金魚アートで有名な『深堀 隆介展 金魚養画場』を、広島で開催していると知って、オットと出かけてきました。
深堀さんのアート作品は、1度見たら、忘れられない。印象に残る。オリジナリティあふれた作風。
こんなのとか。
こんなのとか。
これ、工芸作品では無くて、絵画です。
かねがね、ホンモノと見間違えるこの立体感どうやって????・・と不思議に思っていたら、会場でメイキング動画の放映があり、謎が解けました。
アクリル樹脂を流し込んで、固まるまで2日待つ→固まったアクリル樹脂の上に絵を描く→樹脂を流し込んで2日待つ→樹脂の上に重ねて絵を描く→アクリル樹脂を流し込む
絵が3Dに見えるようになるまで、えんえんとこの作業の繰り返し。
金魚に厚みがあるように見えるけど、実際は平ぺったい。塗り重ねることで、立体的で写実的に見えるんだ、ということがわかりました。
深堀さん、桶に升に洗面器にコーヒーカップに、と何でもキャンバスにしてますが、対象はひたすら金魚。この時期にぴったりな涼しげで不思議なアートでした。
ただ、こんな金魚のアート作品を観たあとだと、スーパーの鮮魚売り場に並んでいる赤魚やら金目鯛が、どうも金魚に見えて、当分食べられなくなるのよね。