izumishのBody & Soul

~アータマばっかりでも、カーラダばっかりでも、ダ・メ・ヨ ね!~

川崎大師で"せきどめの神様"に寄り道

2011-02-24 15:39:09 | 日記・エッセイ・コラム
風もなく、うらうらとした日射し。
こんな日に家にいるのは勿体ない!と、午前中に用事をすませて(一部はほっといて)午後から散歩。JRに乗って「どこに行こうか~」。
川崎から京浜急行に乗り換えて、川崎大師に行くことに。

前の日に弘法大師の法要があったらしいが、こんな普段の日は空いている。
おみくじを引いたり(大吉だぁ!)、高島易断の生まれた日の開運みくじを買ったり(これが性格とかよく当たってた!)、お団子食べたりして、ひさしぶりにのんびりぶらぶら。

帰ろうとして、駅前で、左の方に延びる道。
見ると「せきの神様、神明神社」とある。しかも、アーケードは「ごりやく通り」だ。
”せきどめ神社”って何?
そういえば、川崎大師の参道のお土産店に「せきどめ飴」ってたくさん出ていたな~。「せきどめ飴」が名物なの?こっちが本家~??
時間もまだあるし、ちょっと寄ってみよう。。。


歩くことしばし。ごりやく通りの商店街が終わり、住宅街に代わってきたあたりの右側に地味な神社。これが「神明神社」だ。
鳥居をくぐって正面に小さな本殿。正面の扉は閉まっている。賽銭箱も閉まってる。鈴をひく紐は鳴らないようにくくってある。。。。どちらかというと殺風景な神社だ。
男の人が一人、手水まわりや敷石あたりを掃除している(でも手水の水はない)。
本殿に向かって右手前に、鳥居から見ると後ろ向きに建っている小さな小さな社があって、取り囲むように「せきの神様」の幟が立っている。
社の脇に「せきの神様」の曰く謂れが書いてある。本来は「賽の神」といい、古くは麻布をのどに巻いて詣ったものらしい(詳しくは忘れた。。)。
「神明神社」は天照大神を祀るいわば地の守り神社。手前の小さな神社が”せきの神様”であった。


「なにかで見たの?」掃除をしていた男性が声かけてくる。
「川崎大師に来て、帰ろうとしたら『せきの神様』とか、『ごりやく通り』とか書いてあったから・・・」。
「この神社は、後ろ向いてるんですね~?」
「この神社は西を向いてるんだよね。普通は正面が東とか北なんだけど。ちょっと珍しいよね」。
鳥居は神社の創立600年に建てたもので「そのときから60年くらいは経ってるから、660年くらいの歴史がある神社なんだよ」と説明してくれて、「"ごりやく通り"はもうちょと向こうの方なんだよね。ここには"ごりやく"なんてないよ」。
あははっ!そうなんですね~。


来た道とは別の道を通って駅に戻る。
こんな日の、こんな街には野良猫が多い。
日向でうつらうつら、舌まで出して気持ち良さそうな汚れた白い猫。
むくむくの長毛でニャゴニャゴ啼きながら近寄ってくる猫。
車の陰からうさんくさそうにコチラをにらんでいる猫。
少しの時間だったけど、山積する用事に固くなりそうなアタマがちょっとだけほぐれた午後でありました。




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コメント (2)
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