女を捨てず・女に甘えず・らしさを活かす

女性スタッフがビジネス社会で実際に体験したことを中心に「見たこと」「聞いたこと」「感じたこと」をありのままお伝えします。

批判的な目

2014-01-22 | インポート

中村です。

昨日ある人と久しぶりに食事をしました


その人とは17~8年前キャリアカウンセリングを学ぶ講座で知りあって以来のお付
き合い。当時彼は、「日本盛はよいお酒~」で有名な西宮酒造で人事の仕事をして
いた。その2~3年後に45歳で独立し、今では趣味の「蝶」に関する専門書の出版
と売れっ子講師として活躍しているが、この間、直接仕事の関わりがあったのは一
度きり。何年かに一回会って、近況報告したり、抱えている案件について情報換しな
がらつきあってきた。

事務所の近くで仕事があるから、終わったら久しぶりに「一杯行きませんか?」
のお誘いに、「行きましょ!!」で食事をすることになりました。

その際、
話の流れで

彼が西宮酒造に在籍していた際主催した「女性の戦力化」テーマのある
会合
のことが話題になった。

その会合では、モデルを派遣する会社を経営し、自ら女性戦力化をテーマに講演や
接遇講師をつとめる女性を招いて話を聞いたうえで、阪急百貨店やニチイなど大手
企業に勤める女性達がそれぞれの企業における戦力化への取り組みや課題につい
て話しあうという趣旨のものだった。

 

「こんな(↑上記のような趣旨の)会があるからよかったら参加しませんか?」

と声をかけてもらい、当時から「働く女性のエンジェルになる」を意識していた私は、
テーマはもちろんのこと、その場に参加している様々な企業の女性達と知り合いにな
ることも楽しみで喜んで参加させてもらった。

その場でどのような話し合いがなされたか?ということに関してはあまりはっきりと覚
えていない。

ただ、

いい印象は持たなかった。その場で話し合われたことも、その場に居合わせた女性達
の反応も・・・。

なので、発言を求められた際、周りに同調したりパネラーに対してよいしょするような発
言はできなかった。とは言え、場をぶちこわすような発言をするのは主催者であり会員
でもないのにその場に招いてくれた彼に迷惑がかかる。

考えた挙句、その日の参加者や取り組みに対してではなく、女性の戦力化に関する持
論を話してその場をやり過ごした。

後日、その時とった写真をもらったが、複雑な表情でひきつり笑いしている自分がい
る。その後その会に参加して感じたことや思ったことを正直にありのまま彼に伝えた。


「大手企業だからできること」
「参加者は本音で喋っていない」
「(女性社員についてきていた上司の男性社員が)部下の機嫌をとるようなスタンス
で関わっているから本人が自己中心的になる。機嫌とってる方も取られてる方も問
題ある」


最後は

「みんなが本音で話さず表面上合わせて議論していること自体が問題」
「↑そのことを課題にしたら面白い」


などなど、そう言えば言いたい放題言ったなぁ・・・と回想しながら会話をしていた。
その時、こんなことを言われた。



「中村さんは、批判的な目をもっていた」




話の流れで(この話題になったと書いたが)

久しぶりに会って、現在の仕事に関しての話しの中で(彼の発言に対して)、
「でも、それってね・・・・・」「中小企業では・・・・・」「・・・・・って結局責任取らなくてもい
いからできるんですやん」などと批判的な意見を言った時、
「そう、そう、そう言えば以前・・・」ということでこの話題がでてきた。


で、言われた上記の台詞。


昔も現在も相変わらず批判的な目持ってますなぁ・・・。
なんて生意気で可愛くないんだろうと思いながら、少々反省していると


「批判的な目を持ってるから勉強になるし楽しい


まぁ、そうでなければ何の利害関係もないのに20年近くもつきあってない。

相手の意見に対して、やみくもに批判するのは単なるあまのじゃく。あまのじゃく
は相手を不快にさせるだけ。

批判的な視点持ち、相手の視点尊重しつつ、お互いに刺激のなる会話が
できるよう人間力を磨き続けていかなければ。


ということを実感した一件だった。


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