●本日午前7時快晴-1.6℃ 雪晴れ 積雪5㎝くらい
◆↓TLEが更新された時刻からして、予定高度に達しているTLEと思えます。CASAT32で計算すると確かに切り離された直後、日本の上空を通過します。切り離し時間1月25日午前8時18分30秒JST、AOS(TOKYO)08:21 MEL26.2° (Tnx.information via JE9PEL)
PROGRESS-M 13M
1 37857U 11062A 12024.37006293 -.00383393 00000-0 -17671-1 0 848
2 37857 51.6431 128.5923 0010414 248.0178 146.4245 15.21461999 13414
↑日本時間、今日の夕方5時52分53秒現在のプログレス補給船のTLEです。今夜の10時過ぎに更新されて、ISSとは別軌道になりました。現在軌道を上げている最中なので、明日の朝のRS-39の切り離し時までにTLEが更新されないとRS-39の軌道を掴むことは出来ません。切り離し時のTLEとして更新されれば、RS-39の軌道要素として使えるはずです◆このTLEがどこにあるかですが、 http://celestrak.com/NORAD/elements/ Celestrak Current NORAD Two-Line Element setsの「最近30日打上げ」の下「Space Stations」の中にPROGRESS-M 13Mとしてあります◆RS-39のTLEがどこにも出て来ないので、さし当り追うにはこの方法しかないことになります。
【カミナリのエネルギー】RS-39のニックネームには「M」がついています。このMは「モルニア」で雷雨のことです。雷雨に関係したことを研究する衛星であることから付けたのでしょう◆雷雲が大規模であればあるほど、その中で発生する雷のエネルギーは大きなものと言えます。稲妻は高エネルギーの電子ビームです。大規模な雷雨のシステムの中で生成された強い電場で加速されて非常に高いエネルギーの電子ビームとなるのです。この稲妻の発生と同時に地上ガンマ線が生成されることが知られていますが、RS-39はこのガンマ線の研究とのことです。そのためになぜ500㎞の軌道高度が必要なのかは分かりません◆ISSから夜間の地上を写した映像で、稲妻が地表を明るく照らすのが手に取るように分かる映像がありました。500㎞の高度から地表付近の雷雲を捉えて研究するものと思われます。
11:52のFO-29 ■交信(SSB)JA1CPA JA1FMU★2350Hz
12:27のAO-27 Telemetryは6Frames採れるべきところ、1つしか採れませんでした。
【通信の基礎知識】「ナツメ社」1,500+税で安くはないのですが、内容は満足の行くものでした。この本に書いてあることぐらいは、ひと通り頭に入れて理解していないと、どうもIT社会においていかれそうです。本屋で30分くらい選びぬいた結果決めました「あれはどういうことだったかな?」ということがおありの御仁にお勧めの本です◆この種の本が置いてあるコーナーで驚いたことの一つ「iフォーン4」のマニュアル本が所狭しと置いてあったことです。10種類くらいあったでしょうか。