izumishのBody & Soul

~アータマばっかりでも、カーラダばっかりでも、ダ・メ・ヨ ね!~

高校の同窓会報に原稿を頼まれて。。。

2017-07-09 13:46:30 | 日記・エッセイ・コラム

高校の同窓会(ワカバ会)から、会報に原稿を書くようにとの依頼があったのが5月頃(かな?)。

これまで、夢中で仕事する中で高校や大学時代のことは思い出すこともなかったし、ほとんど期待も注目もされていなかった存在だったから、「えっ?」である。

でも「まっ、いっか」これも付き合い。で書き始めたら、まずは高校卒業後の人生を辿ることから入ってしまったので、これでは指定文字数に収まらない。

せっかく書いたのだから、アップすることにしたの。

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高校時代は、まったくの劣等生だった。

入学時はクラスで下から数えた方が早い成績で、初めての面談で「毎日2時間は勉強してくださいね」と言われたと、母親がビックリして帰って来た。

なんとかかんとか卒業し、入学したのは(今はない)東京都立大学理学部数学科(!!)。であるが、ジャズ研究会に所属して忙しくなり、途中で授業についていけなくなって、文学部に移籍(やれやれ。。)。

 

なんとかかんとか大学も卒業し、就職したのは「森英恵モードサロン」の「流行通信」編集部(一体、ワタシは何をやりたいのでしょうか?であった)。

そこで、日本のトップクリエーターの面々(カメラマン、デザイナー、モデル、詩人、画家、文学者、料理家・・・)と、厳しくも楽しく仕事をし(終電で帰宅、家で原稿書いて翌朝出勤。撮影時は朝一番で出勤、が常態!)、結婚退職してフリーランスの編集者としてファッション関連のPR誌や単行本を出版したりしながら、30歳から太極拳を習い初めたのでありました。 

 

はじめて中国を訪れたのは30年以上も前のこと。上海からの夜行列車で17時間(!!)かかる「鄭州」という街まで、陳家溝から老師が来てくれて(この時は王西安老師だった)、一緒にホテルに泊まって毎日練習が約1週間。観光なし。

毎年のように中国に行き、横浜の教室で練習に打ち込みながら編集の仕事は続けていたが、バブルが弾けて仕事はいつの間にか減少・縮小・やがて消え。。。

ちょうど、PCが急速に広まり始めた頃で、「MACのパソコン教室」を開いた友人が「これを使って情報誌を出そう!」と、横浜のライブ&アートの情報誌を出し始めたものの、PCが普及したお陰で情報誌(WEBサイトも)は休刊(最初はfax.もない店も多く、電話で聞くか、直接店に行ってメモ。それがあっという間に店がそれぞれにHPを開くまでになりました)。私は60歳になっていた。

 

仕事で学び、仕事を遊びながら、趣味で始めた太極拳の指導もはじめ、いつも「2足のワラジ」状態で”お金はないけど楽しい毎日”。。

その一方、”60歳を過ぎたら、社会に育てられてきたそのお返しを何かの形でしたい”と、なんとなく思っていた丁度その時に、品川区武術太極拳連盟の副理事長を頼まれたのでありました。

 

品川区内で指導しているワケでもなかったので、理事長代理と言えば聞こえはいいが実態は雑務すべて(講習会の企画・手配・広報、上部団体からの連絡やら行事参加やら、に会計・事務の統括管理等々)。

考えてみれば、これはまったく編集長としての仕事と同じ。これまで培ったノウハウで八面六臂のご活躍(??!!)をしてきたが、さすがにアタマも疲れてきた。そろそろ汐時かな〜、との思いもあり、この6月を持って副理事長は退任。

 

副理事長として運営をしてきた時期は、約6年。私のミッションである「品川区スポーツ協会に正式加盟すること」と、「組織を整える」は達成した。

同時にこの間、習いたいと思う一流の老師の講習会を開き、時折り、自分の専門の陳式太極拳の講習会を持ち、勉強することは多かった。

 

副理事長を退任したといっても太極拳を止めたわけでなく、横浜で活動している元々の場所に戻るだけ。65歳からは、選手として神奈川県の太極拳選手権大会に出場し(剣部門では入賞だ!)、70歳までは選手として参加したいと、密かに考えている。

元々、会社の看板や肩書き、社会的地位や資格や組織とは無関係の、実力一本だけで世界を舞台に仕事をしているアーティスト達と接していたので、あえてフリーランスで仕事をしてきた。肩書きがつく、枠をはめられる、のは身体も心も窮屈で、居心地が悪い。

 

太極拳は、天と大地の間で、一人自分の足で立って、自然と宇宙全体と繋がることを理念とする、広々と自由で軽やかな運動である。「“やる”じゃなくて“なる”」のが太極拳。

私が長く師事してきた中国の陳正雷老師は、「先天の気を養い、後天の気を捨てる」と言っていたが、いくら練習してもこれでいい、はなく、やればやるほど益々面白く、難しくなる。深化し、進化するのだ。

「勤学苦練 益々深入り」と書いてくれた老師の言葉を、今更に思い返し、これから先も高峰を目指して「勤学苦練」に励む日々を送りたいと思う。

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これを、指定文字数の340字(!)まで、カットに次ぐカット。。。。できるのかしら。。。?

 

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