11月3日に陸 瑶先生主宰大陸武術協会の「第6回演武交流大会」があった。
当日のプログラムの挨拶文に、こんな一文があった。
「さて、中国には「冬練三九、夏練三伏」という諺がございます。
これは冬と夏の3つずつの節期であり、一年中で一番寒い時と厚い時を表しています。
そういった厳しい気候の時ほど、暑さ寒さに負けない強い体を作るため、しっかり鍛錬する時だという、修行者に対する励ましの言葉です」
う~~ん、これ、納得だよ!
初めて陳式太極拳を習いに中国に行ったのは、冬の寒~い時期。陳家溝(鄭州)の王 西安老師の元であった。
さすがに外ではやらなかったが、練習場所はホテルの社員食堂(みたいな?)部屋。スチームで窓が曇っていた。締め切っているから埃がすごい。。。すぐにノドをやられました。
写真を見ると、厚手のタートルセーターにマフラーをグルグル巻きー着むくれて埋もれているワタシがいる。
さらに、また別の時。。。真夏に陳 正雷老師の元に行った時は、ホテルの庭が練習場。
かんかん照りの直射日光の中、アタマに手ぬぐいとスカーフを巻いて、まるでアラブ人のような格好で練習しているワタシ達。
日本での練習も(昔は)頑張りました!
日本太極拳友会の合宿に初めて参加したのは、真夏の河口湖(かな?)、翌年が三浦半島(かな?)。
太陽がギンギラギラに照りつける外で(!)、「簡化24式は20回通し!楊式は10回通し!!」というメチャクチャな要求の元、汗だらだら、脚パンパンになりながら、(マッチの軸を地面に並べて回数を数えながら)必死で繰り返し練習したのでありました(顔のシミはきっとこのせい)。
またある年の真冬、采気法の講習会のために来日していた王 西安老師の合宿が御殿場であって、そこに参加したのね。
富士山を眼前に見上げる御殿場。しかも、青少年センターの体育館(!)。
雪を被った富士山が目の前に聳え立って、空気も澄んで空は青々。。それはそれは美しかったけど、ひたすら「寒い!!」。
当然、体育館には暖房なし(!)。寒くて冷え切って凍えそうな体育館で、”采気”だからあまり動くこともない。。。
王先生も「涼快(リャンメンクワィ=寒いね)!」と笑いながらたばこプカプカ。。
青少年センターという施設であるからして、宿泊はベッドがいくつも並んだ相部屋。
お風呂は外にあって歩いて行く。入浴時間は決まっている。暖まって外に出るとまたすぐ寒くなる(!)。。。と、今なら絶対に(ッ!)行かないような場所で、真剣に練習しました。
それ以前に中国に行った時に、王先生から「勤学苦練 益々深入!」という言葉を書いてもらっていたので、イヤとも不思議とも思わずにひたすら言われた通りの練習。。。
思い起こせば、よく頑張りました!
お陰ですっかり強く(?)なりました。ワタシ。
今年、大陸武術協会の大会で思いもかけず、初めて「冬練三九、夏練三伏」という言葉を知って、あらためて、これまでの練習の日々を思い起こしたのでありました。
大会では「形意拳」のチームとして表演したのだが、ナンセ、6月19日の講習会やったきり。
参加する、というので慌てて10月に自主練習したものの、「きれいに忘れました」と清々しい顔で集まったシロウトばっかりで迎えた本番なので、あっという間に終わってどうだった~??
11月6日の講習会で、陸先生から細かいチェックと基本の再確認を受けて、次は11月27日の「品川区武術太極拳連盟交流大会」が本番(!)
この講習会では、かなり基本的な身法を教わって、そこには太極拳の考えかたに関することもあり面白かったのであるが、この続きは次回の更新で。
余計なことで長くなってしまいました。。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます