今年のウチの内定者、学生時代陸上に打ち込んできた。半端な打ち込みではない!「学生時代=陸上」と言っても過言ではない。それだけに、彼女の日常は「お酒は飲まない」「毎朝早起きして自主練習をする」「早起きをするため夜更かしはしない」「よって学生の定番カラオケも数えるほどしか行ったことがない」・・・などなど。まさにストイックな毎日。
採用面接での「学生時代に何に打ち込んだか?」の問いに、バイトかサークル活動と答える学生がほとんどの中、ストイックな学生時代を過ごした彼女の存在は新鮮。また、そのことを自慢げに語ることなく普通に話す彼女の姿に「その道を極めた(=やりきった)者」にしか表現できない清々しさを感じる。
ストイック・・・日本語に訳するなら「克己的」「自律的」。意志の力で自分の衝動や欲望、感情を押さえることを指す。自分のことを「負けず嫌いです」と言いながら行動が伴わいなんちゃって負けず嫌いが多いが、(自分に対しても人に対しても)負けたくない!!という気持ちを実践している人のことをストイックな人というのだと思う。
「人の上に立つ人間には、どこかでストイックさが必要や]
これはウチの社長の言葉。何かコトが起きたら「もうあかん・・・」と諦める。何かをやる!と決めても、いつの間にか辞めてしまう・・。そんな自分に甘い上司の言うことを部下がきくわけないやろ!!。おっしゃる通り。私が部下ならそんな上司になんか言われても「あんた(みたいな人)に言われたないわ」と思うもん。
そういう社長が自分に甘ければ説得力がないが、社長自身ストイックの塊のような人物。「やる!」と決めたことは何があっても絶対やる。その姿勢はすさまじいものがある。仕事のことはもちろんのこと、仕事以外でも、たとえば「走る」と決めたら、暑いからとか、前の日遅かったから、とかに流されず「走る」。
そんな人のいう台詞だから説得力がある。社長が頑張ってるんだから私もやらな・・・という気になる。
自分にストイックなところはあるのか?と問う。なくはない。仕事では、部門の責任者である自分がなめられるのは会社がなめられることになると思うから、びびりながらも一歩前に出る(でもこれは当たり前)。仕事以外では年に一度のマラソン。女性陣と一部の男性陣には負けたくない。だからしんどくても歩かない。人の前に立つ仕事をしている以上、たるみきった不細工な姿をさらしたくない。だから、楽でもルーズな洋服(ゴムのパンツやスカート)は着ない、楽な靴ははかない。どちらか迷った時は小さめのサイズの洋服を選び、そのサイズに自分を合わせる・・・・。
ただ、くやしいけど社長の足元にもおよばない。中途半端な自分・・・。
が、中村は中村らしくストイックな自分を出していけばいい。マイナスのセルフトーク=悪魔のささやき に負けないよう日常的な「戦い」を楽しんで生きたい!