品川区武術太極拳連盟で2012年度から年2〜3回のペースで開講してきた陸 瑶老師の「形意拳講習会」が、7月23日(日)を持って最終となった。
年に2〜3回とはいて、5年もやればなんとかカッコはついてきた(??陸先生は「まだまだ出来てないんだからねっ!」とはおっしゃいますが。。。)。
私が品川区連副理事長を退任することになり、これにて一件終了!ということになったのでありました。
私的には、この「形意拳講習会」では、これまでの陳式太極拳をさらに深く理解することになる、多くのことを学んだ。
最終回となった今回も、あらためて、太極拳と形意拳の違い、制定拳と伝統拳の違い、等々、最終回も目からウロコの発見&納得!が山ほど。
備忘録として書き出してみるとーー
三体式の練習で、
骨盤と膝は、ガッチリ前を向いて動かない。脇は締める膝も締める。脚も膝も踝も、前後に力を入れて張っている。その状態で、後ろ脚の側の腰をかなりググッと後ろに引く。腰のところで前後反対に張り合う力がある。
そのためにも、足の指、手の指もしっかり力を入れる。太極拳がふんわり、としたら、形意拳はガチッと、だ。
陸先生が手と足と身体を使って「エイヤッ!」とばかりに膝を押さえ、腰を押さえて修正。「あ、イタタタッ!。。、ちょっと待って!」。力を抜いていると、直された時にカラダがぐらぐらしてとてもじゃないが立てない。。。
太極拳は、「八方を支える」といって、上下左右前後の八方向に張りが生じる。これに対して、形意拳は、前後と上下だけ。横はない。だから、「左右が弱い」という。
三体式では、手にしっかり力をいれる。ことも指摘された。
掌は太極拳のようにふんわりでなくて、指先までググッと力を入れる。拳も、硬く握る。
太極拳は「柔拳」。形意拳は「剛拳」。その違いだ。
硬打硬進 前へ前へ のシンプルさ。
形意拳の突きは、目の前の相手そのものの内蔵にダメージを与える。相手を倒す(ついた拳は、ちょっと下に向かう感じ。真っ直ぐのまま、ではない)。
同じ突きでも目的も違うし、拳の出方も違う。。
陳式太極拳では、突きは相手を通り越してその後ろまで、と教えられたのであった。
八式は、「金剛八式」と言われる場合もあり(もう一つあったけど、忘れた。。)、全力を出し切って(!)1回だけ通す。連環拳のように、5回、10回と繰り返せるものではないのだと。「だから”金剛”と言う」のだそうな。。。
三体式から五行拳、連環拳、八式、と細かいところを手直ししながら復習し、時間もそろそろ終わろうか、という辺りで、12形拳の「燕をやってみよう〜」(!!!)
熊と虎は、前回ちょこっと身やってみたものの、燕は初めて。
跳んでから、下勢のプー歩(!!)を何回も繰り返し。。。。ツバメだから、水面を低く飛んでスパッと止まる。。。ようにはいかないっ!
カラダ重い。。。脚疲れた。。。汗ダラダラ。。。
陸先生と、息子の陸クンがお手本を見せてくれたものの、やってみたら「これムリ〜!!」
練習の最後にこれやる体力残ってないよ〜〜〜っ!!!
この後は、12形拳に続き、雑式、というのが学習の順番であるが、講習会はこれまで。
最後の最後にくったくたに疲れきって、終わってから、陸先生につれられて”李自力老師や孫健明老師オススメの店”という「過橋米線(カキョウベイセン)」に。
汗だくのまま着替えて西大井駅から総武線に乗り、新橋駅で乗り換えて銀座線「末広町」まで。
美味しいビールと食べたことない雲南料理を、鼻先にぶら下げられたような気分で移動。
形意拳講習会では、いつもは別々の団体で練習しているメンバーが「形意拳やってみたい!」との気持ちで集まってここまできた。
静岡県から毎回参加する熱心な仲間もいて、今後も続けて練習していこう、という陸先生のアツイ気持ちに引っ張られてビールもグイグイ進みました。
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