親友K子ちゃん夫妻と、うちのオットとの4人で食事に行ったときのこと。
K子ちゃんのダンナさんが『おでん食べよう』と向かった先は八丁堀のビルの3階あたりにある隠れ家的なおでん屋さんの『とくあん』
20年以上同じ場所で営業していて、むかしから気にはなっていたけど・・・・大将が気難しいとの評判で近づけなかった。
いまはかなり丸くなったから大丈夫よーー、とK子ちゃんのご主人の言葉を信じて、行ってみたら普通でした。ふつうなら、何を恐れることがあろうや。
ここのシステムは、1人ずつ女将さんにおでん種を注文すると、カウンターの中の大将に向かって
「だいこーん」
「こんにゃーく」
「たまーごぉ」
と女将さんが叫びます。
4人で伺ったので、これを順番で4回繰り返します。
専門店だけに珍しいおでん種がいっぱい。
オットは冒険しないタイプなので、おでん3大スター「大根、すじ肉、玉子」でした。
せっかくなので、ワタシはロールキャベツ、もち巾着、ふき。ワタシもたいして冒険してないな(爆)
こちらのおでんは京風とでもいうのか・・・出汁の味が香る薄味仕様。素材の色もそのまま。
煮しめていないのであっさりしていて、お出汁の良さを生かしたプロの技とでもいうおでんでした。
おでんをこんな風にサッと引き上げるという勇気が、主婦には無いからなぁ。
こんなおでんもあります。緑の色も鮮やかなほうれん草。
もはやおでんと言えるかどうか・・・・の葛切り。
出汁巻きのおでんもありました。出汁に漬けてもフワフワなままの出汁巻き。
最後の〆にサーモンの押しずしをお願いして、しばし談笑していたら、突然「ガンガン」と大きな音が。
「なになに??」とカウンターを見ると、大将が押しずしの型をまな板の上で、大変勢いよくひっくり返しているのが見えました。
注文してからこしらえてくれるというのはうれしいけど・・・・やっぱりちょっと機嫌が悪いのか???と、ビクついちゃったじゃないか(焦)
でも大将のキャラにだいぶ免疫ができたので、次回からはK子ちゃんたちの引率が無くても行けそうです。