたもんはしゃあない。気分転換しよ
から揚げ食べてビールでも飲もかぁ~
と思いたって
「すいませ~ん」
と声をかけた。21時をちょっと過ぎた時間だった。
店の奥で、オーナーがごそごそしている。
ひょっとして閉店???
気になって「まだいけます?」と聞いた。
オーナーはにっこり笑って顔を上げ
「はい、どうぞ」
ほっとして、メニューから「ズリのから揚げ(中)」を選んで注文した。
下調理したずりに粉をまぶして揚げてくれる。
これでビール飲んだらおいしいやろな~
期待感が高まる。
待つ間、オーナーに声をかけた
「店、何時までですか?」
に対して、
「9時過ぎですね」
ナチュラルな返答。
フッとカウンターに置いてある店のリーフレットに目をやると
営業時間は土曜日は21時までと書いてある。
げげげ~っ、もう閉店やん
「ごめんなさい。もう閉店時間ですやん。後片付けしてたのに
申し訳ない」
申し訳ないという気持ちを伝えると、
「いつもお客様が帰られた時間に店閉めてますから・・・」
その後黙々とずりを揚げて渡してくれた。
閉店時間は21時。注文したのはおそらく21時15分ごろ「何時までですか?」
と聞いたとき、すでに閉店時間を過ぎている・・・。
で、それを伝える表現として
「9時過ぎです」
「特にないんです」でも「9時ですけど気にしないでください」でもなく
9時過ぎ
という曖昧な表現にオーナーの気遣いを感じた。
曖昧な表現も状況によってはOKだと感じた一件。
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