女を捨てず・女に甘えず・らしさを活かす

女性スタッフがビジネス社会で実際に体験したことを中心に「見たこと」「聞いたこと」「感じたこと」をありのままお伝えします。

何があってもそれでも私は産みたいのです・・・

2010-08-27 | インポート

 ええっ?中村妊娠?と思われたかもしれないが、これは私の発言ではなく、野田聖子議員の発言。49歳で妊娠。しかも、米国で第三者から卵子の提供を受け、体外受精した受精卵を子宮に移植し2月に出産すると言う。 以前から積極的に不妊治療を行い、子供がほしいと公言していたが、今回の妊娠報道を聞いて彼女の「子供がほしい」という想いがそれほどまでに強かったのか・・・ということを思い知らされた。

 自分の子供を産み育てたい

これは女性に備わっている『母性』から生じる欲求。私には子供がいないので、自分の子供を産み、胸に抱き、育てる感覚は正直わからない。また、振り返ってみると自分の子供がほしいという気持ちもさほど強くなかった。だから、「(彼のことがそれほど好きなわけでもないけど)子供がほしいから」とか、「子供ができちゃったから」結婚するという人の気持ちは理解できないし、周りから「桂ちゃん子供がいなくて可哀相・・・」という言葉や態度を示されたり気を遣われても気にならなかった。そういう意味では母性が強くないのかも・・・。ただ、好きになった男性(ひと)の子供を授かりたいとは思った。「母性」より「女性(女性=おんな)」が強かったのかも まあ、それも30代までのはなし!

 ただ、「教育」という仕事に携わっていて、母親としての経験はできるならした方がよかったと思う。無条件で愛情をふりそそぐ対象・・・それが我が子だとすれば、私にはそれが実感として得にくい。自分達の都合でこの世に生み出した「命」をなんとかする責任。その責任を果たすために本気で育てる。損得感情なしに無条件の愛情をそそぎ、本気で叱り飛ばす・・・。という経験がきっと教育という仕事に活きる。また、そのこと(子供を含めた家庭を守っていくということ)が自分の姿勢を正し困難に立ち向かう勇気を与えてくれるのだとも・・・。

 女子力を発揮してビジネス社会で活躍する女性が増えてきたということを昨日のブログで書いた。願わくば彼女たちが、いわゆる仕事だけではなく母親という女にしかできない大切な仕事もこなしてほしいと思う。この『仕事』は自分だけではできない。パートナーや職場の仲間などたくさんの人の協力がいる。また、いつでもできるわけではない。旬がある。時期を逸して後悔しないようにだけは気をつけて!

 それにしても、親でありながら無責任な大人が多すぎる。子供を虐待したり放置して死に至らしめる親は言うに及ばず、自分の言葉に責任をとらなかったり、ええかげんな言動で周りに迷惑をかけ上司から怒られ続けている社員をいろんな会社で見かける。そんな姿を子供がみてどう思うか?「お父さん(お母さん)カッコイイ」と思うだろうか?何か学ぶところがあるだろうか?

 「親の背中を見て子は育つ」と言うが、会社においては「上司の背中を見て部下は育つ」も真なり。自分自身の言動の責任の重さを実感する。

 

 


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