女を捨てず・女に甘えず・らしさを活かす

女性スタッフがビジネス社会で実際に体験したことを中心に「見たこと」「聞いたこと」「感じたこと」をありのままお伝えします。

大人げない

2015-02-12 | 日記

中村です。

 

「実は僕○○さんと仲悪いんです


さてこのセリフ、どのような場面で、何歳ぐらいのどのような立場
の人の台詞だと思いますか?

 

プライベートな場面でいざこざを咎められた学生が思わず言っちゃ
いましたなら理解できる。



しか~し



実際このセリフを発したのは企業の管理職




新入社員受け入れにあたり、配属部署の課長に聞き取りをしていた
際、所属する部の部長に対する態度や発言に言及した場面で飛び
出したこの発言。




しかも、悪びれた様子もなく、


 

あれっ?中村さん知りませんでしたかぁ?僕あの人と仲悪いんです
よ。周りもみんな知ってますよ?言ってませんでしたっけ??



と言わんばかりに普通に言われた。



あまりにも普通だったので、一瞬

 

「あ~そうかいな・・・。仲悪かったんかいな。
ごめんごめん。知らんかったわ




と思いそうになって、ふと我に返る



何って??


仲悪い?


だから、何?


そんなん通用するかぁ~




で、



一呼吸おいて、冷静に一言。

「仲が悪いって・・・。○○さん、そんな子供っぽい発想仕事に持
ち込むの
やめません?」


「大人げなさすぎます

 

人間誰しも好き嫌いはある。
職場には、学生時代だったら絶対に友達にはならんかったと思う人
もいるやろ。



ただ、「仕事」では仲が好かろうが悪かろうが



やらなあかんことはやらなあかん。


個人の感情は関係ない




今回、

 

仲が悪いとはどのような状態なのか?
なぜ仲悪いのか?

いつからなのか?
どういうところが嫌なのか?

 

などなど話をじっくり聞いていくと、頑なだった相手への否定的な
態度が変化してきた


仲が悪いんです⇒意見が対立するんです⇒僕のことを自分勝手
だと思って
るんです⇒相手の言いたいこともわかるんです
事ができる人なんです
尊敬できるところもたくさんあるん
です⇒自分もだめなんです



最終的には



「僕大人げないですね・・・。気をつけます」




相手との関係性が変わったわけではない。




ただ、



相手と仲が悪いことを言い訳に、課題への取り組
みを拒否する大人げない態度を改めただけ・・・。




今は新入社員受入れのリーダーとして意識を持って頑張ってくれている。



交流分析という心理学の理論では、

P(親の心)よりも強いC(子供の心)

と言われている。「~すべき」という役割行動(親の心から出るエネルギー)
よりも「~したい」という欲求(子供の心から出るエネルギー)のほうが強い
というのはある意味真実だと思う。

ただ、ビジネスの場面では、好き嫌いをベースにした欲求よりも役割行動
を優先したい。それをコントロールするのが

A(大人の心)のエネルギー=状況判断力

状況判断力を磨いて成果につながる役割行動を促進していきたい。

 


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