『三菱一号館美術館』は大好きな場所。
気持ちがゆったりと落ち着くスペースだ。
年明けからなにかと出来事&用事続きでワサワサした気分が続く一日、開催中の「ザ・ビューティフル~英国の唯美主義」を観に行った。
サブタイトルの「唯、美しく。」がいいなあ~。。。
「家の中には機能性のあるものか、あるいは、ただ美しいものだけがあればいい」という、きっぱりとした主張(会場の説明文に誰の言葉かも書いてあったけど、忘れた。。)に、そうはいかなくても、気持ちはいつも"そうありたい"と思う。
三菱一号館の部屋部屋に、19世紀中から後半にかけてのイギリスの(前衛)芸術家たちの絵画をはじめ、家具や陶器、テキスタイル、アクセサリーなどが展示されている。
19世紀末に建てられた三菱一号館で、ちょうど同時代のイギリスのムーブメントを観られるのである。時代の雰囲気を体感するようだ。
大好きなロセッティをはじめ、アルバート・ムーアやフレデリック・レイトンが描く美しい女性像があり、オスカー・ワイルド『サロメ』のためのビアズリーの白黒の挿画があり。。。
それまでの装飾過剰で混乱した英国の美術・デザイン界に異を唱え、新たな価値観での”美”を創り出そうという動きが、芸術だけでなく室内の家具や壁紙など、住まいにもよりふさわしいものを求めて広がった。。。
それはなんとなく、3,11以後よく目にしたり耳にすることが多くなった(ような気がする)”断捨離"の考えに通じる、不思議な感覚を覚える展覧会でもあった。
その最中にいる時ははっきり見えなくて、後になって、”あれがきっかけだった”と思うような、感覚の鋭い一部の人によって最初に動き始める、ほんの小さな時代の変化の兆し。。。。
ともあれ、この前に観た「ラファエル前派展」から続く、”芸術は何よりも美しくあるべき”という「ザ・ビューティフル~英国の唯美主義展」で、美しいものたっぷり堪能した一日でありました。
図版は、これも大好きなフレデリック・レイトンの《パヴォニア》
気持ちがゆったりと落ち着くスペースだ。
年明けからなにかと出来事&用事続きでワサワサした気分が続く一日、開催中の「ザ・ビューティフル~英国の唯美主義」を観に行った。
サブタイトルの「唯、美しく。」がいいなあ~。。。
「家の中には機能性のあるものか、あるいは、ただ美しいものだけがあればいい」という、きっぱりとした主張(会場の説明文に誰の言葉かも書いてあったけど、忘れた。。)に、そうはいかなくても、気持ちはいつも"そうありたい"と思う。
三菱一号館の部屋部屋に、19世紀中から後半にかけてのイギリスの(前衛)芸術家たちの絵画をはじめ、家具や陶器、テキスタイル、アクセサリーなどが展示されている。
19世紀末に建てられた三菱一号館で、ちょうど同時代のイギリスのムーブメントを観られるのである。時代の雰囲気を体感するようだ。
大好きなロセッティをはじめ、アルバート・ムーアやフレデリック・レイトンが描く美しい女性像があり、オスカー・ワイルド『サロメ』のためのビアズリーの白黒の挿画があり。。。
それまでの装飾過剰で混乱した英国の美術・デザイン界に異を唱え、新たな価値観での”美”を創り出そうという動きが、芸術だけでなく室内の家具や壁紙など、住まいにもよりふさわしいものを求めて広がった。。。
それはなんとなく、3,11以後よく目にしたり耳にすることが多くなった(ような気がする)”断捨離"の考えに通じる、不思議な感覚を覚える展覧会でもあった。
その最中にいる時ははっきり見えなくて、後になって、”あれがきっかけだった”と思うような、感覚の鋭い一部の人によって最初に動き始める、ほんの小さな時代の変化の兆し。。。。
ともあれ、この前に観た「ラファエル前派展」から続く、”芸術は何よりも美しくあるべき”という「ザ・ビューティフル~英国の唯美主義展」で、美しいものたっぷり堪能した一日でありました。
図版は、これも大好きなフレデリック・レイトンの《パヴォニア》