中村です。
昨日、入院していた母が退院した。
入院から3ヶ月
全く食事を採らない
担当医師や看護師に悪態をつく
処方された薬を不信がって飲まない
などなど・・・
この間いろんなことがあった。
そして、今まで見たこともなかった母の姿をいくつも見た
好んで見たのではない見ざるを得なかった
もう新しい年は迎えられないかも
もう穏やかで優しい母の姿は見られないかも
もう母に私達の感謝の気持ちは届かないかも
そう言えば、あの時・・・
もっと~してあげればよかった・・・
やり直せない過去のことがついつい悔やまれる。
娘として複雑な気持ちで見舞うことが多く、姉から電話がある
たびにビクビクしながら電話をとった・・・そんな3ヶ月だった。
それが、退院。杖をつきながらではあるが自分の足で歩いて
病院を後にした。
病棟を出る際、
お世話になったヘルパーさんに感謝の気持ちを伝えながら涙を
浮かべ、ハグする母、患者さんから「退院ですか?おめでとうご
ざいます」と声をかけられ照れくさそうな母
しばらく見ることがなく、もう見られないかも・・・とあきらめていた穏や
かな母らしい母がそこにいた。
感無量
顔をくちゃくちゃにしながら、「もうこんなとこ戻ってきたらあかんよ」
と声をかけるヘルパーさんに「もし、戻ってきたらまた面倒見てね」
と無邪気に応える母。
これから先のことを考えると不安山もり
でもその瞬間は、私自身も穏やかな気持ちでその光景を見守ることができた。
それぞれの分野で母の命と心をつなぎ支えてくれた先生、看護師さん、
ヘルパーさん、患者さん、ボランティアの学生さん、
本当に、ありがとうございました心から感謝します。
これからの時間母と一緒に大切にしていきます。
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