チェロ弾きの哲学ノート

徒然に日々想い浮かんだ断片を書きます。

私の名刺(2)

2012-06-19 13:20:54 | アイデンティティ(自分)

 私の名刺(2)

 日常をデザインする哲学庵 
  庵主 五十嵐玲二 
 ・ 水の惑星地球のポテンシャルの永続性の哲学
 ・ 生物多様性と文化多様性についての哲学
 ・ 人類がたどった農耕文化と家庭の哲学
 ・ 輝ける命・健康についての哲学
 ・ 芸術・文化創造のための哲学
 ・ 世界の子供たちの未来のための哲学

 生物多様性と文化多様性について

 生物は、進化の過程で、なぜ多様性の方向に進化してきたか。
生物多様性によって、水の惑星地球の豊かさが、生まれてきた。
熱帯降雨林、マングローブの森、サンゴ礁、ケンプの森、照葉樹林、針葉樹林、ステップ草原は、多様な被子植物、昆虫類、魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類、菌類によって、動的相互関係の保ちながら、その生態系を形成している。
水の惑星地球は、これらによって構成され、大小の河川によって、体内の血管のように結ばれている。 人類もこの豊な地球のメンバーの一つである。

 この生物多様性が、もし失われると幾多の文明が、森林、農地、水源の失って、廃墟の砂漠になってきたように、決して元の地球に戻ることはどのように科学技術が進歩してもありえない、過去の文明の人々の文化財、遺跡から彼らは、現代の私たちに劣らず賢かったにも拘らず文明は、ある時点から急に、砂漠化した。 この生物多様性を未来につなげていかなくては、いけない。 なぜなら、生物多様性は、水の惑星地球のすべての生命体の共通の43億年の資産だからである。

 エントロピー法則からは、なぜ進化が、生物多様性の方向へ向かうかはは説明できない、それぞれの環境に適用しながら、住み分けることによって、生物は多様化したとされる。 地球上の生物は、250万種とも2千万種とも言われている。(熱帯降雨林のクモ類、昆虫、ムカデ類の多くの種は、未知のものである)。

 文化多様性は、多様化すべきか、単一の文化に収斂すべきか。
私は、文化も多様化の中で、更に文化が豊かになると考える。
ここでは、文化の1つの指標として、言語を考えてみる。 世界の言語は、3千種ほどと言われ、現在はすでに、その半数は、消えゆく言語か、失われた言語である。
当然のことながら、この3千の言語のすべてを知っている人などはいない。
その大半は、少数民族によって話され、固有の文化を持ち、文字を持つことはない(文字を持った文明は、4つか5つに過ぎない)。

 世界の言語は、人類が、ほぼ20万年前にアフリカから、地球の隅々に分散し、それぞれの生活文化を形成したとき、同時に言語も多様化したと考えられる。
文化の多様性を人類が保持することによって、種の遺伝子プールのように、各個人の最適な文化、生活スタイル、芸術が生まれるのでは、なかろうか。

 水の惑星地球の生物多様性、文化多様性は、現在も失われ続け、より多くの生物多様性、文化多様性を未来の子供たちにどうすれば、より多く残すことができるのか!


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