平成徒然草

衛星通信つれづれなるままに…。 JE1CVL Kuge Fumio
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衛星通信記録1月7日(土)

2012-01-07 08:57:41 | アマチュア無線

本日午前7時快晴2.0℃ 七草粥 松の内今日まで

【ARISSat-1を振り返って】「その2」
内蔵バッテリーがなぜすぐだめになってしまったかは、謎です。何か最初から予想されていたような気がしてなりません。AO-7、DO-64、ARISSat-1と内蔵バッテリー無しでも運用可能なことの証明にはなりましたが…70cm(UHF帯アップ用)のアンテナがなぜ折れたか。原因は公表されていません。宇宙空間へ持ち出した後気が付いたのであり、そのまま放出すべきかどうか、苦肉の判断を迫られたはずです。放出作業は後回しになり、その間に地上から試しに70cmの信号を送ってみたかも知れません。本体からわずかに出ている部分で信号を拾い、通信可能との判断がなされ、最終的に放出された?細かい詮索をしても始まりませんが、折れたエレメントはどこにあるのでしょう。ISSの船内、それとも宇宙空間へこぼれてデブリになった2mのアンテナの方が当然エレメントが長いのですが、こちらは正常。しかし、運搬時に被せてあったオレンジの保護フィルムがはずされないまま放出されたように思うのは考え過ぎでしょうか。アンテナの先端がSSTVカメラに写しこまれるように設定してあったので、目印にわざと付けたものなのか、宇宙空間での劣化等を確認する試料フィルムなのかは分かりません。以上、分からないことがかなり多く、推理を楽しませてくれました「2」も打ちあがるはずですが、現在情報はありません。半年に満たない寿命の衛星に多くの費用をかける訳であり、そうたやすく開発が進むとは思えません。全世界でも250人くらいしか関心を持っていないとなると全くマイナーではありますが、早い時期の開発を願ってやみません(終わり)

コメント
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