izumishのBody & Soul

~アータマばっかりでも、カーラダばっかりでも、ダ・メ・ヨ ね!~

京橋・ギャラリー檜にて開催中の「さとう陽子展」に

2014-03-04 10:12:42 | 日記・エッセイ・コラム
「さとう陽子展」を観に、京橋まで。


去年の作品展はタイミングが悪く、見逃してしまった。
なので、しばらく振りに観るさとう陽子さんの作品展である。


これまでも、観るごとに、作品が色や深さや奥行きが増して広がって、どんどん世界が大きくなっていく印象だったが、今回の作品展では、さらにその思いを強くした。


油彩と、写真(横浜の風景)で構成された個展であるが、油彩は初期の白一色のカンバスに描かれた黒い線がどんどん進化していく感じで、絵の具とオイルを使った作品は、このまま洋服の柄に置けそうな軽やかさ。
写真も、構図や光などが独自の雰囲気で、さとう陽子さんの新鮮な視線を感じる。


会場で売られている「ペインとペイント」と題されたさとう陽子短詞集は、短く鋭い言葉に、油彩や写真と同じ感性が溢れている。
油彩と、写真と、詩と、さらにパフォーマンスと、全部が一体となってさとう陽子の世界を創る。


初期の頃は、キリキリと尖って傷つきそうな少女のような精神性を感じたが、年ごとに、鋭さの中にすべてを包み込むようなまろやかな視線が出てきたような印象である。


会場を出て、銀座まで歩くつもりが何故か(?)、気がつくと東京駅に。。。。
新しいビルがそこかしこに建ち、どんどん変化する東京ーー
昔の道の記憶はまったく頼りにならないのであった。

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