希さんの通所リハビリが始まって、一週間のうちまったく空いているのは月曜日だけになってしまった(^_^;)
週に2回の訪問看護の入浴介助とリハビリ、週に2回は太極拳と経絡ストレッチの指導教室。これに週1回の通所リハビリが入って、空いている時間に日々の買い物をしなくちゃ(^_^;)。他に月1回は整形外科と循環器の検査で通院。病院通いが減ったとはいえ、アップアップ状態は変らず。。😅
3月終わりの貴重な月曜日、「絶対に行くぞ!」と固い決心の下(?)、銀座のギャラリー ナユタに。ちょうどすぐ近くのCHANEにあるシャネル・ネクサス・ホールで、キューバの現代アーティスト、マベル ポブレットの日本初の個展「WHERE OCEANS MEET」展が開催中。2カ所を観て回れるのは好都合😊😊
マベル ポブレットの作品は、「海、水」をテーマにした写真、折り紙、鏡のかけらなど断片的な素材を緻密に重ねて創り出された作品は、揺蕩う水の揺らぎや光のきらめきなどを通して、今日の(キューバと)世界について、相反する思考を描き出しているよう。その透明感に満ちた色彩とユラユラの中に身をおくと、自分の存在が限りなく不確かで、同時にきらめいて愛おしい気分になる。
”「WHERE OCEANS MEET」展は、存在の脅威と永遠を表現しています。
それは、私たちの日々に流れる有為無形の水のようです。
この展覧会は、時の”儚さ”へのオマージュなのです。” ーーーマベル ポブレットーーー
※「マベル ポブレット展」:5月15日(日)まで開催中。京都文化博物館別館でも開催中。
シャネル ネクサス・ホールを出て、銀座松屋の先、名鉄メルサの角に沿って左に曲がると、ギャラリーナユタが入る奥野ビルがある。
(ほとんど1人しか乗れない)手動エレベーターに乗らず、古びた階段を6階までテクテクと。縁がすり減った階段は足に軟らかく、6階まで歩いても疲れない。
階段口のすぐ前にあるギャラリーナユタ(Gallery NAYUTA)は、佐藤香織さんの目に適った作家さんの作品を展示している。偶然会場に来ていた開催中の個展「山は深く、眠り。」展の作家佐藤 希さんは若く、意思のハッキリした静かな佇まいの女性で、静かで内省的な作品のイメージに重なる。
その昔、実家の居間の壁にかかっていた一枚の横長の額縁に入った風景画があった。
子供の頃なので、それが絵画なのか写真なのかも知らず興味もなかったが、画面の中央を細い川が手前から奥に向かって流れている。両岸の草地の先は林で、川の先に遠く建物が描かれていた。。。年月が経って、実家は母親の引っ越しに伴って取り壊され、その風景画がある居間の様子とそこで暮らした子供時代の何年間の記憶が、時折ふっと思い出されることがある。。。
佐藤希さんの作品を観ていて、どこか懐かしい気持ちが蘇り、まるで作品の中にいるかのようなひんやりした空気や静けさ、水の流れの音、風に揺れる草などを感じた。
マベル ポブレットと、佐藤 希と、奇しくも共に”水”をテーマにした2人の作品に出会って、心が清められたような月曜日だった。
※佐藤 希展「山は深く、眠り。」は終了。
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