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1世帯あたり30万円の現金給付」という巧妙なウソ 現実は対象が限定された現金給付の可能性

2020年04月08日 14時45分45秒 | 政治のこと
【市民の声】「私たちが求めていたのは一律の現金給付だったはずだ。期待を裏切った政府を許すな

4月3日、安倍首相が自民党幹部と会談し、現金給付策の方針を固めている。それに伴って、各報道機関も1世帯あたり30万円を支給すると報じている。

しかし、内容をよく見てみると、1世帯に一律で30万円を配布するというようなものでは無い結果となっている。今のままでは限定的な現金給付対象といえそうだ。

"安倍晋三首相は3日、首相官邸で自民党の岸田文雄政調会長と会談し、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急経済対策の柱となる現金給付について、所得の減少を条件に1世帯当たり30万円を支給することで一致した。

対象者が自ら申請する自己申告制とし、非課税とする方針。

申請の際には所得が減少したことを示す資料の提示を求める。

政府は、7日にも現金給付について盛り込んだ緊急経済対策を決定する。

首相との会談後、岸田氏は記者団に「一定の水準まで所得が減少した世帯」が対象になると明らかにした。

政府は今後、所得減少の幅や所得上限など対象世帯の線引きを含めた制度の詳細決定を急ぐ。

岸田氏は「(首相には)迅速な支給が大事だと強調した」と述べ、政府がスピード感を重視して調整を進めるとの認識を示した。

自己申告制とする理由について、政府関係者は「一人ひとりの所得を把握するのは難しい」と説明した。"

出典:現金給付、1世帯30万円 所得減が条件、自己申告制―新型コロナで経済対策 時事通信4月3日

この対象者は住民税非課税世帯とそれに相当するくらい収入が減少した(5割減との報道)場合、所得減少を証明する資料を持って、役所へ自己申告するそうだ。

はっきりと言えることは、1世帯に一律30万円というのはウソであるということ。厳密に言えば、住民税非課税世帯と一定の所得制限があり、その所得が半減するくらいの経済的ダメージがある世帯が対象になる。

■1世帯30万円の現金給付という期待感だけ煽る政府への不信感

一律での現金給付ではなく、限定された対象への現金給付と言っていいだろう。

これは低所得世帯への限定的な現金給付というのであって、決して「1世帯あたり30万円給付」などと報道するようなものではない。

1世帯30万円給付と聞けば、自分たちも対象なのではないか、と期待感を膨らませて当然ではないだろうか。それはことごとく裏切られる形となった。

現状で言えることは、香港で決定したような1人14万円支給などという一律給付、「普遍主義的」な現金給付ではなく、極めて「選別主義的」な現金給付である。

このような支給制限をおこなった選別的な現金給付は、支給される人とされない人を生むことになる。

そうなると、それぞれ応分の税や保険料を支払っている市民の間で、不公平感や分断、差別感情が湧いてくることは間違いないだろう。

■首相官邸に意見や要望を寄せてみてはどうか

多くの市民が求めていたのは、1世帯か1人かは別にして、一律の現金給付ではなかっただろうか。これではもらえる層ともらえない層の摩擦を生みかねないし、期待をしていた人々の思いを嘲笑う結果だとは言えないだろうか。

これらの方針は4月7日に正式に決定される予定である。それまでに皆さんの意見を何でもいいので、首相官邸や与野党の国会議員、マスメディア各社に届けてほしい。例えば、首相官邸のホームページから意見や要望を寄せることが可能である。

大事なので、繰り返しておくが、1世帯一律の30万円現金給付ではない。

市民全体が大きなダメージを負った経済危機に対して、給付対象をこれほど絞っていいのだろうか。ぜひ主体的に考えてほしい。

4/3(金) 18:58



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通勤できない」車いす先生の悩み──障がいのある先生に必要な支援とは

2020年04月08日 14時30分19秒 | 教育のこと
通勤できない」車いす先生の悩み──障がいのある先生に必要な支援とは

障がい者雇用が進むなか、学校の先生にも障がいのある人が増えている。この10年ほどは毎年60人ほど採用されている。エレベーターやだれでもトイレの設置など校舎のバリアフリー化は進んだが、通勤や介助で悩む人は多い。車いすと全盲の先生を取材し、課題を探った。(取材・文:長瀬千雅/撮影:後藤勝/Yahoo!ニュース 特集編集部)


「どうやって通勤するんですか?」
生徒たちのあいだを電動車いすが滑るように移動していく。1年生の教室の前まで来ると、近くにいた生徒が気づいて引き戸を開けた。車いすに乗っているのは三戸学さん。秋田県の町立五城目第一中学校の教諭だ。
生徒に「ありがとう」と声をかけて中へ入ると車いすを止めて、歩いて教壇へ向かった。足を踏み出すごとに大きく体が揺れる。三戸さんは生まれつき脳性まひで、四肢に不自由がある。
     
