オット母Bこさんの介護を、できるだけ本人ができることは本人が、オットの介護でOKなところは四の五の言わせずオットに!をモットーに(?)現在進行形であります。
が、先にも書いた通り、現実的には非常~~に厳しい状況。本人の自覚とは裏腹に(内心はわかっているのかもしれませんがねえ、少なくとも口では自分でできると言っております)歩行のほうは体の傾きとともにさらに下降⤵の一途。かなり加速度付きです。
今日は「具合ん悪くないけえが、診てもらいたい。」と歯科医院の受診。
1度とった予約日は朝からの大荒れの天気で、私自身も天気の悪い時には調子が悪いのでとてもとても、自分がずぶぬれになってまで、行く必要もないと、半ば強引に今日に変更。
また今日も雨ならキャンセルする予定が、幸か不幸かいい天気。
「送迎だけでいいですよね」と有無を言わせず、Bこさんを置いてくる算段。
最近その歯科医院はリニューアルして、車いす対応になったので、一人でスロープ上がって、診察してもらってこいや!のつもりが…。
まず、家で車に乗せるのも、大変。どうしてああいう向きになってしまうのか、なぜか直前までドアを目指しているのに(車のドアを開けるの逆に位置がわからなくないのか?)ドアではないところに突き進むBこさん。今書いてて気が付いたよ。たぶんドアを開けると、開けてあるというのがわからず、ドアの外側に向かって行かなくてはと思い、90度向きを変えてしまうのか?なあと思うんですが、とにかく、中に入るのに、何度も体の向きを変えさせなくてはならない。
め、めんど~~~。
だから、当然、ドアを開けたらそのまま真っすぐ降りたまま「真っすぐ」進めばいいのに、くるりを向きをかけ反対に向かって行ってしまう。
スロープをそのまま進んで!と言っているのに、わざわざスロープの横の駐車場の中を突き進むBこさん。駐車している車も見えていない。迷路でないところで迷路に迷い込んでしまい、結局、スロープまで誘導。
そしてドアまで誘導したらなんと、自動ではなく手前に引く重い扉(Bこさんじゃあ、ドアが開けられない)。
さらに靴を抜いて一段上がり、消毒したスリッパの上にあるボタンを押して下から出てくるスリッパを履くという"(-""-)"
どこが車いす対応だよ!の造りだった
診察券入れも、高い位置にあり、とてもBこさんには入れられない場所
仕方がないからそこまでやって、あとは「迎えに来るから終わったら電話して」と言って自宅待機。
迎えに行った時には車が他には入ってなかったんでよかったけど、もしも、自分でタクシーを呼んで乗ってくるのは…無理だわ
と、うちに帰り、駐車場から玄関に向かって、よろよろ歩かせているところに後ろからケアマネさん登場。
週一回のデイのほうでも、行きたくないリハビリデイの悪口を散々言っていたとの報告があったそうで、様子を見に来たそうな。
前をよろよろ必死で歩くBこさんは、うしろでこそこそ話しているのも全く気がつかずにおり、家の階段を上がるときにケアマネさんが「Bこさん、こんにちわ」と声をかけて初めてケアマネさんに気が付いた。
で、そのままケアマネさんは通りすがりだよとの気配で立ち去ったのだけれど、Bこさん、第一声「ケアマネさんは、散歩?」だと
私が「いや、どこか仕事で回っているんでしょ?ケアマネさんはお忙しいですよ。」というと、「え~?忙しいの?だって散歩してる。」
で、続けて「よしこさん、何かケアマネさんに用事はないの?」わたくし、あきれましたぜ。が、
すましてわたくし「別にありませんよ。」つうたりましたぜ!
と、「だって、私んこのあとどうしたらいいだか太陽さんが…」と言いかけるのを遮り
「行きたくなければ行かなきゃいいです。行きたくないものを無理に行かなくてもいいので、そのままでいいんじゃないですか。まあ、この後の事は必要なら私のオット、すなわちBこさんの息子であり介護人と、相談して決めてください。」
と、不安そうに「だって、26日にケアマネさんが来るから…」
「そうですね、今まで通りなら別にいいんじゃないですか?変更なら早めに言わないとですけどね。とにかくどうするかは、自分で決めることですから。」わしゃしらん感を、存分に出しておきましたぜ。
で、夜、オット。Bこさんに
「今日はどうした(歯医者で)?何してもらった?虫歯か?虫歯直してもらっただか?」
Bこさん、しばし無言。
「………私しゃ……ずっと…入れ歯…。」
だって、たぶん総入れ歯にして35年は経っている。歯はとっくのとんまに無歯顎なのにねえ~~。しょっちゅう入れ歯がどうのこうのって言っているのにね、こんなもんだよ。どう見たって、歯があるとは思えない顔だぜ。そういうのにも全く気が付かない介護人ではありますが、でも、彼が介護人なんで、往生するように!ちゃんちゃん!