ず~っと以前のこのブログに「異業種交流会が苦手」と書いた。それは今も変わっていない。
そんな私が久しぶりにある会に参加した。異業種の出会いを求めて!ではなく、その会を主催しているコンサルタントの先生(これまた随分以前に、このブログでドラえもんのポケットのような人と紹介した森山さんのこと)にご報告したいことがあって・・・というのが大きな理由。
次の日は朝早くから出張。その日は一日中声を張り上げ体は疲れている。ご挨拶して、少し話をして早めに切り上げて帰ろうっかなぁ・・・。と最初はそう思っていた。
久しぶりに参加したその会は大盛況で、座るところがないぐらいの人。しかも、ほとんどが初めて見る顔・・・。開始時間より少し遅れていったために周りはすでに盛り上がっている・・・。
なんとなく、気後れした気分のまま席を見つけ、周りの人と話しをし始めた頃、私の前の席に、額いっぱいに汗をかき、ネクタイをちょっと緩め、で~んと座り込んだ大柄なおじさんがいた。堅苦しい会ではないとは言え、普通はもうちょっと「遅れてすんませんなぁ・・・」モードでしおらしく入ってくるもの。が、その人はで~んと座り込んだとほとんど同時にカバンから名刺入れを出し、名刺を差し出しながら、これまた大きな声で、「ところで今日は何の会でっか?」と質問してきた。
なんの会かもわからんと来はったんかいな、この人 ⇒ 私の中のセルフト-ク
しかも、いただいた名刺は、三つ折りで表面には名前以外顔写真とキャッチフレーズしかないので、パッと見ただけではどこの会社の何をしている人なの方さっぱりわからない。
ひょっとして議員さん?それともちょっと怪しげな人?はたまた・・・??? ⇒ これも私の中のセルフトーク
三つ折りの中をじっくり見て、このおじさんが成基学園を中心に展開するSEIKI COMMUNITY GROUP の代表佐々木 喜一さんだということがわかった。
新卒採用のお手伝いをしているという私にカバンから新卒採用の小冊子を取り出し、「率直にどう思うか?」と聞く。「面白いけどちょっと社長が出すぎですよね」と私。これを皮切りにいろんな話しをさせてもらった。特に、佐々木さんは子供、私は企業人と対象は違えども「教育」に携わるものとしての考え方などを話し楽しい時間を過ごすことができた。
佐々木さんは目をキラキラさせながら教育や会社運営に対する自分の考え方を話し、時に私の話に、「この人のことを知らんかったら『おばちゃん』と言われてもしゃあないでぇ~」とか「そんなことによう金を使わん社長には、『やめたほうがええ』って言うべきや!」と突っ込みを入れる。
また質問魔の佐々木さんは「質問ですけど・・・」とこれでもかというくらい質問をぶつけてくる。
体型同様発想や表現がダイナミックで面白く話に引き込まれ、「え~らい態度のでかいおっさん来はったなぁ」と思ったマイナスの第一印象は見事に覆された。
そんな佐々木さんから今日、会社のパンフレットと共にメッセージをいただいた。素敵なフレーズなので一部紹介したい。
出会いは天命 つきあいは自力
出会いは感動 つきあいは努力
出会いは一瞬 つきあいは一生
これらは社内でもよく言われていること。「営業」であれ「接客」であれ、はたまた「プライベート」であれ、出会いのチャンスは誰にでもある。ただ、このチャンスを活かしてモノにできるかどうか?ここに真価が問われる。
人に影響力を与えるような仕事をしたい・・・採用の場面で学生がよく口にする台詞
お客様にとって『なくてはならない存在』になりたい・・・サービス業のあるべき姿
これらを実現していくには、出会いという点を線に、線を面にしてつなげていく意識・努力・あくなき成長意欲が求められる。出会った人と長~く永~く付き合ってもらえる自分自身でありたい!