厳しい残暑の中に少しだけ、秋の空気が入ってきたような一日。
午前中の経絡エクササイズを終えて、開催中の「鈴木聖峰展」を観に、鎌倉・腰越まで。
日射しはまだ強いけれど、どことなく空気も乾いて、自然の大きさに感動する。
あんなに暑くて長い夏だったけれど、やっぱり秋はくるんだね~。
平日の昼下がり、江の電の車内はガラガラ。シーズンには観光客で溢れる極楽寺も、今は、山里の駅のように人気もなく静かだ。
稲村ケ崎から七里ケ浜、鎌倉高校前にかけては、キラキラと光る海が一望。
数年前まで、頻繁に車で走った海岸沿いの道。車を手放してからは、この海に来ることもなくなった。
久しぶりに見る海は遠目にも青く澄んで、ほとんど波もなく、ゆったりとたゆたっている。
打ち寄せる波の音や、潮が満ちたり引いたりして色が変わる砂浜や、うっすらとした潮の香り、太陽を反射してキラキラ光る波・・・まったりとした時間の記憶が蘇る。
電車の中から海岸をみていると、なんだか、何度も来ていた秋や冬の記憶が思い出されて、なんとなく胸がしんとなる。
そういえば、最近、一人で郊外に来ることがなかったなぁ。。。
な~んてことを考えているうちに腰越駅。
駅を下りて川沿いに歩き、動物病院の角を左に曲がった住宅街を歩いてゆくと小径に小さな看板。「たぶのき」である。
奥まった入口の先に、板張りのバルコニー・・・なんとなく別荘風の趣き。
引き戸を開けて入ると、そこはほどよい広さの喫茶スペース。壁沿いに、見慣れた鈴木聖峯さんの作品が何点かかかっている。
力強いタッチの黒い素描、それをアレンジしたり展開させた作品、真っ赤な油彩、それにデッサンや色彩のある油彩等々。
案内状に使用した作品は、「あとから加筆されてるんですよ」と、「たぶのき」のオーナー。較べてみると、あら、やっぱりちょっと違う。。。
鈴木さんの作品を観ると、「心臓をわしづかみ!」って気分になる。
個展で顔を合わせることもほとんどないけれど、いつでも作品を観ると、初めてデッサン帳を見せてくれた時の初々しく熱意に満ちた姿を思い出すことができるのだ。
アートがメイン、という「たぶのき」では、2ヶ月に一度くらいの割合で、土曜日の午後にミニコンサートも開催している。
チェロのソロやチェンバロを持ち込んでのコンサートなど、クラシックがほとんどで、企画中の絵画作品と共鳴しあって、演奏者のより豊かな表現が広がることも多いという。
現代美術や絵画作品に囲まれた空間で、演奏者の息遣いもタッチも感じられるコンサートは、いわば皮膚感覚で聴く音楽。
こうやって気軽に、日ごろから、ナマの演奏を聴くという習慣は、本当の豊かさとは何か、と考えることにも通じる。普段ジャズやブルースを聴き慣れている人にとってもクラシックのライブって新鮮だと思うな。
個展とコンサートのスケジュールはブログで確認を。
「たぶのき」http://www1.kamakuranet.ne.jp/tabunoki/
午前中の経絡エクササイズを終えて、開催中の「鈴木聖峰展」を観に、鎌倉・腰越まで。
日射しはまだ強いけれど、どことなく空気も乾いて、自然の大きさに感動する。
あんなに暑くて長い夏だったけれど、やっぱり秋はくるんだね~。
平日の昼下がり、江の電の車内はガラガラ。シーズンには観光客で溢れる極楽寺も、今は、山里の駅のように人気もなく静かだ。
稲村ケ崎から七里ケ浜、鎌倉高校前にかけては、キラキラと光る海が一望。
数年前まで、頻繁に車で走った海岸沿いの道。車を手放してからは、この海に来ることもなくなった。
久しぶりに見る海は遠目にも青く澄んで、ほとんど波もなく、ゆったりとたゆたっている。
打ち寄せる波の音や、潮が満ちたり引いたりして色が変わる砂浜や、うっすらとした潮の香り、太陽を反射してキラキラ光る波・・・まったりとした時間の記憶が蘇る。
電車の中から海岸をみていると、なんだか、何度も来ていた秋や冬の記憶が思い出されて、なんとなく胸がしんとなる。
そういえば、最近、一人で郊外に来ることがなかったなぁ。。。
な~んてことを考えているうちに腰越駅。
駅を下りて川沿いに歩き、動物病院の角を左に曲がった住宅街を歩いてゆくと小径に小さな看板。「たぶのき」である。
奥まった入口の先に、板張りのバルコニー・・・なんとなく別荘風の趣き。
引き戸を開けて入ると、そこはほどよい広さの喫茶スペース。壁沿いに、見慣れた鈴木聖峯さんの作品が何点かかかっている。
力強いタッチの黒い素描、それをアレンジしたり展開させた作品、真っ赤な油彩、それにデッサンや色彩のある油彩等々。
案内状に使用した作品は、「あとから加筆されてるんですよ」と、「たぶのき」のオーナー。較べてみると、あら、やっぱりちょっと違う。。。
鈴木さんの作品を観ると、「心臓をわしづかみ!」って気分になる。
個展で顔を合わせることもほとんどないけれど、いつでも作品を観ると、初めてデッサン帳を見せてくれた時の初々しく熱意に満ちた姿を思い出すことができるのだ。
アートがメイン、という「たぶのき」では、2ヶ月に一度くらいの割合で、土曜日の午後にミニコンサートも開催している。
チェロのソロやチェンバロを持ち込んでのコンサートなど、クラシックがほとんどで、企画中の絵画作品と共鳴しあって、演奏者のより豊かな表現が広がることも多いという。
現代美術や絵画作品に囲まれた空間で、演奏者の息遣いもタッチも感じられるコンサートは、いわば皮膚感覚で聴く音楽。
こうやって気軽に、日ごろから、ナマの演奏を聴くという習慣は、本当の豊かさとは何か、と考えることにも通じる。普段ジャズやブルースを聴き慣れている人にとってもクラシックのライブって新鮮だと思うな。
個展とコンサートのスケジュールはブログで確認を。
「たぶのき」http://www1.kamakuranet.ne.jp/tabunoki/
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