昨日ある女性と食事をした。36歳の彼女は化粧品会社の役員。経営状況が厳しいその会社の管理部門担当役員として難局を乗りきるため日々奮闘している。
「一段落したらぱ~っとビールでも飲みに行きましょね」と言っていたのが2ヶ月近く前。その後、連絡がなく、ビール飲んでる場合じゃないんだろうな・・・と思いながら過ごしていたところ、「少し落ち着いたので、ビールがおいしい季節のうちに・・・」と連絡をもらって、あくまでもビールありきで再会することとなった。
場所は彼女の会社の近くの小さなイタリア料理の店。そこで「箕面ビール」という箕面の牧落で生産されている地ビールを飲んだ。地ビールとあなどることなかれ!なかなかおしゃれなビンに入ったドイツビールっぽい感じ!
↓コレ
種類も軽めのものから濃い濃い黒ビールまでさまざま。私は、写真左のWEIZENというフルーティで飲みやすいタイプを、彼女はPALE ALEというフルーティだけどちょっと苦味がある とメニューの説明書に書いてあったもの注文した。
で、お味は?
私の注文したWEIZENは、フルーティだけどしっかりコクがあって「おいしい」アルコール度5%だけど実際はそれよりも濃厚に感じる。一杯でほろ酔い!? 彼女の注文したPALE ALEは、アルコール度5.5%とちょっと高め。味は「フルーティでおいしい。ちょっと苦味があるけどいいアクセントになってる」(彼女談)。
話しをしながらビールもすすみ、2杯目を注文する際、私は彼女が頼んでいたPALE ALEを、彼女は私の飲んでいたWEIZENをオーダーした。
で、飲んだ感想は?
私 「げっ、苦~い」
彼女 「ああ~っ、軽~い。飲みやす~い」
もともとビールは大好きな私。最初「げっ、苦っ」と感じたものの飲みすすめるにつれてその苦味がむしろおいしく感じられ「WEIZENより飲みごたえがあって好き」に至ったが、最初口に入れた瞬間は、「こんな苦いのんあかんわ・・・」「アクセントっていうレベルの苦味ちゃうでぇ」、さらにはWEIZENを「軽~い」と言う彼女に、「うそぉっ、軽いかぁ」(いずれもセルフトーク)。
そう言えば昔母から「デザート(フルーツなど)は甘いものから先食べたら味がわからんようになる」とよく言われたなぁ・・・。
軽いものやさしいものに慣れると、ちょっとくせのあるもの困難なものに大きな抵抗感を感じるが、くせのあるもの困難なものを最初に体験すると抵抗感はさほどでもない。
彼女と別れて、自宅まで15分ぐらいぶらぶらと歩きながら、最近ウチの社長がよく言う「何事も当たり前やと思ったらアカン」とか「2つの道があった時、しんどい方を選択するんや」ということを思い出した。(ビールと一緒にできる次元の問題ではないですね・・・。すいません社長)
2つ道があったときしんどい方を選択する。そうすると、しんどいがしんどいのと引き換えに「成長」というカタチでご褒美が返ってくる。楽な方を選択すると、目の前の不快な状態を回避できる(マイナスを回避する)というメリットだけでご褒美はなし。自分の中のルーズで弱気な自分に負けないようにしよう!と心を新たにしたところで自宅に帰りついた。
ビールから自律的生活態度までいろんなことを考えた一日だった。