犬神スケキヨ~さざれ石

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拉致被害者"救出"

2017-05-02 20:00:33 | 草莽崛起
朝鮮半島がきな臭い事になって暫く経過しました。

しかし、私個人としては昨年末から予想は出来ていましたし、他の方との議論でも一致していました。

『トランプは中東シリアやイランに何らかの手を打つだろう』

『中東の次は間違いなく北朝鮮だな』

当初の予想では六月以降ではないか?
その様に考えてるいましたが、アメリカのアクションはそれより随分早くなってしまいました。

識者の見方では『近々にアメリカが軍事行動に出る事はないだろう』という予想が大方の見解のようです。

ミサイルや核の脅威はすぐそこにある。

しかし、我が国はそれ以外の問題を抱えています。

我が国としての問題を考えなければ


ミサイルや核の脅威は何も今始まった事ではありません。
20年も前から脅威はあった。

その事に対して、大した手を打てず更にオバマ政権下では野放し状態であった訳ですから、現在の状況は容易に予想されたはずです。

我々日本国民の多数は、この事にあまり関心も持たず過ごしてきました。

全くお気楽なもんです。

茹でガエル

カエルを熱湯に入れたなら、カエルはびっくりして飛び出します。
しかし、水からジワジワ茹でられたら熱湯になるまで気付かず、遂には死んでしまう。

もう敗戦後72年、ずっとコレを繰り返してきたのが我々日本です。

何も核やミサイルだけの話しではない。

我が国は何十年と北朝鮮の工作員を易々と浸入させ、自国民を拉致される

こんな事を許して来たのです。

我が国には未だ二万人近い北朝鮮工作員がいると言われています。
そこに日本人の協力者がいるのです。

それが解っていながらその工作員を取り締まる法律は一切ありません。

ミサイルの脅威にばかり終始して、この工作員の存在を忘れてはいませんか?

ミサイル攻撃の脅威はもちろんだが、工作員による工作活動こそが我々の身近な脅威である

これは忘れてはいけない。

拉致

我々は他国よりも深刻な問題があります。
言わずとも皆さん理解しておられるでしょう。

北朝鮮による日本人拉致

これを解決出来ぬまま数十年…

2002年小泉訪朝からも15年。

未だ解決出来ずにいる。

拉致に関して、北朝鮮工作員は無闇やたらに日本人を拉致したというようなイメージを抱く人も多いでしょう。

その様な拉致もあるけれど、実際には用意周到に拉致したケースが多数です。

男性なら、独身で身寄りもない、行方不明になっても探す者がいない。
特別な知識や技術を持っている。


女性ならば若く、子供が産める。
特別な知識や技術を持っている。


それらを調べた上で狙い撃ちに拉致したケースは少なくありません。

認定拉致被害者ならば田口八重子さんはその一人です。
そしてこの様なケースには在日や日本人の協力者が介在しているのです。

このケースが顕在化した今も尚スパイ防止法すらない我が国で北朝鮮の工作員はやり放題。
現在も行方不明者をよくよく調べれば拉致ではないか?
そう思える事件は少なくありません。

そして、我が国はそれら訳の分からぬ状態のまま、拉致被害者を救い出さなければならい。

そして考えるべきは

国民が知り、声を上げれば国が、政府が動く!
自衛隊を派遣しろ!

憲法を変えて自衛隊を国軍にしろ!

様々な声を聞きます。

確かに、それはそう。
正論に聞こえる。

けれど、本当にそうでしょうか?

見た目には拉致について、全く動きがないように見える。
政府は何にもしていない様に見える。
けれど、ニュースをしっかり捉えれば、今の政権が全く動いていないとは言えない訳です。

また『政府を動かす』と言う論調の大半が『自衛隊派遣』をその先に考えています。

なので、延長線上に憲法改正を見ています。

しかし、我が国の自衛隊は他国の様な軍隊ではないのです。
あくまで警察権の範疇による組織です。

拉致とは国権の侵害です。
更に、その様な事態は憲法にも法律にも書かれていないのです。
これは超法規的事態です。

超法規的事態は憲法や法律を超えた事態です。

そこに『憲法がー!』とか、甚だおかしな話しではないでしょうか?

法律を超えた事態をどうやって法律で考えるのでしょうか?
自国の憲法や法律を超えた事態を無理矢理、憲法や法律に押し込めて考える。

これこそが敗戦後の刷り込みです。

超法規的事態においても、憲法を金科玉条のごとく考えてしまう。

憲法が命より上なのか?

よく考えたら解る事です。

その上で我が自衛隊には救出作戦を独自に行う事は出来ない。

自衛隊はあくまで専守防衛なる日本語にはない無茶苦茶な言葉に縛られた組織です。

つまり、外征する事を全く考えていない組織です。
その組織が北朝鮮へ乗り込み、あの米軍すら難しい人質奪還なる作戦が出来る筈はない。

また、敵基地攻撃能力も策源地攻撃能力もない。

米軍ですら、敵地に乗り込み地上部隊を展開する為には空爆などをしてある程度『面』で攻撃を加えたのちに地上部隊を展開するのです。

いきなり地上部隊を展開出来るのは、ウサマ・ビン・ラディン殺害の様にピンスポットで出来る場合のみです。

我が国の陸自には外征する装備がありません

策源地も敵基地も攻撃する能力はありません

また殺すより、殺される方が良いとか考えるバカが多数いるのです。

自衛隊が今の装備で拉致被害者奪還などすれば、その目的を達成する前に全滅します。

つまりは奪還などという絵空事を宣う事は無責任極まりない

そう私は考えます。

法を超えた事態には国際法や国連憲章や国際条約を駆使して、奪還ではないあくまで救出をしなければならない。

今般、米国が北朝鮮に侵攻する事になれば、これに乗じて自衛隊の派遣をし米軍の協力を得ながら救出作戦を展開するしかないのです。

当然ながら北朝鮮人民軍の抵抗があるでしょう。

戦闘となれば自衛隊員に犠牲者が出る。

しかし、幾ら犠牲者が出ようと守らねばならんものがあるのです。

そうでなければ、我々の暮らす国が無くなってしまいます。

それと同時に自衛官が相手を殺すことを覚悟せねばなりません。

死ぬ覚悟より、更に難しい事です。

米国が北朝鮮に侵攻する事態は、我々にとっては拉致被害者救出のチャンスです。

逆を言えば、米国が北朝鮮に侵攻しなければ我々そのチャンスを逸する事になります。

もし米国が北朝鮮と交渉により解決を図るならば、米国はその交渉のテーブルに『拉致』を上げるでしょうか?

そう考えれば、これは最後のチャンスかもしれません。

このチャンスを生かすも殺すも我々次第です。

自衛官に犠牲者が出たなら戦死扱い

自衛官が相手を殺害したならば人殺しの汚名を着せない

啓蒙すべきはここであって、そしてそれを考えなければならないのです。

我々はもう覚悟を決めなければならい!知るべき考えるべきは、一人一人が自らの頭で考え何を覚悟しなければならないのか?

今、我々に突き付けられているのです。