早春の使者コセリバオウレンとセツブンソウ(1月25日)
この地方の山野草の中では、コセリバオウレンとセツブンソウが早春1月下旬頃から咲きだします。
家から25分ほどの新城市東部の宇連川沿いのコセリバオウレン自生地に見に行くことに。
そのついでに石雲寺のセツブンソウも咲いているかを確認します。
豊川支川宇連川、川底は一面岩に覆われた板敷川になっています。
JR飯田線も、山裾を河に沿って走っています。
川沿いの湿った所にコセリバオウレンは自生しています。
例年なら多くの花が見られますが、今年は寒い日が多く花の開花が遅れているようです。
2月に入る頃が満開になるでしょうか?
花の大きさは、5~7㎜程度、腰をかがめて探さないと見逃しそうです。
小さな可憐な花が春の妖精に例えられて、特に女性に愛好家が多くいます。
コセリバオウレンの次は、石雲寺のセツブンソウを確認に走ります。
駐車場に着くと数台の車が停まっています。
目の前にソシンロウバイの黄色の花が目に入ります。後ろには獅子岩
例年ならそろそろ紅梅が咲きだす頃ですが、ここでもまだ咲いていません。
透き通るような黄色の花びらがソシンロウバイの特徴
紅梅の花芽、咲くのはもう少し先かな。
セツブンソウの咲く場所に入ると数本ですが開いていました。
ここで撮影に来ていたNHK豊橋局のカメラマンの方から、撮影風景を撮らせて欲しい旨がありました。
数分間、撮影風景やら質問に答えて撮影は終わりましたが、実際に放送されるかは不明です。
帽子をかぶり、マスク姿ですのでテレビに写っても、私だとわかる方は何人いるでしょうか?
セツブンソウは、花の中心の色が黄色や青、ピンク色となかなか複雑な色になっています。
蕾のものがほとんどでしたので、今週末ぐらいが見頃になるのでしょうか?
セツブンソウ、私の知っているこの地方で咲く場所は、ここともう1箇所のみです。
自然に咲くのは藤原岳では見ていますが、奥三河には他にも咲く場所はあるのでしょうか?
石雲寺をあとにして、帰路に県民の森のコセリバオウレンも確認することに。
いつもの場所に行くと、葉はあるのですが花はなかなか見つかりませんでした。
歩き回り、やっと3本見つけました。
愛知県民の森のコセリバオウレンは、いつもどおり宇連川沿いのものより少し遅いようです。
県民の森内を流れる大津谷川、いつもどおりの澄んだエメラルドグリーンの水です。
数mの深さがありますが、底までくっきりと見えます。
こんな川が我が家にも欲しいものです。
早春の山野草、コセリバオウレンとセツブンソウを見てきました。
いよいよ花の季節が始まりました。