車いすで移動する三戸学さん
「起立。これから1時間目の勉強を始めます。お願いします」
「はい、お願いします。今日は最初に計算テストをやります」
三戸さんがプリントを取り出すと、一人の生徒がすっと立ち、代わりに配った。「ありがとね」。三戸さんが礼を言う。テストは5分間。三戸さんは体を揺らしながら生徒たちの様子を見てまわる。隣同士で交換してその場で採点。三戸さんが大きな声で答えを読み上げる。話すときに力が入るので多少不明瞭なところがあるが、生徒たちは問題なく聞き取っていく。
     
中学1年生の数学の授業
三戸さんが同中学校に赴任して半年間、校長と教頭に自家用車で送り迎えしてもらって通勤していた。自宅のある八郎潟町から中学校まで約6キロ。障がいがあるため車は運転していない。タクシーを利用すると毎月約8万円かかる。
「2019年2月に内々示が出たときに、どうやって通勤するんですかと県の教育庁の方に聞いたんですが、保留にされたんです。3月半ばになっても話し合いが進まないまま人事異動が決まりました。そのあとで県教委は、同僚の送迎ボランティアで通勤してほしいと言ってきたんです。でも、同僚といってもみんな忙しいし、手当が出るわけでもない」
     
チョークが折れない工夫をして板書する
結局、管理職である校長と教頭が交代で送迎することになった。三戸さんは「感謝はしていますが」とした上で、こう話す。
「毎朝、会社の社長が迎えに来るようなものですよ!? もう、緊張して。校長や教頭に申し訳ないし、精神的にしんどかったです。同僚の送迎ボランティアを前提にした異動はやっぱりおかしいと思いました」
校長や教頭からすれば、他の教員にボランティアを強制するわけにはいかない。鷲谷真一校長はこう話す。

「私も教頭も、三戸教諭と同時に赴任したんです。その時点では、通勤に関する合理的配慮が十分でなかった。しょうがないという気持ちも正直ありましたが、管理職とすれば先生たちが働きやすい職場環境を整えることが大きな仕事だろうと考えているので、送り迎えをしました。彼を送っていくと往復30分かかるんですが、教頭は『いい気分転換をすることにもなる』なんて言ってくれていました」
     
五城目第一中学校。2009年に全面バリアフリーの新校舎に建てかえられた
鷲谷校長は「他の教職員に対しても、事情のある人は定時に帰れるように仕事を分担するなど、配慮しています」と言う。しかし、毎日のこととなると負担が大きい。
三戸さんは2019年6月に、異動の取り消しまたはタクシー通勤手当の支給を求めて、県人事委員会に審査請求を行った。その理由を「これから障がい者雇用が増えていく中で、『ボランティア=支援』ではないんだということを社会的に確認したかった」と話した。


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流行の最先端を創り出す国>中国で別の感染症「ハンタウイルス」流行の可能性 中国メディアが報じる

2020年04月08日 14時15分08秒 | 医学と生物学の研究のこと

中国で別の感染症「ハンタウイルス」流行の可能性 中国メディアが報じる

中国メディアが、同国内で新型コロナウイルスとは別の感染症が広まりつつあることを報じました。



中国の英字新聞グローバル・タイムズは24日火曜、「感染を拡大している新型コロナウイルス対策に世界中が追われる中、中国雲南省在住の男性が、ハンタウイルスに感染していることが分かった」として、また別の感染症が広まりつつあると報じました。

この男性は23日月曜、突然亡くなりました。医師たちが検査した結果、男性の病気はハンタウイルスへの感染によるものであると分かりました。

ハンタウイルスは主に齧歯類の間で広まるウイルスで、人間が感染した場合、肺や腎臓などに問題を起こす原因となります。

3月 25, 2020 15:02


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黒川検事長の定年延長「撤回を」 日弁連会長が声明

2020年04月08日 14時02分03秒 | 政治のこと
黒川検事長の定年延長「撤回を」 日弁連会長が声明

 日弁連の荒中会長は6日、黒川弘務東京高検検事長の定年を延長した閣議決定の撤回を求める声明を発表した。検察官の定年の63歳から65歳への引き上げや、定年延長規定を盛り込んだ検察庁法改正案にも反対した。

 声明では、これまで検察官に定年延長が適用されないと解釈されていたのは「人事に政治の恣意的な介入を排除し、独立性を確保するためだ」と指摘。解釈を変更し、黒川氏の定年を延長したことは「法の支配と権力分立を揺るがすと言わざるを得ない」と批判した。

 政府は1月31日、黒川氏の定年を半年間延長することを閣議決定。検察庁法改正案は今国会の成立を目指している。


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なぜ家にいないのか」小学生息子を口論の末に暴行 44歳母親逮捕

2020年04月08日 13時36分28秒 | 事件と事故
なぜ家にいないのか」小学生息子を口論の末に暴行 44歳母親逮捕

小学校高学年の息子の胸ぐらをつかんで押し倒すなどの暴行を加えたとして札幌市北区に住む44歳の飲食店従業員の母親が逮捕された。警察によると、7日朝に母親が帰宅した際、息子が近所の祖父宅に行っていたため不在だったことで口論になり、暴行に及んだという。息子にけがはない。母親が「息子が手に負えない」と警察署へ相談に来たことから事件が発覚した。母親は調べに対し「間違いありません」と容疑を認めている。


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