桔梗原

なははな一日

命をかけた子育て

2011-03-10 19:22:50 | イベント

西方に望む、木曽山脈がまた雪化粧です。
ここのところ、すっごく寒いっっっ

今日の田んぼ修復作業は、ロビンパパ、ママ、私の三人です。
パパ、ママは仲良く田んぼの畦板をいれます。私はその後をみつぐわという鍬(くわ)で
土を入れて、踏み固めていきました。くくくく・・・また腰にくるーーーー

先日の女性部総会の中の研修会で「地域と見守る認知症」というサポーター研修会を受けました。
認知症サポーターとは、なにかをとくべつにやるものでなく、
認知症を正しく理解して、認知症の人や家族を温かく見守る応援者になるというものです。
そして、自分のできる範囲で活動できればいいそうです。

講師は昨年まで私達の町のJAの本部長をしていたO氏です。
O氏は三年前、突然奥様が亡くなり、自分の母親が認知症で、
今は三人のお子さん(一人は社会人ですが二人は学生さん)
と介護をしながら、福祉法人に勤めています。
自分の体験の中からのお話だったので、とてもよくわかりました。

認知症の7~8割はアルツハイマー認知症だそうですが、これは病気であって、
原因は未だによくわからないので、絶対にならないようにする予防はないのだそう・・
そして治す薬もない。(進行を遅らせる薬はありますけど)
いずれは4人に1人が認知症になると言われているけれど、
自分の親かもしれない、自分かも知れない。

O氏は「介護は大変だけれども辛くはない」と言います。
でも、そう思えるようになったのは、ある言葉のお蔭なんだと。
それは、 「認知症は親が命をかけた最後の子育て」というもの。
親を介護をすることは
「お前はまだまだ一人前じゃないんだよ、まだ学ぶべきことがあるんだよ」
と親が命がけで教えてくれているんだと。
そう思うと、辛いと思わなくなったのだそうです。
心にジーンと来ました。
私なんか、お気楽の出来そこないだから、もしかしたら
親の命がけの子育てがそのうち始まるかも知れないですね。
よし!覚悟しよう!!
コメント (8)
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